「ならわし」のチカラ ~カタチから入る、ということ。 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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今年から神棚にお米、お水、お塩をお供えし、手を合わせることが
朝起きて一番の習慣になりました。


年始にもブログに書きましたが、
「手を合わせる」
ということを日々行なっていると
自然と自分の心と向き合うことになります。


自分の心が本当に望んでいることは何なのか?
どんなふうに生きていきたいのか?
そんなことが暮らしの中に溶け込んでくる。


それだけではなくて、
お米、お水、お塩をお供えし、手を合わせる、
という「行動」から朝がはじまることによって、
1日に「流れ」がうまれる。
カラダを動かす「行ない」によって
その日の「現実」が動き出すことを感じるんです。


古くから伝わる「ならわし」とか「慣習」とかって、
カタチだけのものだと思いがちだけど、
これらの奥義って、実はこんなところにあるんじゃないかな、
と身をもって感じている今日この頃です。


ならわし

 1 しきたり。習慣。風習。

 2 習わせること。けいこ。

 3 習慣づけること。しつけ。


慣習

 1 ある社会で古くから受け継がれてきている生活上のならわし。しきたり。

 2 慣れること。習慣となるようにすること。




どちらの言葉にも
「習慣づける」
という意味が含まれていることが興味深い。


年末年始~春までの季節って、
日本古来のならわしを意識する機会が増えますよね。
例えば、先日の七草粥とか。


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初詣とか、節分とか、雛祭りとか、お花見とか、
そんな季節ごとの行事たちが1年に「流れ」を作ってくれる。
「ならわし」が習慣をつくっていく。


これって、ある意味「行動療法」みたいなものなのかもしれないなー、
なんて思ったりもします。


そういえば、ジョセフ・H・ピラティス氏の2冊目の著書
「Return to Life  through Contrology」
にはこんな一節があります。


まずは心を決めて、コントロロジー(※現ピラティスのこと)のエクササイズを10分間、毎日怠ることなく続けよう。不思議なことに、“健康への道”であるコントロロジーを始めると、無意識のうちにエクササイズの時間が伸びてゆき、気づかないうちに10分から20分、あるいはそれ以上になる。それはなぜか。答えは単純なことである。エクササイズが、鈍くなっていた血のめぐりを促したため、筋肉や精神的な活動によって蓄積された疲労物質が、血液の流れを通じて排出されるからである。脳がすっきりして、意志の力が働くようになるのだ。


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今日は新月。
カタチから入る、ということをはじめてみるのに、
ぴったりな日かもしれませんね。ニコ


私も新たにまたひとつ、
毎日の習慣を増やしてみるつもりです。futabato.