今晩、『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.5を読み解くセミナーです。
AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、web制作する島田さつきです
アメブロは、過去の同じ日のブログ教えてくれますね。
なんと、2020年のこの日、『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.1を開催すべく、その準備にどっぷり浸かっていたのです。
そして、著者である高山先生が何を述べたいのかを追求するうちに、書籍読解ではなく高山林太郎研究みたいになっていったのでした。
『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』は書籍のタイトル通り、「アロマテラピーの本質」を語ることが目的の書籍なわけですが、2年前のこの時は、書籍をどうまとめるかそれこそ必死だったので、ここでいう「本質」とはなんぞや?という、細かなとこまで自分の中に落とし込めていませんでした。
それに気づいたのは、今回のVol.5で扱う第Ⅱ部のまとめをしている最中でした。
この本の「核」は、今晩行う第Ⅱ部のところであり、第Ⅰ部は、その前振り、アロマテラピーの本質とはなんぞやという所を語るための、背景でしかなかったのだなと。
第Ⅰ部は、アロマテラピーの歴史部分です。
第Ⅰ部のタイトルとしても「アロマテラピーが生まれるまで」としています。
第1章「人類と香りとの歴史」
第2章「アロマテラピーの誕生」
第3章「アロマテラピーとアール・ヌーボーとの結びつき」
第4章「ニューエイジ(新時代)のアロマテラピー」
と、古代からの植物や香りとの歴史について語られます。
歴史も好きな方だったので、ご本人のフィルターを通して歴史が綴られています。
アロマテラピーという言葉を創り広めたルネ=モーリス・ガットフォセの話からその背景。
また、その時代背景がアロマテラピーとどう交わっていたのかが興味深い考察となっています。
近代のアロマテラピーがどのように広まったのか、また、多くの翻訳を手掛けたその背景もわかり、日本のアロマテラピーの歴史も垣間見られます。
第5章は「私と翻訳とアロマテラピー」
タイトル通り、多くのアロマテラピー本の翻訳を行ってきた中で、そこにかける情熱を熱く語り、ご自分の仕事、「アロマテラピー」に対する思いをふり返っています。
ここまでが第Ⅰ部ですが、この長~い第Ⅰ部は、第Ⅱ部の布石でしかありませんでした。
第Ⅱ部こそが、この書籍の「核」部分の、本質そのものを読者に表していたのでした。
そして、Vol.5の準備にあたって、またしても高山林太郎研究者みたいになってしまったのは、調べまくる最中に本の発刊もあったからなんです。
副題『疎開少年の戦中戦後メモリー』のとおり、アロマテラピーとは関連のない幼少期の体験記です。そこには、小学校に上がる前から、家の本を読み漁る林太郎少年の姿がありました。
実は、まだ全部読めていません。
けれど、高山林太郎という人物が、どのように形成されてきたのか、その一端に触れました。いつもお腹を空かせていた子ども時代を送った私の父母と同年代です。
ひもじさ、教師への違和感、亡くなる人、後ろめたさ…80年前の時代背景。
そうやって追いかけていくと、どんどんと高山林太郎研究みたいなことになり、この時はどんな気持ちだったろうか?とか、どうしてこういう言葉になったのだろう?とか、より深く洞察していくことに。。。なにやってんだか ┐(´д`)┌ヤレヤレ
アロマテラピーが、ただの植物療法ではないことが語られている今回のVol.5では、案内人である私、島田の考察もあります。本書以外の補足をふんだんに着けた回となりますので、みなさまには是非ご参加いただきたいと思います。
読解セミナーVol.5 2022年6月開催につき参加者募集中
ただいま、アロマテラピー研究室主催の『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.5の参加者を募集中です。6/16開催です。
翻訳によって日本にアロマテラピー広めた髙山林太郎氏の最後の著書にして、たった10日で回収・発売禁止となった幻の書籍です。このセミナーは、2020年から始めましたが書籍まるごと取り上げるため、全7回を予定しております。
既に終わった回は、リクエストをいただき2名以上になれば開催しています。
【アロマテラピー研究室】ただいま受付中のセミナー
『黄帝内経』読解セミナーVol.2「天年」編第一部 リクエスト開催受付中
『誰も言わなかった アロマテラピーの本質』読解 webセミナー (Vol.1~5) 参加者募集中
アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。
髙山氏から後継人指名をされた林さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。