皆さま、こんにちは!
年末にチビ(15歳♀)と一緒にTDSに行く予定を立ててましたが、
チビについでに駅巡りも楽しむことを話したところ、
「絶対に行きたくない」とあっさり断られてしまいました。
確かに、今までにチビと一緒に行った駅は
橋だけ見て帰ってきた高田の鉄橋駅でしたので
当人にとってはつまらない経験だったのかもしれませんけど、
時にはすごいモノが見れちゃうこともあるのですよ。
こちらは昨年5月に訪れた指宿枕崎線の指宿(いぶすき)駅です。
指宿駅から歩いて10分、車で3分の場所でこんなお山を発見。
古墳好きな自分、
てっきり前方後円墳の後円部かと思って近寄ってみたのですが、
これってひょっとして…
竪穴式住居!?
駅の近くにある竪穴式住居と言えば五能線の木造駅近くにもありましたけど…
木造駅の竪穴式住居、実は公衆便所でした。
指宿駅近くにあるのは外も中もホンモノそっくりです。
それもそのはず、竪穴式住居があるこの場所は
橋牟礼川(いぶすきはしむれいがわ)遺跡でして、
今から約1,100年前に起きた開聞岳の噴火によって火山灰で埋もれていた
縄文時代~弥生時代の集落跡なんですって。
竪穴式住居は当時の様子を復元したモノだそうですよ。
遺跡が掘り出された当時の様子を伝える、わかりやすい説明書きもありました。
この遺跡からは、縄文時代と弥生時代の両方の土器が発見され、
それにより両時代の時系列が立証されたそうです。
現在は国指定の史跡とのこと。
駅を見るために歩いていたのに、こんな史跡に出会えるなんて…
チビよ、これが駅巡りの魅力なのだよ!
ちなみに最初に見た小山は古墳ではなくて…
両時代の土器が埋もれていた様子を示す地層の展示ブースでした。
無人の通路なのに自分が入った途端、一斉に照明が点灯し、
思わずフラッシュモブでも始まるのかと思いましたよ。
本当にびっくりしたわ。
指宿橋牟礼川遺跡のそばを指宿枕崎線の線路が延びているので、
車窓からもバッチリ見えるはずです。
さてさて、あとはチビをどのように説得するかが問題です。
「海が美しい静岡県の内浦に行こう!」
とか言ったらまだドン引きされるのかな?