皆さま、おばんです!
前回書きました、南海本線・浜寺公園駅の訪問記の続きです。
浜寺公園駅の魅力は駅舎だけじゃありませんぞ~!
(前回分もぜひチェックくださいね)
【まったり駅探訪】南海本線・浜寺公園駅に行ってきました。(前編)
改札口を潜ってホームにイン。
浜寺公園駅は変則的なホーム配置の2面4線構造を持つ駅でして、
駅舎側から4番線→3→2→1番線の順にホームが並びます。
上の写真は難波駅方面行きの上り線ホームですが、
このホームは3番線でして、4番線は奥の切り欠き部分にありますの。
4番線はかつて、
浜寺公園駅折り返しの列車が使用していたホームだそうで、
列車廃止後は頭端式ホームから待避ホームに改められたとのこと。
列車の待避がない日中は
ちなみにこの4番線ホーム、
屋根構造を見るとわかるのですが元々は島式ホームで
5番線が存在していたんですって。
昭和21年に撮影された写真には、
5番線ホームに停車中の2両の単車がバッチリ写ってましたよ。
2本のホームは地下通路により結ばれてます。
地下通路の一部が柵で仕切られ、自由通路として使用されてました。
跨線橋の一部を仕切って自由通路に使用している駅は
見たことがありましたけど、地下通路は初見です。
アイデア賞モノですね。
そして、関西空港駅・和歌山市駅方面行きの1・2番線ホームと。
以上、やや複雑な構内配置の浜寺公園駅の姿ですが、
これらが高架化工事によって、特急・快速列車の通過線を挟んだ
相対式ホーム2面2線構造に改められる計画なんだそう。
浜寺公園駅の他、お隣りの諏訪ノ森駅にも貴重な木造駅舎がありまして、
こちらも保存に向けての動きがあるようですよ。
さてさて、1月27日を最後に使用が中止される駅舎の他に
もうひとつ、浜寺公園駅には貴重な建物があるのです。
1・2番線ホームにある待合室でした!
外壁に駅舎と同じ装飾が施されていることから察するに、
ほぼ同じ時期に造られたものかと思われますが…
とてつもなく古い待合室が現存しているのですよ。
だとすると、こちらも明治時代の建物なわけで。
駅舎の保存は公式にアナウンスされましたが、
この待合室については触れられてはおらず。
登録有形文化財の登録物件でないことから考えても、
いずれ姿を消すものではないかと…
駅ホームの待合室の中では
全国一貴重なモノで間違いないと思います(歩王調べ)。
こちらもぜひ、保存に向けての動きがあるといいですね。
何なら、新たな高架駅の待合室としての活用もありだと思いますが。
他にもホーム屋根の支柱がカーネギー製だったり、
1・2番線ホームが実は嵩上げされていなかったりと、
阪堺上町線・住吉公園駅の廃止で関西は盛り上がってますが、
浜寺公園駅、それといずれ消えゆく諏訪ノ森駅の駅舎にも注目ですよ。
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄 ほか)
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浜寺公園駅(平成28年1月21日)前編 ・後編
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