私は、小学国語教材を編集する部署で

3年間働きました。国語は大好きピンクハート


スイミー、三年峠、いつか大切なところ、

ごんぎつね…🦊

思い入れの深い教科書作品は多いですラブ





長女むーちゃんが小2のとき。


保護者による

朝の読み聞かせ活動がありました。


私は学期に一度、会社をプチ遅刻して

活動に参加していました。



私の担当日。

まずは本を見せずに

「みんなが1年生の3月に

国語で習ったお話、なんだか覚えてる?」

と聞くと、


ほぼ全員が

「お手紙」「がまくんとかえるくん」カエルカエル

と即答びっくり

 

  

 


『ふたりはいつも』の中から

「アイスクリーム」・「クリスマス・イブ」

を読みました。

 

皆で笑って盛り上がって

感想もたくさん言ってくれて、感動お願いラブ

 

 

特に、アイスクリームモンスターになった

がまくんの場面は大ヒットでしたウシシルンルン

 

 

 

 

「The Letter」

アーノルド・ローベル  作     三木 卓  訳キラキラ


一度もお手紙をもらったことがないがまくんに

かえるくんがお手紙をあげる友情物語。

 

長く愛される教科書作品です。

私は小2で習いました。

「ふしあわせ」なんて言葉が

新鮮だったのを覚えています。


英文を読んで

「割と直訳だから、ふしあわせなんだー」

と思ったのはずーっと後。

 


It always makes me very unhappy.

 

がそのまま

 

…ふしあわせな気持ち

 

なんですよね!

 

 

かえるくんの書いたお手紙は内容がないけど

がまくんはよろこんだからそれでいいんだな~


と子どもながらに思いました。

 



さて。

「お手紙」は教科書によって

複数の学年で扱われています。


私の自治体では採択される教科書の変更で

カエルKくんは小2(光村図書)

カエルむーちゃんは小1(教育出版)

で習いました。


 

当時のむーちゃんに出したクイズ。

「では、お手紙を習っていないのは

今の何年生でしょう?」


そういう計算は得意なので即答し・・・

 

教科書の切り替わりで、

「お手紙」が飛んでしまった学年の

Cちゃんに聞き込み調査ウインク

 

「あのね!Cちゃんに聞いたら、Cちゃんも

がまくんとかえるくん、やったんだって!」


さすが私の娘。

先生もどこかで扱ってくれたのねお願い



しかもむーちゃん。

かえるくんの書いた「お手紙」の感想が

小2の私と同じ

中身のない手紙だね路線ウインク



「え!それだけ?みじかっ!

もっと書けばいいのに。

こういうところが好きだよ〜

とか、今度これして遊ぼうよ〜とか…」

 

想像を膨らませやすい

素晴らしい構成なのでしょう。

 

 


 

さらに、小2の私は

かえるくんがカタツムリに手紙を託すのが

ユーモアだと気づいた記憶はないけれど、



初めて読んだむーちゃん(小1)

「え?カタツムリなんかに

頼んだら、おっそいじゃん!?


速攻でツッコミ泣き笑い

 

作品の情緒を壊すような母娘ですが

この作品が大好きですピンクハートラブラブ

さて。「お手紙」を習う学年は小1 or 小2?


この作品だけをひいきすると

小2がよいと思います。

 


登場人物の気持ちになりきる

物語の世界を楽しむ

 

そんな学習目標からすると

1年生の3月は忙しいからです。



学校差はありますが

新2年生は4月の入学式で大活躍。

1年生を迎える言葉(呼びかけ)や合奏。

 

その練習で

ゆっくり読書を楽しむ余裕はありません。

 

そして、慌ただしく春休みへ。


 

シリーズ本は図書室にありますが

当時、誰も借りなかったそうです。


読み聞かせで

「ふたりはともだち」「ふたりはいつも」

がシリーズ本だと知った子も多く、

興味を持ってもらえました。

 

 

幼児期には

「そらまめくん」や

「くれよんのくろくん」シリーズで

物語の世界観を広げたのかな?

(ごめんよ、クレヨンやそらまめくんたち。本が汚くて。愛された証拠でもあるのよ)



読み聞かせが、

平行読書のきっかけになればいいな!


作品への愛着を感じたひと時でした爆笑