皆さま、おばんです!
三江線の駅巡りの続き、
今回は岩見松原(いわみまつばら)駅の訪問記をいっちゃいます。
岩見松原駅は、三江線内ではもっとも新しい、
昭和50年に開通した区間(浜原駅‐口羽駅間)にある駅でした。
この頃に鉄道公団が建設した鉄道線は、
列車の高速運転が可能な高規格な軌道で造られていることが特徴。
ただし、線路がカーブの少ないルートを通されたためにトンネルや高架線が多く、
故に町外れに駅があったり、
設備が利用者の実情にそくわないケースが多いのでした。
三江線では宇都井駅、他にも三陸鉄道・白井海岸駅や
えちごトキめき鉄道・筒石駅などが良い例かもしれませんね。
石見松原駅は国道375号線のすぐそばにあります、が…
国道から駅の入り口までは意外に遠く、
こちらの道路を上がって行かねばなりませんのよ。
2分ほど歩くと三江線の高架線が見えてきました。
駅はこの先にあります。
だんだん斜面が急になってきました。駅はまだか?
ついに…駅の入り口に着いたか?
ゴ~ル!
他にも国道から駅の北側に出入りできる
行路がショートカット可能な道もあるようですけど、
こちらは道が細く車の通行は不可ですので、念のため言っておきますね。
石見松原駅は単式ホームが1本あるだけのの棒線駅で、
ホーム上に待合室と、駅前広場に便所が備え付けてありました。
広場側から見える駅名標って、これだけなんですね。
三江線の新規開通区間にある駅は、
高架線上にある宇都井駅や列車の交換設備を持った石見都賀駅以外、
ホームや待合室等の仕様はすべて同じでした。
石見松原駅の駅名は所在する松原地区から由来するものですが、
駅周辺にある民家はわずか3軒のみで、大半の利用者は、
江の川の対岸にある都賀行(つがゆき)地区にお住いの皆さんだったようですね。
ホームに立つと見える赤い橋が昭和47年に竣工した都賀行大橋で、
その先が都賀行地区でした。
そんな石見松原駅でしたが、最新の統計では乗車客数は1人/日だとか。
う~ん、寂しい!
1日に4往復の列車しか停車せず、普段は人気(ひとけ)のない駅でしたけど、
待ち時間が快適に過ごせるように
地元の皆さんが構内を入念にお手入れされてたようで。
見てくださいよ、このキレイなお花たちを。
お手入れはかなり本格的なようですね。
最後は三江線名物の神楽愛称駅名標で〆です。
タイトルは「戻り橋」。
石見松原駅がある旧・大和村(平成16年に合併により廃村)は
かつては江の川水運の拠点だったそうで、
宮脇俊三先生の著書によれば、駅から吊り橋も見えたそうですよ。
消えゆく運命が決まってしまった三江線。
いずれはここを代替バスが走り出すんでしょうけど…
キレイな駅なので、ぜひ第二の役目を果たしてほしいところですが、
奥まった場所にある石見松原駅、ここまでバスは入ってこれなさそう。
↑(江津駅方面)
江津本町駅(平成28年6月15日)
千金駅(平成28年6月15日)
川平駅(平成28年6月15日)
川戸駅(平成28年6月15日)
田津駅(平成28年6月15日)
石見川越駅(平成28年6月15日)
鹿賀駅(平成28年6月15日)
因原駅(平成28年6月15日)
石見川本駅(平成28年6月15日)
木路原駅(平成28年6月15日)
竹駅(平成28年6月15日)
乙原駅(平成28年6月15日)
石見簗瀬駅(平成28年6月15日)
明塚駅(平成28年6月15日)
粕淵駅(平成28年6月15日)
浜原駅(平成28年6月15日)
沢谷駅(平成28年6月15日)
潮駅(平成28年6月15日)
石見松原駅(平成28年6月15日)
石見都賀駅(平成28年6月15日)
宇津井駅(平成28年6月15日)
伊賀和志駅(平成28年6月15日)
口羽駅(平成28年6月15日)
江平駅(平成28年6月15日)
作木口駅(平成28年6月15日)
香淀駅(平成28年6月15日)
式敷駅(平成28年6月15日)
信木駅(平成28年6月15日)
所木駅(平成28年6月15日)
船佐駅(平成28年6月15日)
長谷駅(平成28年6月15日)
粟屋駅(平成28年6月15日)
尾関山駅(平成28年6月15日)
↓(三次駅方面)