先日の投稿にも書いた通り、テレビドラマ「相棒」のロケ地になった東京都現代美術館は、エッジの利いたモダンな建造物。
雰囲気に誘われてつい出かけたくなるような心地よい空間です。
その設計者は、柳澤孝彦氏(1935年1/1 - 2017年8/14)。
熱海のMOA美術館と同一なんです。
WIKIを見てみると、どうやら大きな案件としては柳澤氏の最初期のもの。
(当時は竹中工務店勤務)。
とはいえ、そう聞いても両者の建物の間にあまり共通項を見つけにくいのですけれど。
MOAと現美の間に13年の開きがありますし、
その間に氏は独立を果たしているので、作風に変化があってしかるべきでしょう。
ぱっと見て、メタリックな現代美術館と
一見ウッディな、つまり木の幹を想起させる温かみのあるMOA美術館では
ちょっと真逆ともいえそうですが、描く線の自由さ・奔放さは共通するところ。
*↓今年の春先の熱海旅行にて。
ムア・スクエア。人のいない風景を撮りたかったのだけど、、人がひきもきらずに写真ポーズを撮るため、諦めました。まだ展示を見る前で、気が急いていましたし。
彫刻は、ヘンリー・ムーアの「王と王妃」。
下層階にある玄関から入ったせいもあり展示室に到着するまでにエスカレーターをいくつも乗り継いでいきます。
標高の高い場所に建っている証拠です。
このエスカレーターがまた美しくて、飽きないのがいいところ。
我々が入った入口。
ゴツゴツした岩肌の中に玄関がうずもれているかのよう。
でも外の広場に向かうと、最初の写真のようにすっきりした空間に。
我々が止まったホテルが足元に見えます。
海を一望に見渡すガラス張りのホール。
現代美術館もまた、大きなガラス遣いが特徴的でした。
前面が、全面海!
ゆったりしていて、いたって静かな午後3時。
気分よく作品鑑賞ができます。
このレリーフの作者などは調べがついていないのですが、
なかなか彫りが深くてダイナミック。
鑑賞の途中外に出たりして、展示の合間に美術館散歩を楽しみました。
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