途切れないから気持ちいい。流れは作らなくても生まれるのかも | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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毎週金曜日はティップネス三軒茶屋店で
マットピラティスのレッスンを担当しています。
 

先週、スタジオ入場待ちをしてくださっていたお客様が
「先生のピラティスは途切れないから気持ちいいの!」
と声をかけてくださいました。


ピラティスの原理原則として受け継がれているもののひとつに
「フロー(Flow):流れるように動く」というキーワードがあります。


私が過去に学んだピラティスの流派の中にも、
手法としてフローをつくることを前提として
指導者養成しているところがあったりしますが、
私のピラティスの土台となっているSTOTT PLATESでは、
そこまで強く教え込まれることはありませんでした。
 

なので私のレッスンはいわゆる手法としてのフローではない
と自分では思っています。


でもお客様はフローを感じてくださっている。音符”
それが嬉しくて。ラブラブ


私のレッスンに自然なフローが生まれているのは
動きと呼吸の自然なリズムに合わせて
キューイング(誘導)しているからだと思います。
→* 呼吸を合わせる


つまりフローは作らなくても生まれるのかな、って。


ピラティスの原理原則として言い伝えられているものは、
実はジョセフ・ピラティスさんが書き残したものではないそうです。
その弟子や孫弟子たちが彼の言葉をそれぞれにまとめたもの。
(だから流派よって数が違っていたりするんですね)


それは解剖学などと同じで後付けの理論。
理論や手法は、最初にそれを生み出した天才が、
感覚的にやっていたことが汎用化されたものであり、
例えばピラティスのエクササイズや原理原則は
ジョセフ・ピラティスさんという天才が生み出したものが
長年に渡り研究・改良され今に至ったものと言えます。


プロとしてそれを理解しておくことはとても大切なことですが、
それらはきっと、その枠に当てはめることをしなくたって
自然とそこに「在る」ものなのなんだろうなー、
と思ったりする今日この頃です。