認定講習会では、検定で学んだ部分を復習する内容も入っています。
そこで、今日、デジャヴのようなことが起きました。
アロマテラピーで使う精油の特性の一つは「揮発する」である。
「香りは、空気中に漂っている気体でないと嗅げない。
液体のままではダメで空気中に揮発(気化)し、目に見えない小さな分子にならないと嗅ぐことができない…」
この話、アロマテラピーで使う精油の特性を説明するとき必ず出る話だ。
芳香物質を「嗅ぎ」その情報が脳へ行く。
このとき、香りの分子は細胞が受け止められるサイズにまで小さくないとキャッチできない。
私たちが食べ物を食べるとき、小さくかみ砕いてからでないと飲み込めないのと同様に、脳の中へ分子を運ぶには、ミクロの世界で通用するサイズにしなければならない。
アメブロを見たら、2019年の過去ブログの案内が出ていて、見てみると…
植物が匂いを嗅ぐ仕組み 見えないミクロな世界のできごと
あれま、中身を見てみたら…
今日言ってたことと同じこと言ってるよ💦
香り物質とは、空気中に「気体」として漂っていないと「嗅げない」
つまり、条件として、個体でも液体でもなく「気体」でなければならない。
で、自分で書いてた記事ながら、リンクを確認したら面白いことがわかった。
2カ月前だったか、CBD(カンナビジオール)オイルを買った。
あるテストをしたかったからだ。
そしたら、このブログでも取り上げてた。
β-カリオフィレンのカンナビノイド受容体タイプ2(CB2)活性化作用
ああ…そうか、β-カリオフィレンで良かったのか…
と大麻由来のお値段高いCBDじゃなくても代用できるんだと再認識した。
さらに読み進めるとこんなことが書かれていた。
「殺気」を感じたり、変な空気を感じるのは、この見えないサイズの分子や原子、もっと小さな粒子や素粒子と言われるものを感じ取れる感覚器があるからではないだろうか?
例えばそれは第六感と言ったりするもの。
実は、皮膚の表面にも、小さな素粒子をとらえる受容器があるのかも知れず、それに気づけるだけの科学力を、人類はまだ持っていないだけかもしれない。
うんうん、受容器はあるよね、キャッチする対象はここで言ってるものではないけれど、全身に嗅覚受容器があるのだから…
と、それが発見されたのって何年だっけ?
とサーチしようとして出てきたのがこれ。
皮膚に存在する嗅覚受容体に関する新知見を確認
無添加アンチストレス研究の新たな展開
あれれ? こんな偶然?
実はこの日、認定講習会が終わった後、化粧品メーカーファンケルの創業43周年のイベントにZoom参加していた。
出くわした記事は、2021年6月のニュースリリースだが、
皮膚に存在する嗅覚受容体(嗅覚センサー)に関する3つの新知見を確認しました。
1) 皮膚嗅覚受容体は、環境物質や防腐剤、紫外線、加齢により減少すること
2) 皮膚嗅覚受容体は、抗酸化・抗炎症の機能を高め、皮膚の防御機能に働くこと
3) 「シソ葉エキス」に、皮膚嗅覚受容体を増やす優れた効果があること
ざっくり言うと、皮膚嗅覚受容体は、
防腐剤、紫外線、加齢などによって肌ストレスがかかると減っちゃう。
皮膚の防御機能の役割をしている。シソ葉エキスは、皮膚嗅覚受容体を増やす。
へぇ~へぇ~
シソ葉エキス…化粧品メーカーですから、そりゃぁそういう研究の話しですよね。
しかし、私が探していたのはこの情報じゃない。
全身に嗅覚受容器あるってわかったのいつだっけ?
で、出てきました…
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jao/46/4/46_267/_pdf
(面白い内容なのでPDFを引用)
これによると…
Buck & Axel によるラット嗅上皮での嗅覚受容体の発見(1991)のわずか翌年,1992 年,鼻以外に「異所的(ectopic)」な発現をする嗅覚受容体が発見された…
GPCR(G タンパク質共役型受容体)が精子にも発現することが見出された
※Gタンパク質=グアニンヌクレオチド結合タンパク質
1993年には精巣特異的に発現し鼻にはほとんど発現しない嗅覚受容体も見出された…
1999年に血液,赤血球にも嗅覚受容体が発現することが明らかとなった
後年,白血球にも数多くの嗅覚受容体が味覚受容体と共に発現していることが明らかとなっている…
2000年には前立腺特異的に発現し…
生体内のあらゆる組織にそれぞれ様々な受容体が発現していることが明らかとなった.また,嗅上皮よりも専ら体内の臓器に発現する嗅覚受容体の存在も示唆されており,その機能にも興味がもたれる。
(異所発現する嗅覚受容体より 2015年)
とまあ、嗅覚受容体は全身に張り巡らされているというわけだ。
全身が鼻💦
鼻というか、小さなサイズの分子をキャッチするためのシステムと考えてよいのかな。
とするとだ、やっぱり、キャッチする対象が「殺気」という粒子の流れというのも、まんざら無くもないのかな?
だが、まだそういう科学の段階じゃないのだろうなぁ…
と、他の情報も見てみたら、最新ニュースも出てきた。
長くなったので、それは次回に続く↓
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アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。
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