皆さま、おばんです!
ついに全国的な緊急事態宣言が解除されましたね。
新型コロナの第2波、第3波が到来する可能性がありますので
大手を振って喜ぶわけにはいきませんが。
6月から仕事が忙しくなりそうなのでスグに旅は出られませんけど、
自粛が始まる前に予約していた宮崎行きの飛行機の予約が
キャンセルせずそのままなのでこれは利用したいと考えてました。
宮崎県は過去に三度旅してまして、
一番最初は吉都線の駅巡り目当てです。
あの旅から5年も過ぎてたとはビックリ。
今晩は吉都線・えびの飯野(えびのいいの)駅の訪問記です。
吉都線には「えびの駅」「えびの上江駅」「えびの飯野駅」と、
3つの「えびの」駅が並んでます。
国鉄時代は「加久藤駅」「上江駅」「飯野駅」だった駅名を
平成2年にそれぞれ改称したのですが、
「えびの」を冠する駅が今は3つもあるのに
国鉄時代はひとつも無かったという事実に驚愕してました。
ちなみにこの3駅の中心になるのが「えびの飯野駅」で
国鉄時代は唯一、急行列車(急行えびの)が停車する駅でしたよ。
そんな駅だからなのか?
「えびの飯野駅」は「えびの駅」と同じく大正元年に開業した駅なのに、
昭和35年築のモルタル駅舎を持ちます。
駅舎の壁面に沢山のLEDが装飾されてましたが、
コレ、夜になるとギラギラ光るヤツっすね!
えびの飯野駅のイルミネーション点灯は12月~2月末の期間限定で、
京町温泉駅、えびの駅、えびの上江駅にも
イルミネーションが施されてるそうです。
えびの上江駅のホームにLEDが装飾されてるの、
今になって気づきましたわ。
7月に吉都線を再訪出来そうなのに、
イルミネーションの点灯時期でないのが惜しい…。
自分が訪れた時は、駅舎の前に飯野高校生の力作が展示されてました。
奥に見えるピラミッドみたいのは「えびの市」の市章で、
手前は付近で見ることが出来る田の神様(タノカンサァ)であってるかな?
車両はキハ40ではなくキハ47で間違いないでしょう。
側扉が両開きになってるもんね。
昭和35年築の駅舎はとにかく広め、
これで無人駅なのですから驚きですって。
昭和55年まで貨物輸送の取り扱いがあったそうです。
当時は多くの駅員さんが常駐する駅だったのでしょうね。
手荷物の窓口の貼られた「いらっしゃいませ」に
萌えを感じるのは自分だけかな?
待合室もですが、それ以上に広く感じたのが事務室です。
こんだけ広いと、えびの飯野駅が有人駅時代に
どんな使われ方をされていたのか気になりません?
そこで見たのが、国土地理院のサイトに掲載されてた
昭和51年撮影の航空写真です。
構内に大量の貨車が留置されてるのがわかりますかね?
今はなき貨物ホームの周辺に有蓋車と…
東側(画面左側)に砂利を輸送するための無蓋車の姿が見れました。
駅前に木材倉庫があるのでコレも出荷してたのでしょうか?
こちらは待合室に掲げられた2枚のヘッドマークです。
昭和末期~平成初期は各地で
ミステリー列車(行き先不明の団体列車)が運行されましたが、
情報過多な現代は、こんな列車の企画は難しいでしょう。
つまらない世の中になってしまったなぁ。
構内踏切を渡ってホームに入ります。
えびの飯野駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。
ホーム中央に鎮座しているデッカな上屋は
レールを用いた支柱で組まれたモノです。
1934年(昭和9年)製の官製レールや多用されてましたよ。
最後はえびの飯野駅の名所案内で〆ます。
駅の南方に「韓国岳」があり、どんな韓流な山なのかと思いましたら
呼びは「からくにだけ」で「かんこくだけ」ではなかったみたい。
韓国(朝鮮半島)が見渡せる山だからこの名が付いた…
という説があるみたいですが、実際は見えないそうです。
ここが福岡県内ならまだしも宮崎県の山なのに絶対無理でしょうよ。
ブログを書いていたら宮崎県が恋しくなってきました。
旅が実現できれば、宮崎県&鹿児島県内のJR駅すべてを
見終える公算なのですが…
コロナの終息状況を見ながら行くか否かを決めたいと思います。
でもやっぱり宮崎に行きたいよ~!
↑(吉松駅方面)
えびの飯野駅(平成27年12月2日)
↓(都城駅方面)
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