第1話 ルーツ | 第2話 はじまり | 第3話 最初の試練 | 第4話 挫折寸前 |
第5話 ボロボロなカラダ (この記事)
■エアロイントラ時代
エアロビクスインストラクターになるという夢を叶えた私が、
あとは順風満帆なイントラ道を歩んでいたかというと、けしてそうではなく。
当時のエアロビクスといえば、ジョギング、ジャンプなど、
ハイインパクトと呼ばれる衝撃性の高い動作が主流でした。
当然インストラクターには、それに必要な体力・筋力が求められます。
実は私、エアロビクスを始めた頃はダンスと区別がついてなくて、
ハマってからようやく「エアロは運動なんだ」と気付いたんですよ。あはは。
とにかく、ただ“踊る人”になりたかった私…
なので、学生時代は全く「体育会系」ではありませんでした。
バレエは細々続けていたけれど、部活もせず、運動といえば体育の授業くらい。
インストラクターになろうなんて人は大抵スポーツが得意だったりするんでしょうが、
私は基本的にしんどいことは大キライっていう学生時代を過ごしてましたから、
そもそもの基礎的な体力・筋力のベースはほとんどできてなかったわけです。
それに加えて極度な“反り腰”。
ピラティスインストラクターである今ならよく分かるのですが、
ハードなハイインパクトエアロビクスをこなせるだけのカラダの“土台”が、
私は全く出来上がっていなかったんですよね。
■故障
大きなケガをするところまではいかないものの、インストラクターになってからずっと、
いつも疲れていて、どこかが痛かった―――
とりあえずその場しのぎ的にマッサージを受けたりしながらレッスンを続けていたんです。
いちばん最初の故障は足底筋膜炎。
それから肩のインピンジメント。
このくらいのうちは、なんとか騙し騙しレッスンを続けることもできます。
けれども、いよいよその場しのぎが通用しない事態に。
■腰椎すべり症
腰に違和感を覚えるようになってからも、相変わらずレッスンを続けていました。
だって、それが仕事ですからね。
けれども、だんだん脚も突っ張りはじめ、やがて足にまでしびれが出始め・・・
そして、とうとうまともに歩くことすら出来なくなってしまいました。
そこまできてようやく整形外科を受診。
レントゲン検査の結果、腰椎すべり症と診断されドクターストップ。
3ヶ月間レッスンをお休みしなければならない事態に陥ってしまったのです。
私のカラダはもうボロボロでした。
つづく・・・
どんなに探しても、エアロイントラ時代の写真が見つからなくて・・・
とりあえず、その頃の私はこんな感じ。
真っ黒に日焼けして、レオタード着てレッスンしてましたよ!