精油には適正濃度というものがあります。
精油は植物が作り出した香りの成分を
ギュッと凝縮した濃い液体です。
普段お肌に塗るときは、
“基剤”と呼ばれる植物油などで
ものすご~く薄めて使うものです。
以前とあるシニア向けのカルチャースクールで
アロマの講座を1年ほど
させていただいていたことがあります。
そのカルチャースクールでお会いした、
「精油を買って使ったことあるわ」
「普段からよく使ってるわ」という方でも、
濃度に関してはあまりご存知ないようでした。
「濃ければいいってもんじゃないのね~」
なんておっしゃってましたし、
中には「濃ければ濃いほど良い」と
思ってらっしゃる方も!
以前受けたセミナー、
「医療機関での“効果的な”
精油の使用に関して大切な事」
でお話されてたのが、
①精油の品質
②正しい使い方
この中で言及されてた濃度は
これをみると、
美容目的では1%で充分!
メンタルケアでは5%とちょっと高濃度ですが、
不調のケアでも7~12%と
そこまで高くはないですよね。
最後の3つは、以前は15%~100%でしたが、
高濃度だとデメリットが多くなるとのことで、
MAX12%までとなったそうです。
でもこれは欧州での濃度なので、
日本人はもっと低い濃度でも良いと思います。
アロマテラピーの本などで
一般に紹介されているものは、
基本的には
「あまり知識のない人が使っても
事故の無い濃度」
なんですよね。
お顔に塗布する美容オイルなどは、
最大でも1%で充分です。
というか、
1%超えるとホントに作用が強すぎます。
精油はそれほど
パワフルなんです。
でもストレス対策には5%、
筋肉痛などには7%濃度で使用できます。
(協会によって異なりますが)
精油の知識があり、短期間であれば
高濃度でも大丈夫。
逆を言うと、
成分や禁忌などを
よく知らない人が
やみくもに使うと危険!
ってことなんです。
精油はご自身とご家族の健康管理に
とっても役立ってくれる自然療法の一つですが、
使い方を間違えると「さぁ大変!」ってことも!
「知らなかった!」で痛い思いをするより、
ちゃんと学んで安心して使いたいですね。
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/112.gif)
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