子どもが親を納得させる「実績」と聞いて思ったこと | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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のぞき見趣味のミオちゃんです。

AEAJ認定教室 調布アロマシオンを主宰し、アロマテラピー研究室でも活動中の島田さつきです。

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下町ロケットのモデルになった植松電機の植松氏のブログで、
子ども(高校生?)からの質問に答えているものがありました。
その中の質問と回答を見て、ふと思ったことを書きます。
 

<質問>親が進路に納得しないとき、納得してもらうべきですか?納得させるにはどうしたらいいですか?

<答え>親が進学費用などで進路実現のために不可欠な場合は、説得しないといけません。
説得するためには、自分自身の納得が必要です。
そして、「実績」が必要です。……………………

https://ameblo.jp/nyg1t10/entry-12683305568.html より

 

この「実績」という言葉の意味を、どれだけの子が理解できるかな?と、
あるTV番組を思い出しました。


中卒の子が自分の進路を父親代わりの祖父と同じ、料理人を目指すというドキメンタリーがありました。
中卒の子の場合、あまりに子ども過ぎて、ほとんどの子が挫折するのがおおよそのパターンです。
この子も、ご多分に漏れずに数カ月で挫折してしまいます。

もしかしたら、TVですからドキュメンタリーとしながらも、そのような脚本になっていたかもしれません。
けれども、この物語は、ほとんどの子たちの代表を描いていたように思えます。

ほとんどの子たちが挫折する…
この子の場合、料理人を目指すと自信たっぷりに口にする前からそれは見えていました。

例えば、野球が好きで野球選手になりたいという子は、野球部に入ったり、
地域の少年野球チームに入ったりして野球ばかりしています。
サッカーなどでも同じです。ピアニストになりたいという子も同様です。
朝昼晩と野球漬けだったり、サッカー漬けだったりします。
ピアニストの場合も、学校のこと以外はレッスンばかりしているでしょう。

では、この料理人になりたいという子はどうでしょう?
料理人になりたいからと料理教室に通わせてくれと親に頼むのか?
はたまた、ラーメン屋になりたかった場合、おこずかいのほとんどをラーメン屋巡りに使うのか?
ラーメンのレシピ研究のため、本を買ったり、web検索するのか?
美味しいラーメン作りのため、インスタントラーメンの美味しい作り方を研究したりするのか?

答えは「否」だと思います。


ほとんどの子どもは、イメージだけで、やるべきことをせずに「夢物語」だからです。
料理人修行に行けば、教えてもらって「成れる」と思っているのではないでしょうか?
包丁すら握らない子が、料理人になりたいと言っているのは、大人からみたら滑稽でしかありません。

ここでいう植松氏の「実績」とはそういうことです。
絵空ごとをいくら大人に言っても、それは絵に書いた餅にしか見えません。
何もしていないで「得られる」「成れる」わけがないと、大人は経験的に知っているからです。

しかし、実績の無い子ばかりではありません。
それが好きですきで、のめり込んでしまう子もいます。
そういう子は、実績を作ろうと思っているわけではありません。
ただただ、好物だから、それを追いかけてしまうということです。

では、実績がないのが悪いことなのか?
私が言いたいのはそこではありません。

実績を作ろう、好きだと思うなら見よう見まねでやってみよう。
おままごとでもいいから、真似っこしてみよう。
という気持ちにすらならない子どもたちの、「教育環境」ってどういうことでしょう?
どうして「成ろう」と思っているのに、それに近づくこともしていないのか?

そういう教育しかしてこなかったのは、大人側の問題です。
子どもにそれを気づかせるような教えをしなかったということです。
それに気づかせるのが大人の役目なのに。。。

教えてこなかったのであれば「あなたはそれが本当に好きなのか?欲しているのか?」を問う作業をしなければなりません。
大人の都合で夢を挫くことが目的ではありません。
本気ならば実績を作れと、その実績とは何なのかを考えさせることも、大人の役目です。
こういうことが、子どもを教育するという大人の役目ではないでしょうか。

教育って学校教育じゃありません。

先人が、後世の人々に継ぐべきことを教えることです。

何もせずに漫然と「成れる」と思わせているのは、大人が子どもたちに提示してこなかった結果です。
昔の人が口癖のように言っていた「親の背中を見て育つ」というのは、大人を真似る「学ぶ」という意味でした。
一番身近な大人が、お手本であったわけです。

身近な大人がそれを示すことができない、つまり教科書(お手本)がないから学べないのです。
そして、それを示すことができない大人もまた、子どものとき大人から学べなかったからです。
無教育の連鎖といってもよいかもしれません。

もし、それがわかったのならば、大人だっていつでもやり直せると思います。
大人がやれば、変われば、子どもがそれを学んで(真似て)変わるのですから。

教育問題は、子ども世界だけの問題ではなく、大人の問題なのだと思います。

 

AEAJ認定教室&カウンセリングスクールアロマシオン主宰の傍ら、アロマテラピー研究室でも活動中。アロマテラピー研究室は、故・髙山林太郎氏が創設しました。
髙山氏は、多くの書籍によってアロマテラピーを日本に広く紹介した日本アロマの火付け役でした。

ロバート・ティスランドの本、ジャン・バルネの本、アロマテラピー界のバイブル「アロマテラピー大全」を翻訳したのも髙山氏でした。アロマテラピー研究室では、髙山氏から後継人指名をされた林琳さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。

 

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