皆さま、こんにちは!
鹿児島県の吉松駅と宮崎県の都城駅を結ぶ吉都線。
駅好きな方に、吉都線内で一番好きな駅はどこ?と聞いたら
ここと返ってくるのではないでしょうかね?
その理由ですが…駅舎を見れば一目瞭然でしょう。
えびの市の玄関口である、こちらの駅でしたよ。
吉都線・えびの駅です!
まるで映画のロケセットのような駅舎ですがもちろん現役。
吉都線が開通した当時に建てられた古い駅舎を持つ駅は
えびの駅が唯一なんですって。
これを見たくて訪れる観光客もいるらしいです。
ちなみにこの駅舎、大正元年に建てられたモノらしい。
それを示す建物財産票が駅舎に貼られてました。
なお、駅舎は保全のために登録有形文化財に登録されてるとのこと。
登録有形文化財に登録されてる駅舎、
第三セクター路線では見たことがありましたが(くま川鉄道湯前線等)、
JR駅では初めて見た気がします。
そんな駅舎、ここ以外にもあるのかしら?
先ほど「えびの駅」の駅舎を「ロケセットのよう」と書きましたが、
実際に、平成13年に公開された映画「美しいキリシマ」の舞台として
使われたそうです。
駅前にはそれを記念した碑が立ってましたよ。
どんな映画なのかが知りたくてyoutubeで検索したら、
30秒の「予告編」にも駅舎がしっかりと映ってました。
これ、観たら絶対に泣くやつやん。
子供が出てくる戦争映画はホントに弱いのよねぇ…
この映画、今はブルーレイ版も販売されてるみたい。
レンタル落ちの中古品なら送料込み700円ちょっとで入手可能です。
映画に登場した「えびの駅」が気になる方はぜひポチってくださいませ。
そうそう、訪問時は気づきませんでしたが、側窓は元々はアルミサッシで
映画の撮影に合わせて「昔ガラス」を再現した木枠に戻したそうです。
どおりで「えびの駅」の駅舎が古く見えたわけだ。
そんな駅舎を映画のセット気分で眺めてみました。
まずは駅舎内の様子からです。
出札窓口にアクリル板が貼られてますが、
もちろん飛沫感染防止パネルではありません。
出札窓口といえばこの造りですよね。
駅舎内には登録有形文化財に登録された「えびの駅」の駅舎の
歴史が掲げられてます。
ふむふむ、開業時の駅名は「加久藤駅」で
平成2年に現在の駅名に改称されたと…メモメモ
事務スペースの中が賑やかだったので覗くと駅名標が置かれてました。
霧野駅…先述の映画に登場した架空の駅名ですね。
路線名は「霧島線」、
霧野駅はえびの飯野駅辺りにある駅の設定だったのでしょうか?
駅舎とホームの境に木製のラッチ(改札口)がありましたが、
今思うと、コレも映画のロケに合わせて再現されたモノなのかも。
「これが百年前に造られたラッチの風合いか!」
と呟きながらさすってましたが、実は平成13年製なのかもしれません。
構内踏切を渡ってホームに入ります。
えびの駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。
ホームの中央に近代的な待合室がありますが、
映画ではどのように処理されてたのでしょう?
駅舎以外は映画に登場してないとか?
そのことがめっちゃ気になってましたが…
アマゾンをポチるしかありませんな。
駅舎の片隅にあるコレは
レールスター(新幹線じゃない方)置き場でしょうか。
レールを見るとついつい製造元を調べたくなる自分。
残念ながら製造年等の刻印を見つけることは出来ませんでした。
最後はもう一度、レトロ感たっぷりな駅舎の画像で〆ます。
・映画やアニメを見るとシーンに登場する聖地を巡礼したくなる
・訪れた駅がロケ地だったと聞くと、その映画やアニメを見たくなる
これが最近の、自分の行動パターンでした。
そんなことから購入したDVDソフトがありまして…
IGRいわて銀河鉄道の小繋駅が舞台になった「待合室」という映画です。
アマゾンでポチってしばらく放置してましたが
ついに開封して観ました。
どんな駅画だったのか…後日、ブログでじっくり書かせて頂きます。
↑(吉松駅方面)
えびの駅(平成27年12月2日)
↓(都城駅方面)
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れるフォロワー登録をお願いします!