War Paint

先住民と合衆国の和平条約が調印され、ビリングス中尉の部隊は批准書を先住民に届けることになる。
先住民のタスリクとワニマは部隊を妨害する。それと水不足に悩まされる。さらに部隊の内部で殺し合いが発生した。


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1953,監督,Lesley Selander,脚本:C Fred Freiberger,William Tunberg


■ はじめに

◆ 登場人物(キャスト)

タスリク(キース・ラーセン) 先住民
ワニマ(ジョーン・テイラー) 先住民

カービー長官(リチャード・H・カッティング)
ビリングス中尉(ロバート・スタック)
ハミルトン中尉(チャールズ・ノルティ)
クラーク軍曹(チャールズ・マッグロー)
トルソン隊員(Peter Graves
グラディ隊員(Robert Wilke)
アリソン隊員(Walter Reed)
カラノフスキー隊員(John Doucette)
クランシー隊員(Douglas Kennedy)
マーティン隊員(James Parnell)
パーキンス隊員(Paul Richards)

◆ 補足

チャールズ・マッグローは善悪の屈強な役を演じる。敵に回すと手強い相手である。

ジョーン・テイラーは「ローズマリー(アン・ブライス)」では騎兵隊隊員が好きな先住民役。また「(1957)アパッチと騎兵隊/War Drums」では先住民と結婚した白人女性。先住民の部隊を率いて悪の白人集団と戦う。
 


■ あらすじ

◆ 和平の書類

ビリングス中尉が率いる部隊は、地図を作成しているハミルトン中尉の一行を護衛していた。

砦に戻ろうとしたが、砦からの使者が来て、書類を渡された。

ワシントン政府と先住民の間の条約がワシントンで批准された。その書類を9日以内に先住民に届けること。

◆ タスリクとワニマ

交易所には先住民のタスリクがいた。ビリングスの話を聞いて、道案内を申し出た。

彼らは荒野を突き進んでいく。

だが条約に反対しているワニマが彼らをつけていた。

実はタスリクも条約反対で、二人はビリングスには分からないようにして、彼らを妨害している。

◆ 水不足

タスリクは故意に遠回りをした。そして部隊の水がなくなってくる。

ビリングスは水の節約のため、すべての水を一つの水筒に入れて、それを一人の隊員に預けて、彼一人を目的地に向かわせる。注、道は分かるのか?

残りは昼間は休んで、夜だけ行軍する。

ついにタスリクの意図がばれて、タスリクは殺された。

◆ ワニマも倒れた

ワニマは一人で突き進んでいる隊員に気づく。

二人は荒野で銃撃戦を演じて、ワニマが隊員を撃ち倒した。

ワニマは近づいていくが、まだ息の根があった隊員に撃たれて、倒れた。

◆ 仲間割れと銃撃戦

後から進んで来たビリングス一行は二人を発見した。隊員は死亡している。

一行はワニマを引き連れて案内をさせる。

水不足は依然として深刻。ワニマは水場まで案内する。さらに廃坑となった金鉱まで案内した。

もともとワニマが隊員を殺害したことを含め、さらに金を持って逃亡しようとする隊員たちも出る。

隊員たちは二派に分かれるどころか、それぞれがバラバラになって銃撃戦を展開した。

◆ 書類は届けられた

最後にはビリングスとワニマだけが生き残った。ワニマも条約に反対する気持ちは失せた。

少し歩くと谷が見えた。そこには先住民のテントが張り巡らされており、ビリングスは、書類を届けることができた。
 


■ 出演作

チャールズ・マッグロー
(1942)不死の怪物/The Undying Monster
(1946)殺人者/The Killers
(1947)真昼の暴動/Brute Force
(1951)替え玉殺人事件/HIS KIND OF WOMAN
(1952)その女を殺せ/THE NARROW MARGIN
(1971)ジョニーは戦場へ行った Johnny Got His Gun
(1958)手錠のままの脱獄/The Defiant Ones
(1947)Tメン/T-Men
(1951)血に飢えたデイヴ/Double Crossbones
(1949)脅迫:脱獄犯が刑事と歌手を拉致/The Threat

ジョーン・テイラー
(1953)騎兵隊突撃/War Paint
(1954)野生の女ローズマリー/Rose Marie
(1957)アパッチと騎兵隊/War Drums
(1956)世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す/Earth vs. the Flying Saucers