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皆さま、おはようございます!

 

前回に引き続き、

旧・国鉄白棚(はくほう)線の駅跡の訪問記の

今回は6回目です。

次回が最後なので

もうちょっとだけお付き合いくださいませ。

 

前回のブログもチェックくださいませ。

 

今回は

磐城金山停留場(旧磐城金山駅)から1.7キロ東方にある

梁森(やなもり)駅跡の訪問記でした。

 

まずは梁森駅跡の場所ですけど、

跡地にはバス停の梁森停留場がありますので

わかりやすいです。

グーグルマップに写るこちらが

梁森駅跡に設けられた梁森停留場でした。

 

梁森停留場は

白棚線の線路跡を転用したバス専用道上にありましたが、

梁森停留場を含む区間は7月1日付で廃止。

バス停は並行する国道289号線上に移設されたのが

記憶に新しいですよね。

バス専用道を往来するバスを見たくて、

最終日の6月30日に

慌てて現地を訪れた次第です。

 

廃止間際の停留場には、

こんなパネルが掲げられてましたっけ。

 

そんな梁森駅は、

白棚鉄道が全線開通した翌年の大正6年に開業。

ごくごく短い期間ですけど

貨物専用線が分岐していたそうですよ。

 

下は国土地理院のサイトから転載した

昭和23年撮影の航空写真ですが、

白棚線に面したホームと

その下に伸びる専用線の路床が見えますかね?

専用線の長さは総延長1.6キロで、

梁森駅と白河鉱山(のちの昭和鉱山)を

結んでいたとのこと。

 

航空写真に写る路床を辿ると

こんな経路だったようです。

 

路床の終点付近をズームしてみると、

貨車に鉱物を積み込むためのホッパーや

その奥に伸びる線路跡が写ってました。

ちなみに鉱山自体は

昭和38年まで操業していたそうで…

Wikipediaによると

白棚鉄道は33両の無蓋車を所有し、

白棚線が国有化された以後は

貨車も国鉄車両に変わったそうですよ。

残念ながら今回の旅では

専用線跡見る前にタイムアウト。

いつか再訪を果たしたいです。

 

それでは梁森駅跡に設けられた

梁森停留場を眺めてみましょう。

まずはかつてホームがあった側にある

白河駅方面行き乗り場の待合所からです。

こちらの待合所は木製のモノ。

待合所はバス専用道が整備された昭和32年に

設けられたモノでしょうかね?

 

激シブなベンチが置かれてましたぜ☆

 

側にある棚倉駅方面行きバス停の待合所は

モルタル製です。

理由はわかりませんけど、

白棚線(バス)の停留場に設けられた待合所は

なぜか上下線で仕様が違ってるケースが多いです。

 

側面にガラス窓が無いので

悪天候な日は雨風が強く吹き付けそうな予感…

 

中はこんな感じでした。

 

鉄道時代のホームですけど

この辺りにあったのではないでしょうか?

 

梁森駅で分岐していた専用線は

道路に転用されました。

白棚線の本線、分岐していた専用線ともども

道路に変わったワケですが、

今でも線路が分岐していたとわかるこの光景、

廃線跡好きには堪らないのではないでしょうかね?

 

この先を歩けるのは

いつのことになるやら。

 

専用線の分岐点付近で

ちょいと気になったことがありまして…

この付近が鉄道用地であったことがわかる境界標が

バス専用道周辺だけではなく、

専用線が分岐していたちょい先まで立ってました。

分岐点付近の土地は

おおよそJRが管理していたようで…

これも鉄道が分岐していた名残ではないでしょうか?

 

待合所の隣に

専用線とその先に白河炭鉱(昭和炭鉱)があったことを記す

石碑がありました。

 

バス停から、

線路跡とわかる緩いカーブが残るバス専用道を見ます。

 

梁森停留場を発着するバスの動画を撮りました。

ぜひぜひご覧くださいませ。

 

白棚線の駅跡訪問、

次回は再び国道289号線上に戻ります。

この石垣はひょっとすると鉄道時代のモノか…?

そんなことを感じさせた駅跡ですけど

長くなりましたので次回に続きます。

 

 

 

 

 

旧国鉄白棚線の線路跡を転用したジェイアールバス関東白棚線の駅跡めぐり

 

白河駅跡(令和6年6月30日)

登町駅跡(令和6年6月30日)

南湖駅跡(令和6年6月30日)

関山口駅跡(令和6年6月30日)

古関駅跡(令和6年6月30日)

番沢駅跡(令和6年6月30日)

磐城金山駅跡(令和6年6月30日)

梁森駅跡(令和6年6月30日)

三森駅跡

金沢内駅跡

磐城棚倉駅

 

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