肝心なKATANAアンプの音について、ようやく書けるぐらい馴染んできましたので
各アンプモードについて感想を書いてきます。
その前に、まずKATANAアンプの特徴としてGAINとEQの効きが良いです。
特にトレブル•ミドルは10~13時の間で音のキャラが変わるので微調整して音作りするのがポイントかな、と。
•CLEAN
まずは名前の通り、歯切れの良いカランッと澄んだサウンドのクリーン。
敢えてトランジスタ、それこそJCクリーン的なサウンドを狙っているような感じがします。
トランジスタっぽいとは言っても無機質で線の細い感じではなく、
セミアコを繋げは甘さも感じる、艶のあるクリーントーン。
Roland Blues Cubeのクリーンとは別物で、目指しているところが全然違う感じですね。
良い/悪いではないですがBlues Cubeのほうが倍音豊かでリッチな響きだとは正直感じます。笑
•CRUNCH
粒が粗めで乾いたアメリカンな雰囲気のクランチサウンド。
写真のセッティングでストラトで弾くとブラックフェイス的なクランチで気持ちいい(^ ^
で、このCRUNCHチャンネル、GAINをあげると結構歪みます。
ゲインを上げてもバリバリとならず歪みの密度が増す具合で、
ハムバッカーでGAINを14時方向まで上げればディストーション的な質感を持ったハードなオーバードライブサウンド。
しかもギターのボリュームを絞れば歯切れの良さが戻ってくれて、幅広く使えるチャンネルですね。
•LEAD
明るく軽い、歪みの粒が細かいディストーション。
正直ストラトではキンキンしてあまり良い音が作れません。汗
ハムバッカーならまぁまだ使えるかな、、ぐらいでディストーションとしては個人的にはあんまり使う必要性のないモード(^^;
ただ、10時方向までゲインを落とした写真のセッティングにすると
ハムバッカーのセンターポジションでも歯切れの良い明るいクランチサウンドになり
ディストーションよりクランチサウンドで使いたいチャンネル。
•BROWN
ローミッドの厚みとハイのエッジが両立したディストーション。
GAIN 14時方向で結構なハイゲインなのですが分離が良くフルコードで弾いても音が潰れない、
かつパワーコードで弾いてもしっかり厚みがあるという、かなり使えるディストーションです(^^
こちらもギターのボリュームへの追従性が良く、流石にクリーンとはいかないものの、クランチまではスムーズに変化してくれます。
各モードの音の印象を書いてきましたが個人的にどれも使い勝手のあるサウンドで
本体にメモリー出来る4つのプリセットには全てのモードを使用してます。(本ネタは後日)
さて、KATANAアンプのようなトランジスタ類(デジタル?)のアンプで多くの人が気にされるのは
"真空管アンプの音にどれだけ似ているか"かと思います。
その問いに対する自分の答えは、、、"分かりません"、です。笑
そもそも真空管アンプ(の歪み)の経験値が少ない、真空管らしい音というものに興味が薄いので、、。
別に真空管だろうがトランジスタだろうがデジタルだろうが
気持ちの良い、"ギターアンプらしい音"が鳴ればそれで良いです。
KATANAアンプは極端に言ってしまえば、BOSSのマルチエフェクタにスピーカーを付けたアンプ、と言う印象だったりします。
真空管らしいかどうかは分かりませんが、ギターを繋いで鳴らすのが楽しいアンプで
個人的には入手しての満足度の高い機材でした(^^
惜しむらくはマイスタジオのショボいPC(Windows XP)ではTONE CENTRALが使えないことです。笑
★2022/2/26追記:導入5年弱の状況