皆さま、こんにちは!

 

前回のブログで函館本線(砂原線)池田園駅の訪問記をUPしました。

函館本線・池田園駅

(前回のブログもぜひチェックくださいね)

【まったり駅探訪】函館本線(砂原線)池田園駅に行ってきました。

 

池田園駅は大沼電鉄線に存在していた駅の名を引き継いだ駅。

大沼電鉄線は、砂原線の開業と同時に不急不要線に指定されて

昭和20年に廃止された路線でしたけど、

大沼電鉄線は3年後の昭和23年に

国鉄駅との接続駅を大沼公園駅から銚子口駅に変え復活したのです。

下は大沼電鉄線が戦後に復活したばかりの

昭和23年に撮影された航空写真ですが、線路配置に注目ですよ。

函館本線・銚子口駅

緑線が砂原線で、青線が昭和20年に廃止される以前の大沼電鉄線、

赤線が大沼電鉄線が昭和23年に復活した際に

国鉄駅の銚子口駅の真ん前まで新たに設けた連絡線でした。

昭和20年に一旦廃止された大沼電鉄線は

銚子口駅付近でわずかに行路を変えて復活してたのです。

ちなみに銚子口駅のそばに設けられた大沼電鉄線の駅は

「新銚子口駅」とのこと。

大沼公園駅まで伸びてた旧線上には「銚子口駅」があり、

国鉄駅はこの駅名を引き継いだみたいですね。

 

70年前まで大沼電鉄線との接続駅だった

砂原線の銚子口(ちょうしぐち)駅

現在の様子を見てきましたよ。

函館本線・銚子口駅

ちなみにこの日は、鉄道に超詳しい

函館在住の友だちに同行してもらい銚子口駅を訪問しました。

彼の助言によりスゴイものを見ることが出来たのですけど

それは後ほど触れることにしまして…

 

銚子口駅は砂原線が開通した昭和20年に開設された駅でした。

函館本線・銚子口駅

国鉄時代は古い木造駅舎があったそうですけど、

JRに移行した直後の昭和63年に現在の駅舎に代わったそうです。

 

銚子口駅が無人駅化されたのは駅舎改築後の平成4年だそうで、

それまでは簡易委託駅だったとのこと。

駅舎内に出札窓口が無いことに疑問を感じましたが…

函館本線・銚子口駅

切符は駅舎内ではなく、商店で販売する構外委託を行っていた模様。

 

駅前に閉店したと思われる商店らしき建物がありましたが、

ここで切符を販売していたみたいですね。

函館本線・銚子口駅

函館本線・銚子口駅

友だちの助言によれば

以前は「切符売場」の看板も掲げられてたみたい。

最近は構外販売をする簡易委託駅をとんと見なくなりました。

 

さてさて、銚子口駅をチェックしようと動き始めたのですけど、

足元を見たらギョッとしまして…

なぜか?駅全体を大量のバッタが覆っていたのです。

函館本線・銚子口駅

歩く先々でバッタを踏みそうでホントに苦労しました。

そもそも自分、昆虫は全般的に苦手なのですよね。

カサカサッって音を立てながら寄ってくるのを想像するだけで

虫唾が走りますよ。

 

駅舎内には駅ノートがありました。

ページがあまり進んでませんが、

銚子口駅はマニアコ好みな駅ではないのかしら?

函館本線・銚子口駅

大沼電鉄線の件もあるので、

個人的にはとても気にしていた駅なのですけど。

 

こっちは小学生が描いたパパの絵かな?

函館本線・銚子口駅

右がママの絵ではないことを心より願っております。

 

それと外にはレトロ感満載の駅便(駅の便所)もありましたよ。

函館本線・銚子口駅

 

いつの時代に造られた駅便なのか?

それを示す建物財産票らしきモノが見えたので近づいたのですが…

函館本線・銚子口駅

うげっ!ここもバッタだらけ。

コイツらだけは一生かけても仲良くすることは出来ないと思います。

ちょっとは遠慮というものを知ってほしいわ。

 

続いてはホームにイン。

銚子口駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造。

2つのホームは構内踏切で結ばれてました。

函館本線・銚子口駅

函館本線・銚子口駅

 

構内には怪しげな建物があえましたけど、

裏手側に砂利の山が見えますので保線作業員さんの詰所なのかな?

駅ファンはこんなを風景を見ただけでキュンキュンきちゃいますよね。

函館本線・銚子口駅

 

さてさて、かつて駅前に存在していた

大沼電鉄線の新銚子口駅ですけど…

函館本線・銚子口駅

クルマが停まっている位置辺りに

電鉄線の駅があったことは間違いないと思いますが、

それっぽい遺構は何も見つけることが出来ませんでした。

 

線路はここから奥方に伸びていたはず…

函館本線・銚子口駅

しっかりと駅位置の特定をして訪れるべきでしたね。

皆さんはぜひ下調べの上でお越しくださいませ。

 

こちらは駅のすぐそばにある

「東大沼駅前会館」の看板を持つ公民館です。

函館本線・銚子口駅

函館本線・銚子口駅

「銚子口駅の目に前にあるのになぜ東大沼駅前なの?」と思いましたら、

この辺り一帯の地名が「東大沼」なんですって。

東大沼地区の「駅前にある公民館」だから「東大沼駅前会館」ってこと。

なるほど。

 

こうして友だちと一緒に銚子口駅をチェックしたのですが、

移動中に友だちが

「近くに発電所らしき煉瓦造りの建物がある」と教えてくれたのです。

こちらがその建物でした。

函館本線・銚子口駅

函館本線・銚子口駅

現在は酪農家さんが使用している建物ですが、

ひと目見て古いとわかる造りなのです。

それなのに自分、こんな山奥に発電所なんかあるの?と

内心疑問を感じてたのですよ。

だって辺りに送電線らしき施設がどこも見当たらないのですもん。

そして調べた結果ですけど…

ごめんなさい!

これ、発電所で使われていた建物なで間違いないんですって!

友だちの助言はすべて正解でした。

こんなんだったら、もっとじっくりと見ておくべきでした。

それなのに自分ときたら、

疑ってしまって写真は上の2枚しか撮らず…バカバカバカ~!!!

 

辺りの意見を聞くって本当に大切なことですよね。

そんなことを痛感させられた銚子口駅訪問でした。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

函館本線(砂原線 大沼駅-森駅)

 

↑(長万部・大沼駅方面)

池田園駅(平成30年8月19日)

流山温泉駅(平成30年8月19日)

銚子口駅(平成30年8月19日)

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渡島沼尻駅(平成30年8月19日)

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掛澗駅(平成30年8月19日)

尾白内駅(平成30年8月19日)

東森駅(平成30年8月19日)

↓(函館・森駅方面)

 

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