皆さま、こんにちは！
和歌山市には「和歌山駅」と「和歌山市駅」という
２つのターミナル駅が存在します。
JR（←国鉄）と南海電鉄が
それぞれにターミナル駅を持ったことが起因しているのですが、
南海が管理する側の「和歌山市駅」に行ってきました。
和歌山市駅を見た感想：駅ビルでけぇ！
明治36年、南海鉄道と紀和鉄道（現在のJR紀勢本線）の開通により
開業した駅だそうです。
初代駅舎は空襲により消失したそうで、
現在の駅舎は３代目とのことでした。
ライバルの国鉄・和歌山駅に差をつけろ！
…って訳ではないでしょうけど、
昭和48年に竣工した現在の駅舎は、
７階建ての駅ビルを併設した超ばかデカなモノ。
「和歌山の中心はウチだ！」的な南海の意気込み、ハンパないです。
ところが近年は、利用者の減少に苛まれているらしく、
つい先日、コンパクトな駅舎への建て替えが発表されました。
そう言われると確かにクルマの通行量は少なく感じたかもしれませんね。
ちなみに駅舎建て替えの発表は自分が和歌山市駅に訪れた日のことです。
建て替え工事は既に始まっているみたいですね。
それでは和歌山市駅の構内にれっつらご～！
階段を上がった２階部分に改札口がありました。
写真左側に切符の自動券売機が並んでおります。
改札口を潜って跨線橋へ。
和歌山市駅は相対式ホームが１面と島式ホームが２面あり、
すべてのホームはこちらの跨線橋を使って進入できます。
さてさて、和歌山市駅の駅構造の注目すべき点ですが、
１番線ホームがなく、２番線から付番されているのですよ。
１番線ホームはかつて、国鉄（JR）列車の発着用に存在していたのですが、
南海～国鉄連絡列車が廃止後も、
番線の変更がされなかったために１番線は欠番のままなのだそうです。
廃止後の１番線ホームは駐車場と化したようですけど、
現役時代に使われていた母屋根や階段はそのまんま残ってましたよ。
ちなみにこの位置に４代目駅舎が出来るらしい。
３番線は南海加太線用のホームで頭端式。
南海本線列車の発着ホームは、こちらの４～６番線でした。
ところで和歌山港線用の７番線ホームってどこなの？
南海線が占有してるホームは島式２面で、
既に３～６番線で埋まっているような気がしたのですが…
と思ったらありました！
６番線ホームの線路が中ほどで分断されていて、
その南側が７番線ホームになっておりましたよ。
ちょっと複雑で理解しにくい構内配線ですが、
こんな駅だからこそ、マニア心が擽られるのです。
そんでもって、こちらもすごく気になってました。
駅構内のホーム母屋根や一部の架線柱に
レールが多様されているのですが、これがめっちゃ美しいのです。
和歌山市駅が電化されたのは明治44年のこと。
ひょっとすると、その当時から残る設備もあるんじゃないでしょうかね？
駅舎改築の際に更なるバリアフリー化が進行するらしいですけど、
美しい構内の姿、いつまでも留めていてほしいです。
こうして和歌山市駅を楽しんだ〆はロボニャン…
もとい、駅構内の駅そば屋さんでお蕎麦を戴きました。
戴いたお蕎麦がこちらの「梅おぼろ昆布そば」でした。
なにがすごいってアータ、
見てくださいよ、このゴロッと入った南高梅の大きさを！
紀州南高梅といえば超高級な梅干。
地元・仙台ではこのクラスですと１個150円くらいはしそうですよね。
それが入ってお値段なんと420円なのですよ。
お味の方ですが、さっぱりして超美味かった～
このお味、全国的に流行ればいいなと思いました。
南高梅の手配だけは、どうしようも出来なさそうな気がしましたが。
…以上、車両基地も併設されていて、
鉄道ファンでしたらいつまでもいれちゃう和歌山市駅でした。
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和歌山市駅（平成27年５月19日）
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