約1週間前から愛犬を介護する生活が始まりました。

前触れもなく、一気に、突然の出来事に一時心が揺れました。

悲しくなりました。


それは本当に突然で、朝ごはんをいつも通り食べ、散歩も排泄もいつも通り。

何も変わらない日の午後、急に痙攣が始まりました。

結局その日は午後から1日で約20回の痙攣発作が起きました。


翌日は一日中部屋を歩き回りフラフラに。

そして3日目にはとうとう動けなくなり寝たきりになりました。

かかりつけの獣医師からは、覚悟した方がいいかもしれないと。

排泄も食事もしなくなり、反応も乏しく
一時は命の危機が迫っていました。


でも、彼は頑張って生きている。

まだ諦めるのは早いと思いました。

まだまだやれることがあるのに、私が諦めてどうするの?

と思い、まずは脱水症状を解消しようと自宅で皮下点滴を始めることにしました。


そこから、今出来ることを一つ一つやると決めて、獣医師に相談しながら、バイタルサイン、全身状態の観察、脱水の程度を観ながら点滴の調整。

口腔ケア、マッサージ、ブラッシング、耳掃除。

鼻も乾燥するし、ハナクソもたまって苦しそうなので鼻の掃除も爆笑

声をかけながらケアをして、点滴をした翌日から少しずつ回復。

摘便して5日ぶりにウンチも出し、オシッコは圧迫排尿。


そのうち、自力でオシッコするようになり、ご飯も水分も摂れるようになりました。

ここ数日の体調の変化は奇跡の連続でした。

痙攣発作から8日目には皮下点滴が休めるほど経口から飲めるようになりました。


今のところ、体温、心拍、呼吸は正常です。

今日動物病院へ連れて行きましたが、獣医師も驚いていました。

すごい生命力に感動しています。



彼がこれからどこまで回復するかはわかりませんが、私は今できることをするだけです。

仕事をしながら大型犬の介護はラクではありません。

でも、介護できる幸せを噛みしめています。


あのまま亡くなったら、私は後悔して泣いていたと思います。

今生きていることが奇跡。



夜はオムツをするようになりました。


初めてのことばかりですが、少しずつ要領が良くなり、工夫する知恵がつきました。

この経験で、私は今まで出来なかったことができるようになり、経験値があがります!

こんな貴重な経験をさせてくれる彼には感謝しかありません。

無理せず、少し手を抜く工夫をしながら、彼との貴重な時間を過ごし、楽しく介護したいと思います。