こり固まった関節がイメージさせるのは「老い」「頑固さ」そして「成長の余地のなさ」 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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 こり固まった関節が
 客にイメージさせるのは
 『老い』『死』『頑固さ』
 コンクールでは
 『成長の余地のなさ』です




これは私の好きなバレエ漫画「ドゥダダンシン!」の1シーン。


 実はジョセフ・ピラティスさんも同じようなことをおっしゃっていたりします。
→*若さは背骨の柔軟性に表れる
→*本当の年齢は脊柱の自然な柔軟性によって決まる



今朝、読売新聞の「くらし」のページに載っていた
こんな記事を読んだとき上のセリフを思い出しました。


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「運動不足で筋繊維減る」
なんてザックリとした表題にまとめられていますが、
よく読んでみると専門的なことが分かりやすく書かれていました。


筋肉は筋繊維のあつまりで、筋繊維は筋原繊維があつまってできています。
その筋原繊維には太い繊維(ミオシン繊維)と細い繊維(アクチン繊維)があり、
これらが筋肉の最も小さな単位である「筋節」を構成していて、
筋節が1つ1つ伸び縮みすることで筋肉は動く。


この筋節の数がカラダの柔軟性を左右しています。
ストレッチが柔軟性を高めるために効果的だと言われるのは、
筋肉をゆっくり伸ばす運動を繰り返し行なうことで次第に筋節が増えるから。
そして「骨と筋肉をつなぐ腱に筋繊維が入り込んでいく」、
だから「伸縮性に富んだ筋繊維が伸びることで関節が動きやすくなる」、
とこの記事に書かれていました。


逆に、運動不足が続くと、筋節の数が徐々に減り、
代わりに腱などの結合組織が増えて、カラダが固くなってしまう。
つまり、年齢を重ねるにつれ、筋肉を「動かす」ことが減ってゆくから
カラダの柔軟性が下降してゆく
、ともいえるわけで。


これが冒頭に紹介した
こり固まった関節がイメージさせるのは
「老い」「死」「頑固さ」そして「成長の余地のなさ」

という言葉につながってゆくのではないかなと思いました。


じゃあ、年齢を重ねたら諦めなきゃいけないのか、
というとそうではなく、さきほど書いたように
筋肉をゆっくり伸ばす運動を繰り返し行なうことで
筋節を増やしてゆくことはできる。



カラダの柔軟性の要素はもちろんそれだけではなくて、
筋肉たちを包む「筋膜」が柔軟であることも大切。


ピラティスのエクササイズは
このどちらにも働きかけることができる
理想的なエクササイズだなーって思います。ニコ