私のピラティス道 ~第3話・最初の試練~ | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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 第1話 ルーツ  | 第2話 はじまり  | 第3話 最初の試練  (この記事)





■エアロビクスインストラクター養成コース

新卒入社で㈱ティップネスに入社した私は、5日間の新入社員研修を終えると、
ティップネス京橋店に配属になりました。
関西第一期となるエアロビクスインストラクター養成コースの開催場所が
京橋店だったからです。


入社試験の最終面接で社長に
「養成コースに入ってエアロ社員になる」
と偉そうに言い放っていた私。
当時アルバイトしていた京橋店の支配人が養成コース立ち上げにも
関わってらしたこともあり、自然と《入社後は養成に入校する子》という前提で、
入社の時期を迎えることとなります。


ただし、養成コースに入校するためには、
まず「オーディション」に合格せねばなりませんでした。
4月からスタートすることが決まっていたため、入社前の3月、
私は養成コースのオーディションを受験しました。


自分のその後の人生を決定づけるオーディション―――
そういえば、オーディション終了直後にぶわーって大泣きしたんだっけ。(笑)
たぶん緊張の糸が切れた、って感じだったんだと思います。
純粋で可愛かった22歳の私でしたね~^^
当時ティップネスのオーディションって凄かったんです。
日曜日の営業終了直前の時間、お客様がチェックアウトされ始めるころに始まっていたような。
受験者全員が胸にゼッケンをつけての一斉審査。体力と筋力と柔軟性をガッツリ審査されます。
養成コースのオーディションは、インストラクター採用オーディションと比べると軽いものだったけど、
それでも沢山の方に観られながら受けるオーディションは、もうめちゃくちゃな緊張感だったような。


そして、入校オーディションに無事合格。
入社と同時にエアロビクス養成コースがスタートしました。


■試練の日々

養成コースは平日の午後2から5時までの3時間の授業を週に4日。
社員になった私は、うち2日は公休日、残りの2日は早番勤務(朝6時半~)。
つまり、入社から養成コース卒業までの3ヶ月間はまったく休みのない日々を過ごしました。
もちろん授業の時間以外にもレッスンを受けたり、指導練習をしたり、
筋トレしたりしなきゃなりません。
大好きだったエアロビクスだけど、さすがにストレスと疲労がMAXの日々が続きました。


当時のティップネス、プログラミングや指導力以上にインストラクターに求められていたのが、
パフォーマンス力やエンターテイメント性、エネルギー感、みたいなもの。
実際、活躍されていたインストラクターさんは皆、カリスマ的な存在の方々ばかりでした。
なので当然、養成コースでもそのあたりのことが、大いに求められました。
今じゃ絶対にNGなんだろうけど、京橋店からOBP(大阪ビジネスパーク)まで歩いて行って、
広いホールでいきなり、大声でカウントかけながら腕立て伏せをさせられたことも!(笑)
ちなみに先生は遠くからそれを見てるの。当然、警備員さんに怒られました(;^_^A


つらかったけど、楽しかったな。
私の人生の中でいちばん一生懸命頑張った時期だったかも。
同期にすご~く恵まれて、いっぱい助けてもらいました。
彼女たちは四半世紀たった今でも大切な友人だったりします。


その当時の写真が手元にないため、
15年くらい前に同期で集まった時の写真を。^^
(みんなー、勝手に載せてごめんねー)

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3ヶ月間の基礎コースの集大成が「卒業レッスン」という名の卒業試験。
実際にお客様に入っていただき、1レッスンを担当するのです。


実は卒業レッスンの当日、ワタクシ最大の試練を迎えておりました。


この基礎コースが始まるとき、私たちはそれぞれに「公約」を宣言していました。
私の宣言は「5キロダイエットします。できなければ卒業レッスンをやりません」というもの。
卒業レッスンをやらないということは、イコール卒業できないということで、
つまりはインストラクターになれない!


卒業レッスン当日朝、体重は目標体重を0.5キロ上回っていました。ガーン
「このままでは卒業レッスンができない・・・汗
で、なんとワタクシ、最終手段として直前にがっつりサウナに入って滝汗流しましたアホ
卒業レッスン直前の先生による体重チェックでは、ギリギリ0.2キロだけ、
目標体重をクリアできたというダメダメエピソードを作ったワタシですぷぷ
注意よい子は絶対にマネをしてはいけません!


つづく・・・