皆さま、こんにちは!
鳴門線の駅巡りの最後、
終着駅である鳴門(なると)駅の訪問記です。
ブログでは、鳴門線の全駅の訪問記をUPするのに6日間かかりましたが、
列車では最短11分で乗り通せるミニ路線。
鳴門駅はそんな鳴門線内で唯一のJR直営駅でしたよ。
まずは鳴門駅を語る上で知ってほしい歴史からです。
鳴門線が大正5年に開通した際、
最初の終着駅は現在の撫養駅であったことを前回のブログで書きました。
鳴門駅の建設予定地付近に塩田があったために、
路線の敷設当時に駅建設の反対運動が起こったとか。
結局のところ、鳴門駅は路線の開通から12年遅れの昭和3年に開業。
当時は現在地よりも200メートルほど南側の
撫養川近くに駅があったみたいですね。
国道の整備により踏切を解消することから昭和45年に移設されたそうです。
ここらは当時、撫養町であったことから開業当時の駅名は「撫養駅」。
現在ある撫養駅からを譲り受けた駅名です。
これによって撫養駅は「ゑびす前駅」に改称されました。
ところが昭和22年に撫養町が町村合併して鳴門市に変わると、
二代目の「撫養駅」は「鳴門駅」に改称、
一旦「ゑびす前駅」に改称された初代・撫養駅は
再び「撫養駅」に戻されたのです。
ややこしや~
そんなことで、現在ある鳴門駅は
実質的には昭和45年に開業した駅でした。
駅舎が工事中でしたので「もしや改築?」かと思いましたら、
耐震工事の真っ只中だったみたいですね。
先にも書きました通り、鳴門駅は鳴門線で唯一の直営駅で
「みどりの窓口」も備わります。
駅舎が大きい割に待合室が狭かったので、
他にどんな施設が入居してるのかと思いましたら、
観光案内所だったみたい。
鳴門駅付近は名所だらけの観光スポットですし、
需要があるのでしょうね。
「鳴門駅が見たくてここに来た」と言ったら
職員さんに怒られちゃいそうです。
それではホームに入りましょう。
駅の北側に構内踏切がありここからホームに進入出来ますよ。
鳴門駅は島式ホーム1面2線構造。
一昔前までは、駅舎とホームは構内踏切ではなく
跨線橋で結ばれてました。
ホームの奥に空地がありますけど、
昔はここにも線路が敷かれていたのでしょうか?気になります。
構内踏切から線路の末端部分を見る。
昔はこの先にも線路が伸びており、
貨物ホームと機関車を付け替えるための機回し線があったみたいです。
排気ガスで汚れている線路敷き。
非電化区間でしか見れない光景ですね。
さてさて、鳴門駅には無料で楽しめるアレがあるのですよ。
ここに立ち寄った際は絶注目ですぜ☆
場所は駅前、こんな建物が建ってるのです。
この建物、待合室を備えたバス停なのですけど…
寄ってほしいスポットはこちらではなく、
待合室の奥にあるこちらなのです。
温泉マークの暖簾があるってことは、ここはひょっとして…?
足湯でした~!!!
鳴門線の列車は鳴門駅に到着後に数分で折り返すので、
鳴門駅で長時間滞在する乗り鉄さんは少ないかもしれませんが、
これはぜひ体験してほしいです。
ここの足湯は肩こりや関節症にも効く
れっきとした「温泉」みたいですから。
鳴門線は駅数が少ないので、
数時間あれば列車ですべての駅を周ることが出来ます。
最後にご褒美の「足湯」路線でしたよ。
↑(池谷駅方面)
鳴門駅(令和元年8月6日)
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