先月は、薬剤師の久保田いずみ先生による
『花粉症のくすり』講座を、
zoomにて受講しました
今月は『痒み止めの塗り薬』講座です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210423/00/aroma-school-aromano/08/58/j/o1080060714930550542.jpg?caw=800)
今回も、前回と同じく“一般用医薬品”と
“医療用医薬品”のお話から。
医薬品には、薬局などで購入可能な“一般用”と、
医師の処方箋が必要な“医療用”があります。
そして、今現在“一般用”で売られているものの中には、
かつては“医療用”だったものが、
“一般用”におりてきたものもあるそうです。
「OTC(Over The Counter)医薬品」
とも呼ばれる一般用医薬品は、
リスクが高い第1種から、
比較的低いと言われる第3種まで、
3段階に分けられています。
今回のお題は「塗り薬」なので、
皮膚の症状にはどういったものがあるのか、
どの症状にどの塗り薬が使えるのか、
というところを、一つ一つ丁寧に説明して頂きました。
〇 程度の軽いものであれば、OTCでまかなえる
〇 有名なステロイドは、漠然とした不安を持つ人からなんにでも使おうとする人までいる
(お肌が綺麗になるという理由で、化粧下地に入れる人がいると知ってびっくり)
〇 アトピー性皮膚炎はOTCより西洋医学的治療が一般的
〇 蕁麻疹は外用より内服 etc...
そして、痒みを抑える薬にはどんなものがあるのか
その効果と副作用の程度はといった内容です。
病院へ行くかどうかの判断基準となる
“痒み止めの選び方”のロードマップ的なものも
見せていただきました。
病院受診の判断基準は、
数段階に分かれています。
発熱や倦怠感があったり、
炎症を起こしていたり、
広範囲にわたって何か問題があれば
まず病院へ!が基本です。
症状が軽めであればOTCで対処可能だけれども、
それでも一週間ほど様子を見て
改善しなければやはり病院を受診した方が良い。
痒みの症状であっても、
内臓疾患につながる場合もあるので、
その辺りも要注意、とのこと。
痒み止めの薬と言えば、
ステロイドがやはり有名ですよね。
そのステロイド外用薬の選び方や
それを含む薬・含まない薬など、
また詳しく教えていただきました。
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
今回の講座を受講して印象に残ったのは、
◇ 安全性と効果・効能は裏表
◇ 病院へ行く機会を奪ってはいけない
先日クレイの件で書きましたが、
私も以前は「医者へなんか二度と行くか」と
息巻いてた時期がありました。
でも、アロマやクレイと言った自然療法にも、
西洋医学にも、どちらにも得手不得手があります。
なので、どっちか分からない場合は、
医療機関を受診して判断してもらうとかも、
必要なことだと思います。
薬剤師でもある久保田先生は、
お薬のありがたさも毎回語って下さいます。
アロマテラピーもありがたい存在ですが、
扱いに間違うと大変なことになる、、、とも。
塗るにしても、
精油はパワフルな存在。
むやみに原液塗布をすることは、
やはりキケンです。
それを飲むとなるとまた、
その危険度は計り知れません。
薬もアロマも、
きちんと付き合って正しく活用することが、
私たちを守るものになります。
どちらもしっかりと
お付き合いしていきたいですね。
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