皆さま、おはようございます!
福島県の磐越東線の駅巡りを楽しんだのは、
今年の6月5日のことです。
いわき市内の納車ついでに、
磐越東線の駅をすべて見て歩いたのですが、
今朝ほど、ショックな事実を知ったものでして。
磐越東線・磐城常葉(いわきときわ)駅です!
大正10年4月に開業した駅で、
駅舎はなんと、その当時から使用されているという、
それは素晴らしい駅だったんですよ。
なのに、なのに…
9月16日時点で駅舎、
すべて解体されちゃったらしいんです (ノДT)
出札窓口こそ閉鎖されちゃってましたけど、
すべて過去のものになってしまったんですって。
駅舎内には、
これを見ると、駅舎はもちろんですが、
相対式ホーム2面2線構造の構内配線などは、
開業当時から引き継がれているようですね。
ちなみに、磐越東線で相対式ホームを持つのは、
舞木駅 と、ここ磐城常葉駅のみです。
写真には駅舎側に大きな母屋根を持つ荷物置き場がありますので、
そこに、この構内配線の理由が隠されているのでしょう。
こちらは現在の磐城常葉駅全景です。
跨線橋はなく、お互いのホームには構内踏切を利用して進入します。
ホームの断面にはしっかりと、
大正生まれのホームの形跡が残っておりましたよ。
ちなみに駅名の由来となった常磐町(ときわまち)ですが、
磐城常葉駅、実は常磐町にはなく、船引町にある駅なのでした。
駅の建設時、常磐町の住民から猛烈な反対運動を受けたために、
結果的に磐越東線は、常磐町中心地を経由せずに、
船引町を通るルートで敷設されたんだそう。
現在は、常磐町も船引町も同じ田村市に統合されましたけど、
磐城常葉駅が町外れにある理由は、そんな話なんですって。
と同時に、解体前にお邪魔できて良かった…なんて気持ちもあるんですけどね。
↑(いわき駅)
磐城常葉駅(平成24年6月5日) ・新駅舎(平成27年2月6日)
↓(郡山駅)