1917年10月17日~
■ Carnegie Hall
カーネギーホールに勤めるノラはピアニストのトニーと結婚した 。
トニーは自分独自の音楽を切り開きたいと考えていたが、その希望を果たさずに死亡した。
二人の子供のトニー(同名)もピアニストになり、父親と同じような独自の道を追求して、ノラの前から姿を消した。
製作年:1947、監督:Edgar G. Ulmer、脚本:Karl Kamb、原作:Seena Owen
■ はじめに
登場人物(キャスト)
ノラ・ライアン(マーシャハント)
トニー・サレルノSr.(ハンス・ヤーライ) ノラの夫
トニー・サレルノJr.(ウィリアム・プリンス) ノラとトニーの息子
ルース・ヘインズ(マーサ・オドリスコール)息子の妻
ジョン・ドノバン(フランク・マクヒュー) ノラの同僚
本作は2時間15分の長さがあり、当時の映画としては若干長め。カーネギーホールでの実際の演奏や練習場面が多く収められている。
■ あらすじ
◆ ノラ・ライアン
カーネギーホールに勤めているノラ・ライアンは親も兄弟もおらず、天涯孤独である。
同僚のジョン・ドノバンとは年が離れているが親しくしている。
◆ トニー・サレルノ
トニー・サレルノというピアニストが現れた。トニーは彼独自の音楽観があり、他の人々と意見を戦わした。ノラとも話す仲になった。
ノラとトニーは結婚しノラは退職した。
しばらく後に息子を出産した。トニー・サレルノ・Jr.。
トニーは音楽において自分独自の道を切り開きたいとの思いを持っていた。
ある時トニーは泥酔して帰宅し、ノラと口論した。そして部屋から出て行って階段から転落して死亡した。
◆ 息子が結婚した
ノラはカーネギーホールに復職した。小ホールの運営を任されて若い音楽家のために働いた。
息子のトニーにも期待を寄せてピアノの練習をさせた。
大人になったトニーは歌手のルース・ヘインズと結婚した。
◆ トニーは姿を消した
トニーは父親と同じように自分自身の道を追求しようとする。
トニーは「楽団と契約した」と言ってルースとともに姿を消した。
後ほど、トニーはジャズの世界で名声を上げたが、ノラには連絡をしなかった。
◆ トニーとの再会
ある日突然、ルースがノラの前に現れた。トニーと喧嘩したとのこと。
ノラはルースと一緒にトニーの元へ向かおうとした。
しかし同僚のジョンが二人をカーネギーホールの客席に導いた。
トニーがジャズのピアニスト・作曲家・指揮者として登場した。
演奏が終わり三人はトニーに大きな拍手を送った。
■ 出演作
◆ マーシャ・ハント
(1936)アリゾナ突撃隊/The Arizona Raiders
(1937)西部地獄街,荒野の激闘,荒原の激闘/Born to the West/Hell Town
(1948)脱獄の掟/RAW DEAL
(1949)メアリー・ライアン刑事/Mary Ryan, Detective
(1971)ジョニーは戦場へ行った/Johnny Got His Gun
(1947)Smash-Up,The Story of a Woman
(1957)死からの帰還/死人の憑依/Back from the Dead
(1952)幸福の時間/ビビとペギー/The Happy Time
(1940)彷徨う女性/Women In Hiding
(1947)カーネギーホール/Carnegie Hall