"A peaceful coup d'etat from Thailand"
やれやれ、一ヶ月弱放置してしまいました… 別に空けていたわけではないのですが、ちょこちょことした作業が絶えないのと、常に「あれやらなきゃ~」という気分が付きまとって、なかなか更新できませんでした。わかります?この感じ!<同意を求めている
タイとか言っているからには触れねばならないと思うのですが、クーデター驚きましたね。4月の新聞社筆記試験以来、新聞を全く読まなくなってしまっていたのですが(げんきんなので…)、友達に「時期ずれてよかったね~」と言われてびっくり。それからしばらくは紙面をチェックしていました。
まあご存知の通り、これは国王の了承を得た”手段としてのクーデター”であり、タイ国内は至って平和。各種インフラの機能が麻痺することもなかったようです。
折りよく、学会のレクチャラーだったニラモンさんからもメールが。「こちらは至って安全である。むしろ、今回のことでタイに対する海外諸国の誤解が起きるのを恐れている」と。感動しました。
学会のフリータイムで、私たちを懇切丁寧にガイドしてくれた学生たちからも感じたことなのですが、彼ら(特にインテリ層)は「タイを正しく理解し、友好的な感情を抱いてほしい」という気持ちが非常に強いように思います。これからますます成長し、共に世界を牽引していく国として…ということなのでしょうか。私たちは、単なる「いい思い出を持って帰ってね!」に止まらない、非常に知的なもてなしを受けたのでした。
ニラモンさんのメールに添付されていた写真のうちの一つ。
微笑ましくも、ニラモンさんの真剣さとプライドが感じられる一枚です。
"カアサン モ ナガイ ノヨ"
アユタヤの王宮の周りで象さんに乗ることができるのですが、すっかりタイ感覚になっている我々は、当初「高いよ~」と渋っていました。円に換算して数百円なのに… 恥ずかしい。でも、数十円で色々できてしまうとそうなってしまうのです。慣れって怖いですねw
近づいてみると、実は象さんの毛って硬いブラシの毛のようにごわごわで、産毛のような柔らかさを想像していた身には驚きでした。そして、瞳のカラーが吸い込まれそうなゴールド。思わず見つめてしまいました。
20分くらいかけて王宮を一周コースもあるのですが、私たちはケチって10分のコースに。でも、充分楽しかったです。しかし歌の「ぞうさん」の、あのゆらゆらとした三拍子は真理でしたね。象さんの背中に乗ってあれを歌うと、リズムがぴったりで、ものすごくしっくり来るのです。あれは象さんが歩いているところを見ながら作曲したのかしら、それとも背中に乗りながら…?
よく言いますが、一度触れ合うとやっぱり好きになっちゃいますね。仏具屋街で、象さんモティーフのブローチを2つ購入しました。
微笑みの文化
観光案内のキャッチコピーで、「微笑みの国」と書かれているのを見たことがありますが、タイは本当に微笑みの国だなあと思いました… 屋台の売り子さんでも、デパートの店員さんでも、通りすがりの若者でも、大学の先生でも、目があったりこちらが御礼を言うと、柔らかい笑顔で答えてくれます。それが絶妙な、デザートによく使われるココナツミルクのような柔らかさなのです。人口甘味料にはない、自然な甘さというのか。
あとはやはり、”ありがとう”と同時に取る合掌のポーズですね。日本でされるとドキッとしますが、旅の最後の方では自分も自然とやっていました。気持ちがしゃきっとするのです。少林寺拳法をやっていた頃を思い出します。
大乗仏教の国であるせいか、基本的に皆親切で、移動やショッピングで嫌な思いをすることもほとんどありませんでした。タクシーには必ず、プラ・クルアンと呼ばれるお守りがさがっていて、何となく安心感がありました。(それで安心するなって話ですがw) お寺見物では、コンタクトの外れた先輩に鏡を差し出してくれた学生までいて、何て紳士なんだろう…と嬉しくなりました。
…私は警戒心が薄いのか、誰とでも目が合うと笑ってしまう性質で、恐らく日本では「けったいな奴やなぁ」と思われていることが多々あると思うのですが、要はタイではそれが普通で嬉しかったという話です。
ホスト校チュラロンコン大学の学部生と、夜市のビアホールで飲んだ時の写真。
建築学科のPちゃんに、友達が振り付きの”かっこいい!”を教えているところです… 全く我々も何をやっているんだかw めちゃめちゃ萌えでしたけどね?
走る、高度経済成長期
タイ人の足、トゥクトゥクです。
いわゆる三輪トラックで、元々は日本独自の乗り物でした。日本でも戦前から戦後にかけて、舗装されていないボコボコの道をこいつらが走っていました。となりのトトロでも、引越しのシーンで使われていますよね。
トゥクトゥクのエンジンは、私が乗った限り三菱製が多かったです。二輪車はヤマハ、四輪車はホンダ・トヨタ・イスズ・日産。どれも一昔前の車種です。バンコクの街では、まさに日本の高度経済成長期の動力たちがうごめいていました。大学街のエリアには、自動車部品を扱うジャンク屋が集まっていたりして、すごく面白かったです。そういった部品をアッセンンブリしたものなのか、エンジンむき出しのバイクが多く、騒音が酷いことには閉口しましたが…
泊まっていたスチューデントハウスの傍に、Lotusという大きなスーパーマーケットがありました。(詳細はよくわからないけど、イオンが経営に参加しているみたいで、まさにイオンって感じです。)
何でも売られているんですが、家電のコーナーに面白いものが。
見ての通り、電気釜です。しかしこういったスタイルの釜って、日本ではとうに絶滅してますよね。インターフェイスは劇的に単純。オンとオフ、くらいのものです。辛うじてタイマーがあったかなかったかくらい。こういったものに、”新製品”のステッカーが貼ってある。シャープとかナショナルとか、日本の大御所ブランドばかりです。海外向けに現地でつくっているんでしょうね。
…先進国における多くの製品が、ほとんど機能魔に走っていることを痛感したと同時に、こういうところにいたらもう一度高度経済成長期を体験できるんだろうなあ、と思いました。
タフな胃袋
洗濯物をまとめて片付けていたら、どこぞやのポケットからスイカの種がポロッとこぼれてきて、大爆笑でした… やれやれ、いつ入ったのかしら。
タイ経験者にびっくりされましたが、セレモニーや先生方との会食以外は、だいたい屋台でご飯を食べていました。タフな胃袋の持ち主が多かったようです。野菜もスパイスもたっぷりで、伊達にレストランで食べるよりも、現地の味を満喫できたような気がします。 しかも安上がり! その分をお金をエステやマッサージに回せましたw
※もちろんデリケートさんには、屋台飯おすすめできません
皆リミットを考えずにどんどん頼むので、テーブルの上が一杯の図。一体何種類くらいの野菜があるんでしょうね… どこでも必ずある、唐辛子を漬けたビネガーは、何にかけても食が進むので大好きになりました!
象に乗った小生
いやはや、タイから戻ってまいりました… アジアンメガシティと合わせて1週間かそこらの短い間でしたが、これまでの旅の中でもかなり上位に来る満足度でした! 現地や他のアジアの学生たちと、ガヤガヤ交流できたのが大きかったです。
という感じで、プレゼン後の開放感で遊びすぎたせいか、機内でも税関でも疑われまくり。テロの影響で一様に厳しくなっているはずなのに、私だけ呼び止められるのですw そんなに焼けた?
私をそんな姿にしたのは、主に
アユタヤでした♪ 遺跡測ってる研究室としては、大フィーバーです。 一緒に映っているこの子たち、自分から「撮ろうよ!」って声をかけてきたのです。タイの子、皆素直でかわいくって本当に大好き。
また色々とご報告します~。
「訳はあとで話す」
届け物ついでに友人宅でのほほんとしていたら、帰国したての先生から突然電話がかかってきてキレられました。な、なぜ…と混乱していたら、間髪入れず一緒に学会に参加する友人から連絡が入り、トラブル続出。昨日は途中まで楽しい気分だったのに、かなり憔悴して帰宅しました。
私が単にぼんやりしているだけなのでしょうか。教授って一体…と思うことが最近多いです。取り合えず、改めようとは思います。何を?って感じだけどw
ギリギリにならないと作業が進まない人間なので、ここしばらくは朝まで起きていました。丑三つ時も軽く過ぎると、ナチュラルハイが極まってまいります。似たような理由で夜更かししている人と、底抜けにポジティブなやり取りをしたりします。謎です、あのテンションは。
学会のホスト校のPh.D.、Niramonさんの想像図です。母が描きました。
Niramonてか、これNiraman(ニラマン=韮饅頭)じゃねえ? その後判明したところによると、Niramonは女性でした。メールの最後に、"p.s. I am woman."と書き添えてありました。すまん、ニラモン… 日本人だからでしょうか、五右衛門とかホリエモンとか、”モン”が付くと男性のような気がしてしまうのです。
母は面白いです。「大文字焼きは、実は○○を燃している」というネタで色々考えていたのですが、私の「古雑誌」よりも面白かったのが、母の
「おだんご」
おだんご焼いちゃってるのかよ!
これも母の作品です。寝ぼけ眼も、一気にしゃきっとします。
「ツン」ときたら「デレ」
前夜一緒に飲んでいた友達から、昼過ぎに「今八合目」と写メが来ました。日本酒ではありません。
ガチガチにロジカルで、いつも「目的は何ですか」と学生をいじめる先生なのに、「山に登る目的は何ですか」と突っ込んだら「そこに山があるから」と答えたそうです。全く教授って生き物は… まあ、合宿先の候補が初めから温泉に絞られていた我が研究室も、状況としては同じです。那須塩原は大丸温泉。先生の趣味で、この1年で2回行きました。相当気に入っているらしく、3回目がありそうな気配です。
…そんなわけで、合宿に行ったり、実験やったり、ヒアリングに行ったり、友達の引越ししたてのオフィスに遊びに行ったり、謎の外資系懇親会に行ったりと、何かと予定の多いハイな日々でした。楽しいとやっぱり、卒業したくないなと思ってしまいます。
合宿も一応研究会の延長なので、テーマを設けて3チームに分かれました。1チーム目、デザイナーズウィーク出展作品ブレスト。2チーム目、ORFの三菱地所コラボレーション企画ブレスト。
「○○さん、一時期連呼してたツンデレは?」
んなこと思い出すなよ… 3チーム目、ツンデレ。
わかります?ツンデレ。新たな萌え属性と言われる、二次元少女的気質のことです。まあ、興味のある方だけwikiをご覧になっていただければと思います。
しかしまあ、明らかに少ない3人のチームだったわりに、(各人が優秀だったので!)非常にいいプレゼンができましたよ。ツンデレという概念の生成過程をダイアグラムに落としていく辺り、自分ら的には結構キてました。広告に行く子がツンデレビジネスの属性を絵にしたり、認知心理学出身の子がツンデレされる男性心理を分析したり、ブレストに使った模造紙は、あんまり愛しかったので持って帰ってきました。チームっていいよなあ、とこんな時思います。IDEOじゃないけど私もブレスト大好き、チーム至上主義です。
夜は夜で、10円の表裏で本音を言う(伝わります?)ゲームで高校生のように盛り上がり、それはまたいい思い出になりました。こんなのも、あと数ヶ月なんですね。
今月末には、バンコクで学会もあります。ホスト校は超優秀らしいですが、ポップめな集まりなので遊ぶ気満々です。で、そのための論文提出が15日に迫っているのですが、ほぼ真っ白… 既に「卒論でやる!」宣言しちゃってる人、先輩の名を振りかざして帰国子女の後輩に書かせる人、取り合えずSWを観る小生。さあ、皆笑ってタイに行けるのでしょうか…?
プレゼンを終えて大人気なくウォールと戯れる我々。脇の子供たちが、軽くびびっていました。丸ビル一階の、クライン・ダイサム+岩井俊雄の作品です。
ウグイス嬢ドライバー
まさにこれからフォーマルに挑む先輩が最後の詰めをやっている,その緊迫感を左半身にバシバシ感じながら更新です.この距離なのに,普段は仲良しなのに,全く話しかけられないってのはすごいぜ…
副査の先生が,お一人は静岡,お一人はパリにいらっしゃるので,私も遠隔審査のお手伝い.一緒に手伝いをするもう一人の友達はガチで静岡に飛んだので,まあパリ担当でよかったよかったw
今日学校に来るまでのバス,運転手さんが女性でした.明らかに録音じゃないのに,鈴を振るようなかわいらしい声でアナウンスがあったので,あれ?と思って覗いたらそうでした.運転もうまいんだな,これが.まさにウグイス嬢と敏腕ドライバーのハイブリッド.「自転車来ますので,ご注意下さい」と,女性らしい配慮も忘れません.非常に心地よい,能力の同居を感じました.
普段でも.誰かに対して「あ,この人すげえいい」って思う時は,大概この運転手さんに近いものを感じているような気がします.非常に対照的で,しかし同居すると居心地いい要素を併せ持っている人というのかな.
春学期最終のプレゼンで,「○○さんはやはりワイルドですね.今後もその調子で」みたいなことを言われました.正直なところ,どうせなら内容のことを言ってくれよ…と思ったのですが,それはそれで,自分では気づかないテイスト.これから自分という人間性をデザインしていく上での,ちょっとした指標になるのかもしれません.











