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競え民度

Marunouchi cafeで人を待ちつつ、久々に外からの更新。日曜日はORFの下見も兼ねて、この界隈をメンバーと探検する予定です。


そうそう、昨日中間発表の講評用紙の写しをもらってきました。思っていたよりも良くて、びっくり&安堵… これに甘んじず、全うしたいと思います。


今日は、ドクターの先輩の口利きで参加費が無料になるとのことで、mAANの講演を聞きに東大へ行ってきました。


http://www.m-heritage.org/maan2006/japan/04_program/index.html


人生二度目のナマ安藤。ところが、2年前にhpのインフォーマルイベントで聞いた講演と、pptも内容もほぼ一緒! やはり「安藤が喋る」ということに価値があるようですw ただ、流石にプレゼンテーションはお上手だし、メッセージも明確。「民度は四季に由来する」 建築家目線で語られる環境問題は、やはりすっと入ってきます。


個人的には、その後のイム・チャンボク先生の講演の方に感動。ソウルにおける清渓川復元事業についてでした。ドキュメンタリフィルムが、非常に巧くまとまっていたということもありますが、何より安藤講演で曖昧だった”民度”ないしは”民力”の具体的な中身が、ビビッドに語られていて良かった。興味を持ったので、少し調べてみようかと思います。


技術分野の新発見とか、ビジネスフィールドの快挙よりも、こういった環境保全事業とか、エンターテイメント分野の躍進にドキッとさせられるのはなぜなのでしょう。どうも私にとっては、その辺りが民度の指標であるようです。

政治すらスパイスである

日曜から火曜にかけての3日間は、勝手に中間発表後の休暇ということで、秋らしく芸術に親しんで過ごしました。日曜・火曜のことはまた改めて書くとして、取りあえず月曜のクリスト&ジャンヌ=クロード!


http://irca.kyoto-art.ac.jp/uplog/2006/061028christ+.html


気合を入れすぎて11:30から整理券の列に並び、後から自由席だと知って後悔… でも研究室の後輩とランチをしたりして、それなりに楽しく待ちました。こういう催しって、必ず知った顔が集まるのが面白いです。懐かしい面々に、会場でばったり出会いました。先に行われた京都での講演の評判を聞いて駆けつけた方々もあったそうで、大変な盛況。立ち見+別室の観覧席ができるほどでした。


よく知られているように、クリスト&ジャンヌ=クロードは、こういった講演を世界中で行ってきています。その原動力として、やはりメディアの言説が通説になってしまわないよう、若い人々に生の言葉を伝えておきたいから、ということを挙げていました。そうだよなあ…一見生真面目な新聞や雑誌が、見当違いなレビューを載せているというエピソードを持ち出しながら、面白おかしく語ってはいましたが、彼らの年齢を考えれば「生きた伝説」が本当の「伝説」になってしまうのは、きっとそう遠くない未来のこと。差し迫った問題なのだと思います。


あまりによく知られたアーティストであるため、初出の話題は少なかったのですが、個人的に一番衝撃を受けたのは、彼らの作品が、政治や環境問題すら”含んで”しまうのだという話。議事堂をファブリックで包めば、人は政治との関連を語ります。島を囲えば、環境問題を訴えているのだと思い込みます。しかし、真実はそのどちらでもない。政治や環境問題でさえ、彼らの作品の1パートでしかないのです。「場を借りる」と表現していましたが、全てを含めて美と楽しみのためのアートなのだと言っていました。スケールの大きさを再確認。


Christo


ブレブレのボケボケですが、サインするクリスト。ジャンヌが隠れちゃいました。クリストの左に立っているのが千住さん。


しかし、本当におしどり夫妻なのですね! 帰りがけ、手をつないで帰る姿を目撃… やれやれ、年を取ったらあんな風になりたいものですw

コノマチモ トモダチモ

いやいや、昨日中間発表を終えました… 思ったよりも穏便に済みました。普段見てもらっていない先生からも意見をもらえたし、とにかく一安心。後は書くのみ。


τ


発表を終えて、大学院棟でくつろぐ皆。安堵感からか、すごく穏やかでいい雰囲気だったので、ついカメラを向けたら「おいおい、まだ卒業式じゃねえんだぞ?」と言われちゃいました。この後、ものすごく久々に同期が揃って飲みました。


ここ2週間くらい学校に入り浸っていたせいか、同期や先輩、後輩との絆が深くなった気がします。新たな分野に興味を持って進んだ大学院ですが、今振り返ると、自分はこうして皆と出会うためにここへ来たんだなあ…とつくづく思います。それぞれの得意分野を活かして、いつか一緒に何かできたらいいなあ。


最近一人でいると、家族や友人たちに対する感謝の気持ちがふつふつと沸いてくるのです。Crystal Kayの”この街も、友達も、皆いつでも君の味方でいるよ”っていう歌詞が、しっくりくる感じ。私も、皆に報えるような人間にならなくちゃ。

雨は毛布のように

本当に、雨の中(外ですが)毛布をかぶって寝ていました。一昨日が朝までだったので、8時間近く熟睡。意外と寝られるものです。


ロフト


すっかり暮らしています。後ろの席の友人のi-Tunesの中身まで、それとなくわかってしまいましたw 私のヘビーローテーションはキリンジ。四季それぞれに似合う曲があって素敵です。


今日は先生対策その①。明日がその②。明らかに変わり種研究なので、気を揉むことも多く…

”ともざん”

学校に残って寝泊りすることが認められているキャンパスです。何だか大げさな言い回しですが、「残留」と言います。修士論文の中間発表を控えていまして、一昨日・昨日と初めて”二残”しました。とは言え準備ばっかりでは何なので、昨日は友人宅に、タイのメンバーが中心に集まって家飲み。家飲み…最早、懐かしい響きです。


カマキリ


買出ししたスーパーの前の生垣にいたカマキリちゃん。お腹の感じから女の子なので、”ちゃん”です。小振りで均整のとれた、かわいい子でした。誰かに踏まれては不幸なので、この後ベランダから放してあげました。元気でね~♪


この時期であるせいか、飲むと将来の話になります。来年何するんだ、という話から始まって、自分がやりたいこととか、人生計画みたいなこととか。皆色々考えているんだなあ…と感慨に耽ったりします。私の理想は、こうして違う業界に進む友人たちと、社会に出てからも定期的に集まって、励ましあったり情報交換したりすること。自然とそうなるとは思いますが、お互いの存在が戦力になるような関係って、いいですよね。


眠くなった友人のアパートを退散後、駅のファミレスでコーヒーを飲みながらさらに喋り、学校までタクってきました。2晩続くと、学生には痛い…

朝から晩まで誰かが傍にいるので、ちょっとしたアイディアの反応を見たり、アドバイスをもらうのには最高の環境です。偶然同じ資料を探していたり、友人が持ってきたネタがすごく役立ったり、小さな化学反応はいつもどこかで起こっています。

と、味をしめたので明日も残留w


CSH


ORFの準備も進んでいます~。今回は、丸ビルMARUCUBE3階に展示予定です!

焼きたての道

我が家の前、数日前から夜間に道路工事をしています。


道路工事


夜遅く帰ってきたら、まさに作業の真っ最中で、「こちらからお願いしま~す」とガイドされながら渡りました。ちょうどプレス(?)したての所だったようで、まだ柔らかくてフワフワ! 踏むとカステラのザラメを噛むような感触なのです。夜中なのに照明で真昼のように明るいことも手伝い、何だか楽しくなってしまったのでした。


ロバート・フロストの『誰も行かなかった道』という詩をご存知ですか。踏みならされた道と、誰も通った跡のない道。後者を選んだことが、違いをもたらした―というもの。


私自身は、ふたまたに分かれた道の前でどんな選択をしてきたのだろう? 人生、大きな選択はまだまだこれからだと思いますが、小さな積み重ねということで考えると、これはこれで結構なオリジナルであると思うのです。


道の暖かさを靴の裏に感じている短い間に、ふとそういうことを考えました。

見えねど気配あり

先週末、写美の石内都を観てきました。


ishiuchi


http://www.syabi.com/details/ishiuchi.html


石内さんのお母様の遺品や、亡くなられる直前の裸体が中心です。私は今回初めて観たのですが、久々にがーんと来る写真でした。大きく引き伸ばされた肖像画のような遺品たちは、生きている間にお母様が黙っていたことをぽつぽつと代弁しているようで、まじまじと観入りました。


先の潰れた口紅とか、磨り減ったヒールとか、繊細なレースの下着とか、老いた女性の”女”の部分を覗き見しているような気分。女性と男性では感想も違うようで、それがまた興味深いところです。


ものに残る気配というのは、すごい。別に亡くなった人でなくとも、例えば誰かがばさっと脱ぎ捨てた上着にでさえ、その人の秘密というか、普段表に出ることのない魂のようなものが篭っていますよね。


先日、後輩に試写会のチケットをもらって観に行った『虹の女神』(http://rainbowsong.jp/start.html )にも、飛行機事故で亡くなった主人公の遺品を通して、彼女が秘めていた思いが恋人に伝わっていく…というストーリーがありました。彼のために代筆したラブレターと、携帯電話の待ち受け画像がそれだったのですが、自分が何気なく身の周りに置いているものが、何かしらのメッセージとして受け止められていくところを想像すると、神妙な気持ちになります。真面目に生きなくてはという気持ちにさえなります。


よく考えたら、絲山秋子の『沖で待つ』もそうでしたね。それは逆に、残されたデータとしての遺品を抹消する役割を託された女性の話でした。残していく多くのものの中には、「消してほしい」ものもあるかもしれませんねw


ものに囲まれて生きるということは、そうやってたくさんの気配に囲まれて生きるということなのかもしれません。

評価を評価する

留学先で比較教育学を専攻する友達のために、小・中学校時代の成績表をスキャンしました。何でも、友達の出身校たる某中高一貫男子校Aの成績票は、テストの点数が並んだシンプルなスタイルだそうで、いわゆる人間性の評価とか、「~委員会をがんばりました」とか、そういった軸のある成績表が欲しかったようです。だよね?w


連絡票


中学3年生1学期時の成績票であります。小学校のものから見返したのですが、面白いですね。私は、小・中学校と地元の公立校を進んできました。こうしてコメントや生活態度の評価を見返すと、「よく見ていてくれたんだなあ」と、今更ながらに心を動かされます。コメント欄にあった”ユーモア”という言葉の意味がわからなくて、親に尋ねた覚えがあります。


公立高離れが進んでいるといいますが、公立校にも優れた先生はちゃんといます。一クラス何十人もいるのに、一人一人に目を向けるのは本当に大変なことです。


就職活動とか論文とか、誰かに評価される機会が少しづつ増えてきたせいか、評価について色々と考えを巡らすようになりました。自分の道を決めるのは、もちろん自分自身。自分の意思が一番大切ですが、自分では気付かない適性というのもあります。友達でも親でも先生でも、じっくり耳を傾けてみると、思いもしない言葉が聞けたりします。何年も経ってから、「あの時言われた通りだったなあ」なんてことも、結構あるものです。


就職活動中の面接で投げかけられた、忘れられない質問があります。

「あなたは、自分自身をジェネラリストだと思いますか?スペシャリストだと思いますか?」

「まだどちらでもありませんが、スペシャリストに憧れる、ジェネラリストだと思います」

その答えはすごく正直でした。私は、心底スペシャリストに憧れていたのです。しかし答えた後で、ずっとこの質問がぐるぐる回っていました。自分は、一体どちらの素質を持った人間なんだろう?


結局その問いは就活中ずっと付きまとい、最終的に”決定打”になりました。内々定後の面談で握手をしながら聞いたのは、「これから、あなたをジェネラリストとして教育していきます」という言葉でした。それで何だか、すごく納得したのです。自分がそういうタイプの人間であるということについても、最初の問いかけに対する受け答えで感じた違和感についても。


驚くべきことに、小・中学校の成績表には既にこういったことの伏線がビシビシと張られていました。言い当てられていたといってもいいくらい。先生の目は、すごいのです。

はかどるモーツァルト

版権が切れた音楽って、お菓子のような値段で売られています。本当に露骨なくらい… でも気軽に聞けるんだもの、ありがたいと思わなくちゃ。


モーツァルトは、科学的にも脳を活性化することが証明されているそうですね。10枚組の「はかどるモーツァルト」なるCDを聞いています。「家事がはかどる」「勉強がはかどる」、果ては「何かとはかどる」(!)まで色々とあるのですが、これが不思議と本当にはかどるのです! だらだら作業をしがちな私も、今朝はせっせと動いています。


モーツァルト効果で、修論も一気にブレイクスルー!といきたいものw ちょっと気を抜くと、HISのページで安い航空券を探してしまうので…


話は飛びますが、前回紹介したPROJECT RUNWAYに登場した作品。


vanessa


Vanessaさんの作品。コットンでジェラシーを表現するとうテーマでした。妊娠した女性へのジェラシーなんて、いかにも女性ならではといった感じでいいなあと思ってしまったのです。深刻さと軽快さの、ちょうど中間くらい?


さてさて、そろそろ戻ってがんばります♪

PROJECT RUNWAY

妹が、面白い番組を録画しておいてくれました。


runway

http://www.wowow.co.jp/extra/runway/


wowowの「PROJECT RUNWAY」 ”デザイナー勝ち抜きリアリティ・ショー”ってやつだそうですw 全米から選抜された、可能性ある駆け出しのファッションデザイナーたちが、毎回お題に沿った作品で競います。既に第一回が放映されました。アメリカっぽい出来過ぎ感は否めませんが、エンターテイメントとして割り切れば充分に楽しめます。wowwow入れている方、是非ともご覧下さい。


自分が何に惹かれたのかというと、例え筋書きなのだとしても、そこに少なからずリアリティがあったからではないかと思いました。純粋そのものといった感じのうら若い志願者や、ポルノサイト運営からファッションにシフトしたというワル風の大男。デザインが好きで、その道を諦めきれない弁護士。ショーの経験も浅いのに、口達者で自信家の若者。参加メンバーのプロフィールは、まるで社会の縮図のようなのです。


あと面白かったのはやはり、いかにして評価が決まっていくかという部分でしょうか。造形の才能はもちろんそうなのですが、やはりデザインも最後は人間性なのかなと思わされました。生真面目さとか、一生懸命さといったその人の芯の部分が、自ずと素材の選択や、形状に滲み出しているのです。逆に、「この人、あかんなあ…」と思っていると、不思議とデザインも独りよがりで、プロの評価も厳しい。その辺りがショーなのかもしれませんがw


オススメです♪