仕事と介護生活に集中してなかなか続きを書けなかったのですが、少しずつ落ち着いてきたので続きを書きます。
こちらの記事の続きです。
寝たきりになり2日目から開始した皮下点滴は
5日間続けました。
その間に痙攣発作は1回出ましたが坐薬を使うとおさまり、連続して発作は起きなかったです。
とにかくこの時期は褥瘡を作らないよう体位変換することと体調の変化を見逃さないように、と考え、体温、心拍、呼吸、足や耳に触れて体温を確かめ、歯茎を圧迫して脱水症状を確認を朝晩していました。
あとは少しでもいいから経口摂取してほしくて、水、OS1、アイスクリーム、牛乳等をシリンジであげていました。
他には、脱水で鼻が乾燥するのでハナクソを取り、鼻を湿らせる。
3日に一度くらいの摘便と、毎日圧迫排尿。
こんなことを淡々と続けていたら、
点滴を開始して3日目あたりから、少しずつ反応が良くなりました。
水も飲まなかったのに、バニラアイスに反応し食べました。
翌日からは足をバタつかせ頭をあげたりと動きも出てきました。
そのうち、牛乳、栄養スープ等も飲むようになり、点滴開始して4日目にサバ缶も食べました。
最初は、食事も吐かないよう少しずつから始めました。
こんな感じでフセの体勢でご飯。
最初は途中で疲れて器に顔を突っ込むほどでしたが、それもしなくなり少しずつ食事量が増えました。
痙攣発作に関しては、今日まで起きていません。
毎日少しずつですが、明らかに体調は上向きになりました。
最初は、もしかしたら最期の頑張りでは?と思っていましたが、徐々に回復していきました。
ただ、体調が回復するとともに、今度は夜鳴きが始まりました。
おそらく、オシッコしたいのに立てないからとか、お腹が空いたとか、喉が乾いた等の訴えかと。
ここから私はほぼ毎日夜中1〜2時間間隔で起きて排泄介助と水分補給。
ほとんど目が見えないので、水を器に入れて置いておけないため、手動で水分補給です。
仕事の日は昼休みに自宅に戻ってオムツ交換と水分補給していました。
この時期に排泄以外の課題が褥瘡でした。
寝たきりになってすぐ褥瘡ができてしまい、それがかなりひどくて処置もしていましたが、してもしても保護したシートが剥がれる。
毛があるからテープがつかない(笑)
獣医師に相談し、ドラッグストアやダイソーを活用してテープやガーゼ、包帯を使って試行錯誤していました。
褥瘡に関してはまた別の記事で詳しく書きたいと思います。
毎日ヘトヘトになり、自分のことは二の次でケアしていましたが、それでもマイナス思考になる暇もないくらい必死で介護していました。
この頃していた犬の介護は
- 体温測定、心拍数、呼吸数確認
- 脱水の有無を歯肉で確認
- 褥瘡の処置
- オムツ交換、圧迫排尿
- 摘便
- 2〜3時間おきの体位変換
- 清拭
- 歯磨き
- 食事、水分補給の介助
- 点眼
- 鼻くその除去
- これらを記録