皆さま、こんにちは!
今回はいわき駅から磐越東線に乗って最初に着く、
磐越東線・赤井(あかい)駅です!
大正4年7月に開業した駅です。
開業当初は石炭輸送が活発で、
多くの貨物側線とそのためのホームがあったようですが、
その貨物輸送も終了して早30年。
当時の面影を見ることは出来ませんでした。
残念!
その貨物輸送が終わった昭和59年に赤井駅は無人駅となり、
出札窓口もこんな感じに潰されてしまったようです。
開業当初からの駅舎が残っているだけでも、よしとするべきか。
現在の赤い駅は単式ホーム1本だけになってしまいましたけど、
このホーム、やたらと広く感じたんでよね。
そして、ホームにある待合室を見ると、
ホームの両面に対応できる構造になってます。
それもそのはず、
駅舎側の使われていない面を見ると、
現在でも現役当時の白線が残っているんです。
ということは、ホームの隣にある工場、
元々の駅構内に建ってるんですね。
遊休用地の転用方法っていろいろあると思うんですけど、
これだけ駅の構内に組み込むような転用って、
なかなか見れないと思います。
…って思っていたら、磐越東線の駅には、
このような土地転用が他にもあったようで。
現在はすっかりと淋しくなってしまった赤井駅ですが、
かつてはこの駅からも、
多くの貨物専用線が延びていた時代があります。
中でも開業以来、石炭輸送で盛況していたのが、
常磐炭田のひとつ、
好間坑からの石炭輸送で利用されていた専用線で、
昭和44年の廃坑によって、その使命が奪われました。
昭和22年に撮影された航空写真を見ると、
そしてこの専用線の跡地、
…っていうか自分、ここ廃線跡だと気付かずに、車を走らせていたような…(;^ω^A
いわき周辺は炭坑関連の廃線跡が無数にあります。
しかも多くの遺構が、未だに残っているとか。
再訪したい気持ちでいっぱいなんですけど、
原発事情のために、仙台市といわき市って、
やたら遠くなっちゃいましたね。
左側にある住宅地の辺りが、かつてのヤード跡だった場所。
再び赤井駅に訪れることが出来るのは、
いつになることやら。
↑(いわき駅)
赤井駅(平成24年6月5日)
磐城常葉駅(平成24年6月5日) ・新駅舎(平成27年2月6日)
↓(郡山駅)