ゲン閲覧制限の撤回に思う | 一般社団法人 自由社会を守る国民連合

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http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/2013-08.html

★子供達は後年、自ら判断せよ!

前エントリー「はだしのゲン閲覧制限に思う」にて、漫画『はだしのゲン』(著者:中沢啓治)の描写が過激であるとして、島根県の松江市教育委員会が子どもが閲覧する際は教員の許可が必要とするよう市内の全市立小中学校(49校)に要請していたことに触れました。
http://ameblo.jp/arikadodaisuke/entry-11598451007.html

さっそく撤回だそうです。

以下、ニュースより引用


ゲン閲覧制限撤回:松江市教委「混乱させたことをおわび」
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「はだしのゲン」閲覧制限問題の結論について記者会見で発言する松江市教育委員会の内藤富夫委員長(右から2人目)
 松江市教育委員会が故中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を全小中学校に要請している問題で、市教育委員5人による臨時会議が26日、松江市役所であった。「市教委が学校側に閲覧制限を求めた手続きに不備がある」「取り扱いは学校の自主性を尊重する」との意見で全員が一致し、制限の撤回を決めた。委員の一人の清水伸夫教育長(62)は会議後の記者会見で「子供の健やかな成長を願った判断だったが、結果として混乱させたことをおわびする」と陳謝した。
毎日新聞2013年08月26日


以上

教育長が謝罪までしちゃいましたよ。

前回の記事中にも述べていますが、過激な描写だとか表現だとか、それを閲覧したところでどうということもないでしょう。だって、それを読んで来た1人である筆者(有門大輔)が言うんだから間違いありません(笑)。

これは教科書問題にも言えることですが、左の教育を受けても右になる者は右になります。逆に右的な教育を受けたところで左的になっちゃう奴は左的になっちゃうもんなんですよ。尤も右だとか左というのは今日の状況を見ても然したる重要な意味を持ちません。

TPPやら移民の受け入れなんて左派よりも、右派・保守政党である自民党が推進していますしね。

ゲン閲覧は同作品の中で出てきた旧軍による虐殺だとか、朝鮮人への差別だとか、原爆投下だとか、そういった情報をどう捉えるかの問題ぢゃないでしょうか。

子供のうちは仕方がありません。学校という「世界」が全ての子供のうちは教師から生徒まで一丸となって反戦平和だとか反軍、過去の反省・謝罪と言っていれば自身もそうなっちゃうもんです。それが美徳だと思い込んぢゃうもんなんでしょう。例外的にその当時からドロップアウトして右翼色が全開になっちゃうような人もいるでしょうし。


大人になってから誰しも思うことがあるでしょう? 今にして思えば、あの先公ってバカだったよなってことが。

あらゆる意味で社会への参画権を持たない子供のうちから正しい歴史だとか国家観を焦って持たせようとする必要もない。

日本人として育った時点(大人になった時点)で、自身でどう判断するかの問題でしょう。

はだしのゲンの作者(故人)の妻が制限撤回に対して感激のコメントを述べていますよ。

以下


<ゲン閲覧制限撤回>中沢さん妻「素直にうれしい」
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故中沢啓治さんの妻ミサヨさん=広島市で2013年6月
 「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんの妻ミサヨさん(70)は、閲覧制限撤回の知らせに「素直にうれしい。子供たちがこれまでのように本を自由に手にとって、読めることが大切」と話した。

 「ゲン」が週刊少年ジャンプで連載が始まってから、今年で40年。単行本などは累計1000万部以上発行され、英語やロシア語など約20カ国語に翻訳されるなど海外でも読者は広がっている。ミサヨさんは松江市教委の閉架措置に「この40年、国内外で何一つそういう話はなかったので、何でという思いでした」と振り返る。

 中沢さんは生前、「戦争はきれいなものではない」と常々話していたという。「一部だけ切りとらずに、漫画が何を言おうとしているのかしっかりと受け止めてほしい。いかに平和が大切か、ゲンを読んでかみしめてもらえればうれしい」と語った。
毎日新聞8月26日(月)20時37分配信


以上

そう言えば、はだしのゲンの英語版まで中学校の図書室に置いてありましたね。反戦平和の反日教育とともに英語を学習せよっていう教育者側の意図ですかね。

作者の奥さんが「一部だけ切りとらずに、漫画が何を言おうとしているのかしっかりと受け止めてほしい。いかに平和が大切か、ゲンを読んでかみしめてもらえればうれしい」と語っていますが、漫画で描かれていることを全てを鵜呑みにすることなく、事実は事実、虚偽は虚偽として、各々(おのおの)が自分の中できっちりと判断すれば良いんですよ。

主人公ゲンに感情移入するのも大いに結構ですが、いかに平和が大切かと認識するなら、ゲンで描かれている世界観が全てじゃありません。むしろ正反対にある方途こそ平和への道であると、子供達が自分で気付いて判断するようになるまで、そう時間がかかることではないでしょう。

どんなに反戦平和教育をやろうとゲンを推奨しようと何をしようと、卒業しちゃえば何とやらというやつですよ。


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