2026  0606   ヨコハマ 晴れ☀️


穏やかな土曜日。

今日からギターの M さんのライブ用7弦サブギターとして購入された某メーカーさんのチューンナップ作業に取り掛かります。


が、問題なのは現状設定そのものに有ります。どんな風に作っても音は出ます。でもそれは自由に設定は出来ない事を知らない方が多いのも現状。


楽器にはレギュラーなチューニングが存在し、それに合わせて弦も製造されてますから、各弦のバランスやテンション感と音色、サスティーンがいかに音楽的な設定にまとまっているかが非常に重要なのです。

その意味では楽器の設計には拘束条件だらけなのが実状で、ハッキリ言えば、そこに自由なんか無い!のです。

それを理解してない技術屋が実に多いのです。


まず、この個体のヘッド設定がハードテンション過ぎますね。これじゃ和音も単音も硬くてただ音は出る、だけの設定になってます。

結果、かなりのペグロケーション変更が必要な上にヘッドダウン設定の変更も必要なのですが、ペグを移動したい位置に変更すると7弦ペグがヘッドからはみ出してしまうので、ヘッドの形状変更も行わなくてはならないのです。


ご依頼には予算が有りますからヘッドの作り替えは出来ないのが実情ですから、せめてネックの仕込み設定変更だけは行いましょう、と言う作業内容です。


ボディでの各設定にも問題が有りまして、ネック仕込み位置からするとトレモロ位置が手前過ぎますし、ピックアップのロケーション位置もズレてますので、それらを解消するにはネックの仕込み位置をヘッド側にズラす必要がありますね。同時に指板高設定、仕込み角度設定もやり直す必要が有ります。


こんな具合で、バランス良く鳴らない楽器にはその原因が必ず有りますから、そこを変更しない事にはプロが使えるレベルには出来ないのが実状です。