V for xxxx
「学生が儲けるには」という話から「ハンゲーの何たるか」という話へ、ハンゲーの話から麻雀の話へ…と気付いたら明け方4時半。埼玉県民が、午前中に藤沢のキャンパスに優雅に降り立つには、割りと早く発たねばなりませんので、報告用のppt.はもちろん電車の中でつくります。
わたくしという現象の88%は、はったりで出来ています。
エスキス終了後、研究室でガン寝。頬っぺにレッツの縞々ができました。自堕落な一日でしたが、プチな収穫がありました。かねてからの疑問に、答えが出たのです。
疑問というのは、パトカーの天辺に載っているパトランプ(と呼ぶそうです)の形に関すること。以前の形は、一文字でしたよね。いつからか、ブーメランのようなV字のパトランプを多く見かけるようになりました。比較的見やすい絵 http://www.ne.jp/asahi/rjoo/area88/zukan/others/cefiro.htm
なぜV字だといいのか?
「かっこいい」
「発光する面積が、角度を問わずより広く見える」
「風圧を流す」
「生産工程上の問題」
私の予想は主に2つ目。一文字は真横から見ると点になってしまいますが、V字だとどの角度から見ても、より広い面を見せられるのではないかと。
ふと話題にしたら、友達の検索力であっという間に答えが出ました。パトランプ、ちゃんと商品名があるんですね。その名もエアロブーメラン! http://www.patlite.co.jp/product/05car/aw1.htm
…そこそこ合っていた、かな? 満足満足♪<自己満足 カメラでも家電でも、顔の見えないデザイナーのちょっとした思い入れを、あれこれと想像するのが楽しいです。
オールド小僧の再教育
ヒアリングに備えて、東銀座にある某カメラメーカーのショールームを覗きに行ってきました。現在店頭に並んでいるラインが一通り俯瞰できるのと、詳細な説明を仰ぎつつ製品を実際に触ることができるので、カメラ好きにはなかなかに楽しい場所です。
平日午後のショールーム。怪しい大学院生以外の客層はというと、そういう場所には必ずやってくる何人かの”知的困ったさん”(伝わります?)を除けば、あとは基本的にご年配の方々。ただの優雅なご年配ではありません。恐らく彼らは皆、かつてカメラ小僧であった人々なのです。
デジタル製品の使い方をコーチしてくれるプチ・セミナーを定期的に催していて、それを聞くために集まっている様子。スタッフのお姉さんによる、「メモリーカードに入ったデータの落とし方」「ファイルの名前の付け方」といったものすごく初歩的な動作の解説を、従順に聞いています。お姉さんはどう見たって20代半ばより上ではありませんから、おじいちゃんと孫のような年齢差です。
アナログカメラからデジタルカメラへの移行は、ものすごいパラダイムシフトだったんだなあと改めて思いました。
そんな小生、カシオを紛失して右往左往。撮りたい時に撮れないのが、こんなに落ち着かないとは…
情無用のSEO
今日、研究会で後輩が話題にして大爆笑だったのですが…
「Googleは死ね」でググると、「2chねらーは死ね」というページがトップに来るそうですね。
同じく「恋人がいない」でググると、なぜか「恋人ができないのは何故だろう」というページがトップに。
(本当ですよ? 試してみてください?
制御者たるエンジニアたちの茶目っ気と、広大な情報の海も誰かが仕切っているのだという怖さと。深刻さのわからない人間からすれば、「なんかポップでいいね♪」が結論です。
SEO対策にお金を割くなどということも、ビジコンで初めて知りました。
さらば、Tシャツの地
思いの外風邪が長引き、昨日は学校を休んで一日家におりました。熱を出したり喉を腫らしているだけなのに、一端の人間になれたような気がしてしまうのはなぜなのでしょう。
カフェ アット イデーへの郷愁を込めて、”caffe not cafe!”Tシャツを着て過ごしました。
…女子高生というのは非常に超越した恋愛観を持っており、相手が予備校の先生だろうがラジオのDJだろうが、あまり明確な差はないわけです。高校一年生当時の私の心の恋人は、クリス・ペプラーでした。平日夜のPioneer FUTURE TRAXという番組を、毎晩欠かさず聞いていました。音楽のウェーブを先取りしていく、非常に感度のいい番組だったのですが(事実ここで予習しておくと、誰よりも早くネクストカマーを把握することができました)、後半に少し趣向を変えて、色々な分野からのゲストスピーカーとクリスが対談するコーナーというのがありました。前置きが長くなりましたが、とにかくこのコーナーで私はイデーを知ったのでした。恐らく、ディレクターさんかどなたかがいらしていたのだと思います。
今にも増して好奇心が旺盛だったので、週末適当に理由をつくり、ポータブルラジオのイヤホンをぶらぶらさせながら(もちろん日曜日は、HOT100を聞き逃すわけにはいきませんから!)南青山まで出かけていきました。イデーへの関心というよりは、「クリスもここへ来たんだなあ」くらいの興味で。そこは、高校一年生の私の辞書にはない世界でした。未知の大人が未知の空間に暮らしているのを、こっそり垣間見てしまったような感じ。その時の印象は、当時のヒット曲に重ねてはっきりと覚えています。Tシャツまで持っているということは、よっぽど新鮮だったのでしょうね。
それ以降も、学生時代を通して無目的的に通い詰めていたので(大きな買い物をしたことは、結局一度もありません)、「あれ?空気変わったかな?」というのにはすぐ気付きました。そういうのって恐ろしいもので、何も知らない一般客にすら、暗黙のうちに伝達されてしまうわけです。
昨年末のプログラムのOB会に、数代上のイデー勤めの先輩がいらしていました。”学年一のモテ男だった”その先輩は、私がイデーの空間にずっとインスパイアされてきたことを語ると、苦いような寂しいような顔をして、「もう、皆が思うような会社じゃなくなっちゃったんだよ」とこぼしました。
記憶は記憶のままですが、やはり場所と切り離されてしまうと、どんどん頼りなげになっていくようで切ない。私にその消滅を知らせてきたのは、Marunouchi cafeのカウンターに雑然と置かれた、ポストカードの束でした。
この人を見よ
http://kyosuke.inter-c.org/archives/000163.html
後輩から又聞きして「またまたあ」と思っていましたが、本当に実践されているようです。恐れ入りました。
"delestage"は、船や気球のバラストを降ろすことを指すフランス語です。迂回の意味もあります。しがらみを解いて、気ままに浮遊するイメージにあやかったのでした。
しかし脚荷を解いた状態の船というのは、最も自由でありながら最も不安定です。気球も砂袋を捨てたら、あとは自己責任で飛ばねばなりません。捨てて自由になった分、気にかけることは増えていきます。もちろん、そうしてこそ得られるものもあります。
…一時期、この人のあだ名は”ジーザス”でした。あながち間違っていなかったなあと思います。
キッズだってアッセンブリ
建設業法に基づく営業停止処分…て、一体何があったんだ松下!?
気になるワークショップを見つけました。http://panasonic.biz/pc/news/koubou2006/
こんなにカラフルだと、PCじゃないみたいですね。実に12万円の工作教室です。ちょっと若さが足りませんでしたが、対象年齢だったら是非行きたいところ。どんどん買い換えられるほど、お金があるわけではないのですが。
「このパソコン、手作りなんだ!」 …いいじゃないですか。何とも矛盾してて。
いまどきのキッズは、レッツを図書館へ、塾へ、旅行へ、キャンプへ持って行くわけですか。夏の思い出も、パワポでプレゼンしちゃったりなんかして。
友人間では、A4のレッツを生で持ち歩く人間として有名です。雨が降っていても、バッグから飛び出しています。タフモバイルの過信です。
軽量だし、大は小を兼ねるだろうということでA4なのですが、必要なかったですね。社会人になったら可愛いのを購入しようと思います。私の周りの大人は、レッツ率高いです。
客席にもナイフ、教室にもナイフ
秋葉原でわいわい調査後、本を返しに三田へやってきました。久しぶりにラウンジでキーを叩いています。若い人々のさざめきが心地よい…
駅前でビッグイシューを購入。田町で売っているのを初めて見ました。売れないんだとぼやくおじさんに素人っぽいアドバイス。「ここは平日がええねん」
「怒りの技術」という見出しに惹かれたのでした。怒りに関連する著書が何冊もあるという、中島義道電通大教授のインタビューをふむふむと読みました。何でもウィーンでの留学経験が、意識的に「怒り始める」きっかけになったとか。私は留学経験ありませんが、確かに海外に行くと感情をはっきり出さざるを得ない局面に何度もぶち当たりますよね。
ともかく教授は、上手に怒りの感情を伝達する技術の重要性を説くと共に、相手の怒りを上手に受け止める技術の重要さ、またそう覚悟することの大切さを訴えていました。
「私はいつも学生たちがナイフを隠し持ってないかと思って授業していますよ」
…ここにも”ナイフ”を感じて生きる男が一人。大人の覚悟の形象化なのでしょうか。
蜷川と宮川彬良さんの対談で印象的だったのが、蜷川が宮川さんを
「いいなあ、才能のある人は」
と言ったことです。あこがれるんだ俺、のびのびと枝を張るケヤキみたいでさ、と。俺はダメなんだよ、ぐちゃぐちゃっとした盆栽の松。嫉妬心も強いしさあ…(ちょっと大げさになってるかもしれないけれど、そんな感じでした
天才には大きく2種類あるような気がします。一方は人にはない天性の才能があって、それゆえに人間的にも非常にのびのびとしている人。もう一方はマイナスのエネルギーに化学反応を起こして、イマジネーションに置き換えていく人。
かつて山本耀司が創作意欲の根源を問われて、シンプルに「怒りですね」と答えていました。私が好きなタイプの天才は、いつも怒っています。くすぶる不満や嫉妬に火をつける、ポップなマジックです。
…私が怒っても何も出ませんが、そもそも呆然と生きているのであまり怒りませんが、それでもトレーニングとして積極的に怒りを表現せんとしています。主に笑顔の形で、なんて。ハハハw
どうするのオレ!?
これ、ご存知ですか? ライフカードなあなたに捧ぐプロダクト。
IDEOのMETHODCARDSです。http://www.ideo.com/case_studies/MethodDeck/MethodDeck/index.html
研究会の出資企業のHさんが、先日パロアルトに出張した際お土産してきたもの。私が知ったかぶるのも何なので、用途の詳細はwebを見ていただきたいのですが、表にイメージ、裏に考えるための方法論とその根拠が書かれています。方法論の質によって、Learn・Look・Ask・Tryと分類されています。デザイン会議とか、その他企画会議とか、あらゆるブレストに使えそうです。人間の行為や経験にフォーカスして考えるヒントが溢れています。
昨年、ORFの準備をしている時に初めて見せてもらいました。効果の程度云々よりも、明らかに場が盛り上がるんですよね。大きめのカードで絵も美しいし、大人がサイモンセッズをしているような、何とも言えない遊び心があります。
これ自分らでつくったら面白いよね、という話。私たちが取材しているデザインプロセスをばらばらにして。そういった視点で、遡って話を組み立てていくのも楽しそうです。Hさんの提案は、いつも大胆ではっとさせられます。
あなたの会議にも、切り札を!
プラシーボ・セシボン
学校に、富田勝先生という偉い方がいます。「富田研究室って、略称”富田ラボ”だね~ハハハ」という冗談に、皆はあまり笑ってくれませんでした。
風邪をひいて小休止。いやいや、久々の更新です… 色々なことに手を出して、常に忙しなかった学部時代を髣髴とさせる数週間でした。今、妙にノスタルジックな気持ちです。
昨日は、市ヶ谷にある印刷会社での施設の見学会兼研究会を終えた後、遅刻して内々定者懇親会に行ってきました。1時間半程度の参加になってしまいましたが、同期になる学生たちの顔が拝めてよかった。会っていきなり研修始めるよりも、安心感がありますね。
そこで各自に、社員が使っているフォーマットに名前と職種だけが入った”仮名刺”の束が渡され、お遊びで交換したわけです。ちょっとかわいいでしょ? 嫌いじゃないです、こういうの。
私が志望した(そして恐らくそれが受け入れられた)部署は、いわゆる経営企画的なことをやる場所です。何となく、会社のディレクションをするところなんだろうなあ…と思って志望したのですが、よくよく聞けば、ガチに数字を読んだりするタフなチームのだとか。
最近血迷ったようにビジコンとか言っているのには、来年からのことが少し関係しています。一つには、自分がこれから挑む分野にどういった学生がいるのか見てやろうということ。もう一つには、自分のアイディアがどの程度のものなのか試してみたかったということ。
結果、独特の文化に”ほんのり”染まることになりました。Placebo, c'est si bon!てなもので。
私は自分が使うお金の計算すらできない人間でして、ましては「儲ける」なんて程遠い発想です。だから最初は、学生のうちから趣味でスポーツをやるがごとく投資をしたり、友人同士で気軽に起業をして名刺を配ったりする同世代に、あまり共感できませんでした。
…しかし今回そういった輩と交わって、少し考えが変わりました。簡単に言うと、「ビジネスには少なからず色気がある」ということを、自分なりに理解したのだと思います。
隙のないロジックでも、決定打になっているのはプレゼンターの美学だったりする。何もお金に愛される、ということだけではありません。もっと強烈な愛があって、初めてお金も回っていくように思うのです。
私の色気とは、山気とは、何だろう。強く思うことは、「蜷川が死んだら、一体誰が面白い和製シェイクスピアをつくるんだ!」ということです。生きる楽しみのいくらかを、喪失してしまいます。誰か後任に育ってもらわなければならない。自分は生きるのにそんなにお金もいらないだろうから、余裕ができたらそういった候補生に投資するのもいいな。
「じゃあここで宣言して! 5年以内に芸術家育成NPOをつくるって」
…オーケイ了解、やってみます。ハハハw




