皆さま、こんにちは!
先週末から降り続く豪雨で九州の状態が心配ですが、
中でも気になっていたのが吉都線。
小林市内の小林駅-西小林駅間で路盤流失が発生したようです。
自分は3年前に吉都線の駅巡りを楽しんできました。
今日はその中から西小林(にしこばやし)駅の訪問記です。
今回の豪雨の被災区間に近い西小林駅。
いろんな特色がある駅ですけど、その中でも一番知られているのが
「吉都線内でもっとも高い標高地点にある駅」であること。
西小林駅があるのは標高286メートル地点で、
九州最高地点にある豊肥本線・波野駅(754メートル)には及びませんが、
えびの高原近辺らしいロケーションにあるのです。
だからと言って、駅は大自然に囲まれてるわけではなさそう。
駅前には住宅が建ち並んでました。
西小林駅は昭和4年に開設された駅で、
現在の駅舎は古い木造駅舎に代わって
国鉄~JR移行期に建て替えられたモノ。
JR九州…というか吉都線内でもよく見かける仕様の駅舎でしたよ。
利用者数のバロメーターであるチャリ置き場を見ます。
西小林駅の主な利用者は地元の高校生のようですね。
自分が西小林駅を訪れた時の吉都線の列車本数は11往復。
現在は8往復まで削減されましたが、
その後の利用者数の推移が気になります。
駅前にこんな装置が置かれてましたが、これって何でしょう?
雨水を貯め込んで再利用する装置かな?
今ごろ水が溢れ出ているのではないでしょうかね?
簡易駅舎の中も写真を撮りたかったですが、
中でJKが列車待ちをされていたので今回はスルー。
「(駅の)写真を撮ってもいいですか?」なんて声を掛けたら
次の日の警察広報で
「駅の待合室で怪しい中年男性が女子高生に声を掛ける事案発生」
なんて告げられるのがオチですので。
西小林駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。
写真を見てお気づきかもしれませんが、
国鉄時代(無人化される以前の昭和60年まで?)は
列車が行き違いできる構造で、向かい側にもホームがあった模様。
対面側のホームが使われなくなって久しいですが、
廃止されたホームは現在も撤去されずに残ってました。
なお、2本のホームは跨線橋で結ばれてたそうですけど、
吉都線内にある駅で跨線橋を持つのはここが唯一だったとのこと。
跨線橋は赤〇印付近にあったそうですが、
マニア目線で見ると、先に書いた路線内最高位にあることも含めて
西小林駅はいろいろと面白い駅だったみたいですね。
構内には真っ赤なお花が咲き乱れてましたが最初に言っておきます。
自分が西小林駅を訪れたのは12月のこと。
なのにこんな風景が楽しめるのですから、南国宮崎やっぱスゲーわ。
西小林駅に列車が到着到着。
ホームからJK、もとい単行のキハ40を見送ります。
九州のローカル線にはキハ40が似合いますね。
吉都線はかつて日豊本線の一部区間だった歴史を持つ路線です。
長いホームはその当時の名残りなのでしょう。
最後は駅名標で〆ます。
今回の豪雨では
吉都線の被災規模が大きく復旧には数カ月単位の時間がかかるとか。
多くの通学生が利用する路線ですので一日も早い復旧を願ってますよ。
↑(吉松駅方面)
西小林駅(平成27年12月2日)
↓(都城駅方面)
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