皆さま、おはようございます!


福島県の磐越東線の駅巡りを楽しんだのは、

今年の6月5日のことです。


いわき市内の納車ついでに、

磐越東線の駅をすべて見て歩いたのですが、

今朝ほど、ショックな事実を知ったものでして。


そんなことで、今回はこちらの駅をご紹介します。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c09280

磐越東線・磐城常葉(いわきときわ)駅です!


大正10年4月に開業した駅で、

駅舎はなんと、その当時から使用されているという、

れは素晴らしい駅だったんですよ。


なのに、なのに…


9月16日時点で駅舎、

すべて解体されちゃったらしいんです (ノДT)


車寄せに見られる佇まい。
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出札窓口こそ閉鎖されちゃってましたけど、

駅員さんがいた時の雰囲気が残る駅舎内。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c09282

すべて過去のものになってしまったんですって。


駅舎内には、

開業時の磐城常葉駅の全景写真が飾られておりました。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c09283

これを見ると、駅舎はもちろんですが、

相対式ホーム2面2線構造の構内配線などは、

開業当時から引き継がれているようですね。

ちなみに、磐越東線で相対式ホームを持つのは、

舞木駅 と、ここ磐城常葉駅のみです。


写真には駅舎側に大きな母屋根を持つ荷物置き場がありますので、

そこに、この構内配線の理由が隠されているのでしょう。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c09284

こちらは現在の磐城常葉駅全景です。

跨線橋はなく、お互いのホームには構内踏切を利用して進入します。


ホームの断面にはしっかりと、
大正生まれのホームの形跡が残っておりましたよ。

歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c09286

ちなみに駅名の由来となった常磐町(ときわまち)ですが、

磐城常葉駅、実は常磐町にはなく、船引町にある駅なのでした。

駅の建設時、常磐町の住民から猛烈な反対運動を受けたために、

結果的に磐越東線は、常磐町中心地を経由せずに、

船引町を通るルートで敷設されたんだそう。


現在は、常磐町も船引町も同じ田村市に統合されましたけど、

磐城常葉駅が町外れにある理由は、そんな話なんですって。



それにしても、駅舎の解体は本当に残念です。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c09285

と同時に、解体前にお邪魔できて良かった…なんて気持ちもあるんですけどね。




訪問駅リスト(JR線)

磐越東線


↑(いわき駅)

赤井駅(平成24年6月5日)

小川郷駅(平成24年6月5日)

江田駅(平成24年6月5日)

川前駅(平成24年6月5日)

夏井駅(平成24年6月5日)

小野新町駅(平成24年6月5日)

神俣駅(平成24年6月5日)

菅谷駅(平成24年6月5日)

大越駅(平成27年9月8日) 前編後編

磐城常葉駅(平成24年6月5日)新駅舎(平成27年2月6日)

船引駅(平成24年6月5日)

要田駅(平成24年6月5日)

三春駅(平成24年6月5日)

舞木駅(平成24年6月5日)

↓(郡山駅)