当たり前の怖さ
突然ですが、クイズを出します。
『今年は西暦2007年です。では西暦は
何年から始まったでしょうか?』※1
こう改めて聞かれてしまうと、
あれっ?
2007年前に決まったんじゃないの?!
と、その答えに困ってしまう。
う~ん、、、
う~ん、、、、、
いったい何年から始まったのだろう??
なになに、
多くの人は、2007年前、キリストが
生れたとき!と答えてしまうそうで、、、
『歴史的に調べてみると、修道士
ディオニシウスの提案により、キリスト
生誕を紀元ゼロ年にすると決めたのは
西暦525年のこと〔・・・〕しかし、その
525年前にキリストが生れたとする根拠
は明らかではありません。』
だってさ。。。
『また西暦がヨーロッパ全体に広まった
のは、1582年にローマ教皇グレゴリウス
十三世がグレゴリー歴を制定してから』※2
って、おいおい全部、後付けじゃん?!
ホント、何気に流してしまってる常識って
もう一度考えてみないと、危ないよね・・・
そう思った次第である。
まあ、何の答えがある訳じゃないけど、
常に考え続けなあかん!
ちゅうことかな。
(※1~2引用:榊原『幼児化する日本社会』東洋経済新報社2007)
(参考:同上)
商品と製品
サブプライムローンで貸出した融資が
焦げ付き、それが引き金となって起きた
世界同時株価安。
「腐りやすいものほどおいしい」
そんな比喩表現が相応しいハイリスク・
ハイリターンの投資の世界で、、、一体
何が起きて、何を学ぶべき時なのか?
この問題を要約すると、
低所得者向け住宅ローンを「無収入、
未就業、不労所得なし」など、限りなく
信用限度が低い人たちに提供(販売)し、
返済が延滞したら担保の住宅を売って
回収すれば良い。
そんなビジネス・モデルのもと、その
融資原資を、住宅ローン担保証券として
証券化。世界中の、特にヨーロッパ筋の
機関投資家やヘッジファンドにハイリスク・
ハイリターン商品として、販売したこと
が発端。
「返済できましぇ~ん!」
そんな人が、やっぱり多く出始めたので、
機関投資家やヘッジファンドは、危ない
と感じ、すぐさま、この商品を手放した。
しかし、その手放した額が大きすぎた為、
世界中の株価が不安定となった。
まあ、そんな感じ。
別に専門家でもないので、偉そうな
ことは言えないけれど、、、もの作りと
言う視点から言わせてもらうと、
この『証券化』が、モノ作りで言う
ところの「商品」であり、その原材料と
なるのが「低所得者向け住宅ローン」の
融資先となる低所得者の人たちで、、、
『モノ作りの世界なら、他社から買った
部品の不具合でも、欠陥車を売った
メーカーが責任を問われる。』※1
が、この証券化の問題、モノ作りの視点から
だと、いったい誰が責任をとるべきことの
ように写るのか?!
『金融界は最後に損をつかんだ者が悪い、
という「ババ抜き」の世界とも言われる。
自己責任という言い方もある。』※2
『金融機関にとって危ない融資は命取り
になる。ところが転売してしまえば危険
は消える。証券会社が買ってくれるから、
危ない融資への抵抗感が薄らいだ面も
ある。』※3
メーカーには、PL法がある。
PL法※4とは、要するに製品の欠陥を
立証すれば損害賠償を請求できる。
この欠陥とは、他人の生命、身体、財産
を侵害したときである。
世界中を一瞬にして飛び回ることができる
お金。
今こそ、その金融商品の作り手が、長期的
にそれを保証する仕組みが、特に証券化した
金融商品には、必要ではなかろうか?
「商品」と「製品」、この言葉の違いに
どんな言霊(コトダマ)が含まれるのか?!
メーカー、サービス、ともに品物を作る
立場として認識するには、良い機会に
なった問題では?!
などと、
生意気にも、そう思った。
【商品】(ショウヒン)
※5
商売の品物。売買が目的物たる財貨。
【製品】(セイヒン)
※6
製造した品物。
(※1~3引用:朝日新聞2007/09/02朝刊)
(※4参考:日経経済・ビジネス用語辞典日本経済新聞社)
(※5~6引用:広辞苑第5版 岩波書店)
(参考: :朝日新聞2007/09/02朝刊)
今週のGood&New20070902
今週を振り返ってみて、学んだこと
と言えば、
『三軍も帥を奪うべきなり
匹夫も志を奪うべからず』
かな。。。
【三軍も帥を奪うべきなり
匹夫も志を奪うべからず】※1
(サングンモ スイヲウバウベキナリ
ヒップモ ココロザシヲウバウベカラズ)
《意味》
大軍に守られている敵の総大将でも討つ
ことはできる。しかし逆に、どんなに身分
の低い男であっても、その堅い志を変え
させることはできない。つまり、それほど
人の志というものは尊重しなければなら
ないということ。
《注釈》
「三軍」は大軍、「匹夫」は身分の低い
つまらない男の意。
(※1引用:故事ことわざ事典 学研)
何事をするにも、まずは「志」ありき。
高き、清き志を持って、明日に挑まねば!
【志】(ココロザシ)※2
①心の向うところ。心にめざすところ。
②相手が寄せてくれる厚意。親切心。情愛。
(※2参考:広辞苑第5版 岩波書店)