桜島の昭和火口が18日に、中規模噴火をしました。噴煙の高さは5000メートルを超えて、今年になって500回以上の爆発を起こしています。
1914年に起き多くの被害をもたらした「大正の大噴火」から、まもなく100年になります。
この100年で、ほぼ9割のマグマを取り戻して来ているそうです。100%になるには、あと10年くらい先になるようですが、長期的にみて大正噴火級の大噴火に備える時期にきているとの事です。
松原照子さんも、最近は自然災害の「世見」が多いですね。19日のは桜島噴火について触れていませんが、噴火前に書いたものなのか、富士山について言っているのでしょうか。
いつの日か我国が目にする光景
<世見> 2013/8/19
今日も日本のお山は静かにしてくれています。なぁんとありがたいことでしょう。
私達ネ。我が身のことばかり考えて過ごし過ぎています。異常気象 異常気象と言いながら自然界のありがたさを忘れています。
確かに自分ひとりくらいが何かをしたってとも思いますが、「ありがたい」と思える気持ちひとつで随分と何かが変化します。
私はパソコンが見られませんが1980年5月18日に起きたセント・ヘルズ山の大噴火を調べてみて下さい。もしかするといつの日か我国が目にする光景かもしれません。
北米のカスケード山脈は現在も地下深くは活動しています。火山噴火は人類の歴史を大きく塗り替えるのには一瞬の出来事です。
ピナツボ山の噴火に私達は何を思えばいいのでしょうか?
「マグニチュード5.0の地震」この地震がもたらすものは何なのだろ350kmもの先まで鳴り響く轟音。
すると凄まじい勢いでガスが噴出したかと思うと爆風がもの凄いスピードで噴き抜けあっという間に大木を倒したかと思うと周囲を消しさってしまいました。
この後、火が点いているかのような火山灰と岩と氷の雨が容赦なく降り注ぐ。この光景は過去にも幾度となく人類が目にしたことです。
山の斜面の全てが崩壊し、自然界のもの凄さをまき散らした後は灰色一色の世界が待っています。
私はあなた様を恐がらせようとしているのではありません。パソコンでお調べになるとわかりますが過去こうした自然界の歴史が載っていると思われます。
いつ何が起きるかわからない自然界
<世見> 2013/8/18
周期的に自然発生しては私達を恐怖への道に導く自然界。人間の手ではなすすべのないのが自然現象です。
私達人間は自然災害と縁深き間柄なのでしょう。
でも私達は多くの自然現象に立ち向かう勇気も持ち合わせています。
確かに大自然の脅威は身も竦みその瞬間体も硬直をして動けなくもなりますが、人々は立ち上がり未来へと進む道を開拓者精神を発揮し生きようとする地球の中の生物の王者としての貫録を見せたりもします。
今年の夏は異常が付く上に大を付け、大異常と言いたくなるほど天候が不安定です。
集中豪雨は記録をこれからも更新することでしょうし、まるでサウナのような蒸し暑さは天にごめんなさいが幾度でも出て来ます。
後4カ月過ぎると冬がやって来ます。雪と霙が混じったアイスストーンが世界中で多く見られるようになるとも思います。このアイスストーンの被害額はきっと驚く数字になることでしょう。
その冬が今度の冬でなければ数年以内に被害を確認出来ると思います。
私は皆様に申し上げたい。いつ何が起きるかわからない自然界、どんな時も人間の醜い面を出すことなく「共に生きる」ことを喜びにかえる心根だけは忘れないで欲しいと思います。
大災害は地震だけではありません。津波 洪水 火災 噴火 台風 ハリケーン 落雷 竜巻 と数多く地球には存在しています。
ただネ。海霧もこれから危険な要因として心に留めておかなくてはいけません。
特に海で働く人々は十分この海霧と高潮には気を付けて下さい。海難事故が気になっています。
<転載終わり>
照子さんの言う1980年の噴火は、セント・へレンズ山の噴火の事ですね。
「米国の富士山」と呼ばれていた火山は、下の写真のように山体崩壊してしまいました。
成層火山は最後にはカルデラ化する運命にあるようですが、富士山はこれだけはなって欲しくありません。
少しくらい煙を出してもいいですから、どうか美しいお姿はそのままでいて下さい。
しかし、鹿児島の方は火山灰の降る中を、いくら慣れているとはいえ、あまりにも無防備なので驚きました。
ハンカチで口を押さえている方が多く、なぜ、常に粉じん用マスクとゴーグルを持ち歩いていないのかしらと不思議に思いました。
ガラス質なので、アスベストのように肺に入ったら大変です。
万が一富士山が噴火したとしたら、このような感じになる事を想定して、関東にお住まいの方々も是非、今から準備しておいて下さいね。
また、噴火と地震は密接な関係があるので、今後しばらくは注意していた方がよいかと思います。
1706年
1月28日 : 霧島山噴火
1707年
10月28日 : 宝永地震(南海トラフ地震)
12月16日 : 富士山宝永大噴火
1923年
7月 : 霧島山噴火
9月1日 : 関東大震災
2011年
1月26日:霧島山噴火
2月22日:ニュージーランド地震(M6.1)
3月11日:東日本大震災
2013年
8月16日 : ニュージーランド地震(M6.5)
8月18日 : 桜島噴火
何があってもおかしくない時代です。生かされている事に感謝し、地球や大自然にも感謝して、一日一日を大切に生きていきたいと思います。