ゲームに負けるとギャンギャン泣く。

 

気持ちの切り替えが苦手なお子さんは、たくさんいます。

 

特別支援教育の現場では「負けの受容」をねらいとして、個別の支援計画を作る場合があります。



ですが、個人的には

「勝敗の受容」はそこまで低年齢のうちから

達成できなくてもいいと考えています。

 

特に、小中学校時代の「勝敗の受容」は

学びが必要とされるかどうかは、

普段の様子も合わせた総合評価のような気がします。

 

サッカーが得意で、勉強ができて、人気者。

そういう子が勝敗にこだわりが強くても

(癇癪に近い状況を作っても)

そこまで問題視されない傾向も感じるのです。

 

負けん気の強さとして、評価されることもあります。

 

 

程度問題にはなりますが、

とりわけ低年齢でできなくてもいいと思う理由は…

 

 

だって

私もゲームで負けると泣いてたもん!

image

 

私には18歳離れた双子の叔父叔母がいます。

小さい頃はよく遊んでくれました。

 

神経衰弱やオセロ。

叔父が本気で取り組むと、全く勝てませんでした。

 

負け続けて悔しくて、みんなが集う大部屋から離れて泣いていたのを覚えています。

あ、5歳くらいですよ。

 

それを微笑ましく見守ってもらった記憶があり、

非難されたことはありません。

 

優しい祖母がたっぷり愛情を注いでくれる

居心地のよい母の実家でした。

 


そして、未就学で勝敗の受容ができなくても、

小学校で問題視されませんでしたウインク



なので別に小さいうちからできなくて大丈夫!

 

でも、それは個人的な話ですよね…

 

 

発達上、子どものときの性格は変わります!

生まれ持った気質も、しだいにその影響は小さくなります。

個人差が大きいですが、10歳くらいからは

後天的な環境の影響が大きくなります。



発達心理学を基に、

「10歳の壁」という言われ方もします。

 

 

よく4年生の子どもに話したのが

「10歳を過ぎたら、自分の力で性格は変えられるよ」と。

 

それまでは親の影響を大きく受けるけど、

10歳になれば、自分の考えで行動できるようになってくる。

優しい人になりたいと思えばなれるよ。

だから自分でなりたい人を目指してね!と。


発達障害を抱え、小さい頃はゲームに負けると癇癪を起こして大変だった子どもが、

中高生になり、自分を振り返って反省しているケースはよくあります。

 

知性がどんどん伸びて

衝動性のコントロールが効くようになる。


他者目線が育ち、自分を客観的に見られるようになる。

 


その発達のスピードは、周りよりずっと遅いけれど、それがその子のスピード。

 

温かく見守ってもらえる環境にあった子どもは

ゆっくりだけど伸びるなあと感じています。

 




長男Kくんは癇癪はなかったですが、

発達がゆっくりな面がありました。

 

学齢相当の目標に追いつこうとしても無理なんです。


私には前向きな諦めがあって、

「18歳までに◯◯できればいい」と

いつも少し遠くに目標を据えていたので、

考えがやや悠長なのかもしれません。

 

 

いざ自分が4年生の担任だとしたら、

「今できなくていいよ」とは言えないなーと思います笑い泣き

 

高学年までにこうなってほしいと、理想を描くだろうから。

その成長をずっと見届けられるのであれば、違いますけどね。




今日のまとめです。

負けの受容。

そこまで低年齢でできなくてもいいと思う理由は、、、

 

 

え?だって、

爆笑私もできなかったもん!


爆笑小さいときの性格は変わる!必ず成長する!

 

 

 

ほかにも、勝敗の受容を課題にすると、窮屈なことが発生します。



 

こちらへ続きます

右矢印社会性の発達② 勝敗ゲームで負けても怒らない←今できなくてもいい

 

 

ちなみに、

おりこう激かわいい中2むーちゃんも、ものすごい癇癪持ち出身です(笑)


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