皆さま、おはようございます!

 

三江線・尾関山駅のお次はお隣の粟屋(あわや)駅です。

街中にあった尾関山駅とは変わり、

粟屋駅以西の駅は江の川沿いあって、絶景が楽しめちゃうのですよ。

三江線の魅力はこれに尽きるのかも。

 

粟屋駅は県道112号線沿いにありました。

三江線・粟屋駅

 

県道から粟屋駅の位置を知らせる看板はめっちゃちっこいので要注意です。

こちらの看板が目印ですよ。

三江線・粟屋駅

 

この先を進むと突き当りに粟屋駅がありました。

三江線・粟屋駅

三江線・粟屋駅

粟屋駅は三江線(当時は三江南線)が開通した昭和30年に開業しました。

宮脇俊三先生の著書によると、

粟屋駅の駅名は地元の地名からの由来だそうで、

この地の青屋城を築いた三吉新兵衛隆信が粟屋隆信を称していたことから

付けられたんだそうです。

三江線は人名が由来の駅名を持つ駅が多いそうですよ。

 

粟屋駅は単式ホームが1本あるだけの棒線駅です。

三江線に33ある中間駅のうち、交換設備があるのは5駅だけですので

基本、駅はこのスタイルでした。

三江線・粟屋駅

三江線・粟屋駅

 

増設された配電盤がじゃましちゃって3人座るのがやっとの仕様の待合室。

三江線・粟屋駅

備え付けの駅ノートには「三江線がんばれ」のメッセージが書き込まれてました。

粟屋駅でも下車されてるなんて…ファンの皆さん、本当にすごいわ。

 

個人的に感動しちゃったのが、

こんな小さな駅(この言い方、本当に失礼ですが)なのに、

しっかりと便所が備え付けられていることでした。

三江線・粟屋駅

三江線・粟屋駅

建物財産標によると、便所が建てられたのは昭和48年とのことです。

「日本国有鉄道」の名称が入る財産標はちょっと珍しいかも。

三江南線では全通当時から便所付の気動車が運行されており、

駅には便所が備え付けられてなかったようですけど、

粟屋駅をはじめ、他の駅も昭和48年に備え付けられた様で。

この時期に三江線沿線で、便所一揆でもあったのかしら?

 

昭和30年に開業した三江線の粟屋駅ですが、

実はそれ以前にも「粟屋駅」を称する駅がありまして、

芸備鉄道・粟屋駅がそれでした。

三江線・粟屋駅

大正5年に開業した芸備鉄道・粟屋駅ですが、

開業6年後の大正11年には廃止されてしまったそうです。

その後、芸備鉄道昭和12年に国有化されて現在のJR芸備線に変りましたけど…

 

廃止されてから96年も経過した芸備鉄道・粟屋駅の基礎部分が

今でもそっくりそのままで残っているんですって。

グーグルマップで見てビックリしちゃいましたよ。

三江線・粟屋駅

わぉ、すごすぎる。

今回は芸備線沿線を周ることは出来ませんでしたが、

次回は絶対に立ち寄ってみます!

往復の飛行機がちょっと心配ですけど。

 

最後にこちら、粟屋駅に挙げられていた神楽愛称駅名板です。

この地ではかつて、江の川に添って歌舞の神楽が伝播したそうで、

三江線の各駅には、このような駅名標が立ってるのでした。

三江線・粟屋駅

神楽と聞くと、銀さんに出てくる神楽ちゃんのゲロしか思い浮かばない自分…

話題に触れる資格はないので、今後も画像だけ挙げておきます。

 

次回は長谷駅、愛が満ち溢れていた駅ですよ。

 

 

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