皆さま、こんにちは!
世の中にはユニークな機能を持つ駅舎が存在しますが、
今日は音楽スタジオを備えた駅の訪問記です。
ウソみたいな話ですが、
実在するんですから驚きですよね。
5年前に訪れたこちらでした。
福塩線・三良坂(みらさか)駅です!
自分は母方の実家が福塩線沿線にあるので
列車では何度も通過したことがある駅でしたが、
駅前はこの日初めて立ちました。
駅舎の堂々とした佇まいに
思わず息を呑んじゃいましたよ。
念のために言っておくと、
こんな巨大な駅舎を持ちますけど
1日に6往復の普通列車しか停まらない無人駅です。
駅舎は昭和8年の開業当時から使われていた
国鉄時代の駅舎に代わって
平成2年に建て替えられたモノとのこと。
「三良坂リバティホール」と名付けられてました。
そんな駅舎が建て替えできた理由は
昭和63年~平成元年にかけて交付された「ふるさと創生事業」
(国が各市町村に対し用途不問で1億円を交付した事業)
の一部を財源に出来たからです。
五能線・木造駅(巨大土偶が駅舎にひっついた駅)や
久大本線・田主丸駅(カッパがモチーフにした駅舎を持つ駅)も
「ふるさと創生事業」を財源にした駅舎を持ちますが、
どこもユニーク揃いですね。
自分が訪れた5年前は駅前広場が整備中。
現在は駅前広場が完成し、
その先に見える馬洗川を渡る道路橋も開通したそうです。
それまで駅から主要幹線の国道184号線に出るには
旧道を迂回しなければならなかったのに、
現在は駅前と国道が直結したからありがたい。
それまで減少方向だった利用者数が増えると
よりありがたいのですが…
駅舎の改築後もしばらくの間は
簡易委託駅として出札窓口が営業していたそうです。
窓口が今も残されてましたよ。
その手前側に待合室がありました。
待合室は住めるレベルの居住性があるのが嬉しいですね。
間違ってもここに定住してはいけませんぜ☆
壁面に「三良坂町民の心」が掲げられてましたが、
当の三良坂町は平成16年に町村合併して
新制の三次市に変わってます。
念のために言っておきますね。
出札窓口前の通路を抜けてホームにイン。
三良坂駅は単式ホームがあるだけの棒線構造の駅でした。
向かい側に廃ホームがある光景を見て
お気づきかもしれませんが、
国鉄時代の三良坂駅は列車の退避が可能な構造でした。
昔の三良坂駅の写真を見ると、
廃ホームの上に巨大な倉庫っぽいモノが写ってますので
貨物列車の荷役をメインに使われていた
ホームかもしれませんね。
Wikipediaによれば
福塩線から貨物列車が消えたのは昭和61年とのこと。
自分が幼少の頃(昭和50年前後)、
母方の実家に長期間で帰省した時は
福塩線の貨物列車は一度も見たことがないですけど、
どんな運用だったのでしょう?
今も気になってました。
さてさて、冒頭に書いた音楽スタジオついてです。
ソレは駅舎の階上にありました。
自由に出入りが可能な階段を上がると
様々な意匠が施された出入口が見えてきますの。
そっと中を覗いてみると…
ドラムセットやアンプが鎮座してるじゃないですか!?
ドアに貼られた案内によれば、
スタジオ利用者はこれらの楽器を使えるみたい。
しかもこの部屋、市内在住の高校生以下は750円/hで
利用できるんですって。
他に「ラウンジ」もありましたけど、
これらの設備はどんな目的で使われるのでしょう?
ミラーボールがぶら下がっているから
カラオケルームなのかな?
文化祭シーズンの真っ只中、
女の子にモテモテな人気者ポジションと言ったら
軽音楽部のドラムかベースで間違いないでしょう。
三次市内の高校生の皆さん、
ここで男を磨いてみてはいかがです?
もちろん女性の皆さまもぜひ!
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