子どもの習い事の「お教室えらび」 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

呼吸からはじめるピラティスライフ

50歳からの人生は「自分の呼吸」で歩きましょう。オーガニックな呼吸でWell-beingな毎日を。そんな思いやヒントになる情報、ピラティスインストラクターの日常を綴っています。>>>
自由が丘/宮前平/マシンピラティスプライベートセッション/マットピラティスオンライン






「ちゃんと伸びる膝なのに、ポワントだと曲がってしまうのは、
もしかしたらこのトゥシューズが彼女にはまだ硬いのかも。
もう少し柔らかいトゥシューズに履き替えてみてはどうかな?」


そんなアドバイスを先生にいただいたのは先週のこと。
今日は午後からのお稽古に間に合うように、
娘のトゥシューズを買いに渋谷まで出かけてきました。


これまで娘が履いていたトゥシューズは、
以前のお教室で先生が買ってきてくださったもの。
こんなふうにフィッティングして購入するのは
今回が初めてのことでした。


先生がご紹介くださったフィッティング担当の方は、
娘にも分かるように説明しながら、丁寧に見立ててくださいました。
信頼できる先生のご紹介は、やはり間違いありませんね。






さて。
先日、子どもの習い事の「教室えらび」について、
気付いたことがありました。


元々、カラダの資質的にアンディオール(股関節外旋)があまり得意ではない娘。
その日はバレエのお稽古から帰宅したあとも、
家でピルエット(回転)の練習をしていたのですが、
外旋があまいせいで安定しないように見えたため、
少しだけ外旋の仕方を教えてみたんです。


そしたら、驚くほど飲み込みが早くて。
娘は完全に「教わることがうまい」タイプだな、と思いました。


何かを習得するとき、
「教わることがうまい」タイプと
「学ぶことがうまい」タイプがいます。


一方、教える側にも、
「教えることがうまい」タイプと
「学ばせることがうまい」タイプがいます。


「先生」と「生徒」でこのマッチングがうまくいくと、
習得率はぐんと高まります。


ちなみに私は「教えることがうまい」タイプ。
だから「教わることがうまい」娘とは相性がいい。


ただし、今回は娘が教えてほしかったタイミングに
たまたま私が声をかけたからうまくいった。
いくら相性がいいとはいえ、違うタイミングで口を出したら、
きっと聞く耳を持たなかったでしょう。
(母娘は特にムズカシイのだ!笑)


「教わることがうまい」人ほど、師匠選びがその先を左右します。


娘は今のバレエスクールが4つめのお教室です。
1つめは、学ばせるのがうまい先生。
2つめは、教えるのがうまい先生。
3つめは、学ばせるのがうまい先生。
そして今は、教えるのがうまい先生。


2つめから3つめに変わったのは夫の転勤でやむを得ずでしたが、
1つめから2つめ、3つめから今のお教室に変わったのは、
完全に私の感覚的な判断からでした。


でも今ならその理由をちゃんと理論的に説明できます。


「教わることがうまい」人は、「教えることがうまい」人とのほうが
圧倒的に相性がいいんです。


娘みたいなタイプは「学ばせる」先生につくと混乱します。
つまり、もし才能があったとしても、残念ながら伸びません。


習い事の「お教室えらび」は、周囲の評判などを参考にしがちですが、
それよりももっと大切なのは、子ども自身の特性を知ることなんですよね。


「教わるのがうまい」タイプなのか、
「学ぶのがうまい」タイプなのか。


その見極め方については、またあらためて記事にしますね。ポイント