皆さま、おはようございます!

 

総延長距離がわずか8.5キロのミニ路線である鳴門線。

前身は徳島市と鳴門市を結ぶために開業した阿波鉄道の路線で

昭和8年に国有化されました。

そんな鳴門線には起点の池谷駅を除くと6つの駅あるのですが、

1駅だけ国鉄時代に設けられた駅があるのですよ。

歴史が浅いから面白味が無い駅じゃないかって?

とんでもないです。

昭和32年に開業したこちらの駅でした。

鳴門線・阿波大谷(あわおおたに)駅です!

国の伝統的工芸品に指定された大谷焼の窯元がある

大谷地区の最寄り駅だそうです。

 

…なんて大谷焼のことを知ったかぶりして書きましたが、

実はその正体について何も知らなかった自分。

高徳線と鳴門線の分岐駅である池谷駅に数多くの焼き物が並んでいて、

初めて存在を知りましたよ。

 

阿波大谷駅のホームからも窯元の煙突が見えるそうですけど、

どこかにありましたっけ?

さっぱりわかりませんでしたわ。

 

一応、駅の周辺も見て周りましたがそれらしい建物は見つけられず…

というか自分、そもそも窯元がどんな建物なのか知らんし。

 

見つけと言えば、踏切の近くに電話ボックスがありました。

最近は公衆電話が普及したために急激に数を減らしてますよね。

財布に必ずテレカを忍ばせていた時代が懐かしいです。

最近はテレカを知らない世代の子たちが

増えてきたんじゃないかしら?

 

一応、使えるかどうか確認しましたけど受話器を上げても反応なし。

これってお金を入れないと、うんともすんとも言わないんでしたっけ?

やばい、公衆電話の使い方すら忘れてしもうた。

 

そんなことで、窯元探しは諦めて再び駅に戻ってきました。

阿波大谷駅は単式ホームがあるだけの簡素な造りの駅ですが、

ホームの延長、嵩上げ、上屋の交換等々、

幾度か改装されてるみたいですね。

 

様子を確認するためにホームに入ります。

 

阿波大谷駅の単式ホームなり~

 

駅施設そのものは特に代り映えしてませんでしたが、

ホームの出入り口付近に、

大谷地区で古くから伝わる伝説を紹介する看板が掲げられてました。

伝説の表題は「猟師の墓」「猿の墓」というモノです。

今から六百有余年前の出来事。

集団で人里に降りてはたびたび危害を加える大猿を退治しようと、

播州(今の兵庫県西部)から一人の漁師が訪れました。

猟師は果敢に大猿に立ち向かいましたが殺されてしまい、

敵討ちの訪れた猟師の弟がついに大猿を退治。

大谷地区には今も「猟師の墓」「猿の墓」と呼ばれる

古墳があるんですって。

 

そんな伝説があるんだ、

と思いながら看板を眺めていたのですが…

これを見てビクッとしちゃいましたよ!!!

夜中に知らずに見たら腰が抜けちゃうヤツじゃないですか。

JR四国さん、駅にトラップは仕掛けないでくださいよ~

 

最後は阿波大谷駅を発車する列車の姿で〆ます。

こんなローカルな雰囲気の中を、

ステンレス車体を持つ最新の車両が往来する姿が楽しめるのも

鳴門線の魅力です。

鳴門線の駅の訪問記、まだまだ続きます。

(下記のリンクよりチェックくださいませ)

 

 

訪問駅リスト(JR線)

鳴門線

 

↑(池谷駅方面)

阿波大谷駅(令和元年8月6日)

立道駅(令和元年8月6日)

教会前駅(令和元年8月6日)

金比羅前駅(令和元年8月6日)

撫養駅(令和元年8月6日)

鳴門駅(令和元年8月6日)

 

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