Life After OMA -9ページ目

なんとか、辿り着いたみたいです。

今日の朝からNYは大雪です。

今(夜)になるにつれ、気温も下がり雪が氷の粒へと変化し、

吹雪に中で雪が凶器と化すのです。

さっき仕事から帰ってくる時など、まともに前を見て歩けない状態です。
吹雪のせいで視界が遮られるという事もありますが、雪が顔にあたって痛いのです。

そんなNYなんですが、

昨日からレムが今日のケベックのコンペのプレゼンの為にNYに来ていました。

レムと、うちのオフィスの上司とプロジェクトマネージャーが今日の朝JFKからケベックに向けて飛び立つ予定になっていたのですが、この吹雪の為にケベックに向かう飛行機が


なんと・・・・



キャンセル


なぜ、いつもこのオフィスでは物事がスムーズに進まないのでしょう。


なんとか、別の方法でプレゼンの時間迄にケベックに辿り着く方法を見つけたみたいです。

あやうく、あれだけの苦労が水の泡になるところでした。


きっと、明日の朝には20cmほど積もってるでしょう。

Pecha Kucha NY for Haiti

昨日、知る人ぞ知る、建築系最大級のイベントPecha Kucha(ペチャクチャ)を見てきました。

Pecha Kuchaは、日本在住のイギリス人建築家Klein Dytham architectureが始めたトーク系のイベントです。

ゲストスピーカーが20枚のスライドを20秒ずつ喋るとい、20という数字に重きをおいた単純明快なイベントです。

今回は、ハイチの地震の復興の為の資金を集めようという趣旨で開催されました。

世界最大級というだけあって、今回は2月20日に世界の200都市で2000人のゲストを招いて20万人の人を集めて復興資金を集めようというものです。

今回のPecha Kucha NYはCooper Unionの講堂で行われたのですが、

名を連ねる蒼々たるゲストスピーカー、


イギリス建築界のプリンスDavid Adjaye

今、世界で最も忙しい建築写真家のIwan Baan

snohettaのCraig Dykers

アメリカ最高峰の建築家Steven Holl

Sanaaで7年働き1年半前にNYでオフィスを立ち上げたばかりなのに、今NYで最も注目を集めて若手建築家Florian Idenburg & Jing Liu

ルイス・ツルマキ・ルイスのPaul lewis

ヴィジュアルアーティストのZachary Lieberman

ShopのGregg Pasquarelli

先ほど開催された台湾のコンペに勝利したレイザー・ウメモトのJesse Reiser

新進気鋭のグラッフィクデザイナーStefan Sagmeister

等々の有名人ばかりです。

これもニューヨークならではです。

20枚のスライドを20秒ずつ話すというだけあって、内容は濃いものにはならないですが、
今NYの建築家やアーティストがどういう事をしてかというのを知る場としては、最高の機会でした。


今回のゲストスピーカーの中で、僕が最も注目していたのが、SO-ILのFlorian Idenburg & Jing Liu。
SANAAで7年働いていたっていうのもあるのですが、NYでオフィスを立ち上げてから1年半という短い期間で頭角をあらわした実力派です。Sanaaのオフィス出身の人は、模型やレンダリングにしろ、そのままSanaaのスタイルを模倣する傾向があるのですが、SO-ILはSanaaのスタイルを踏まえながら一歩進んで自分たちのスタイルを確立しようとしているところが気に入っています。

僕がオマを始めた頃に、夏の間インターンをしていたハーバードの学生も今2人程ここで働いています。Sanaaで働いてたわりに7時で仕事が終わるそうです。毎日遅くに家に帰るのじゃなくて、面白い事をしながら早く家に帰る。

こうあるべきですよね。

自分の娘を送り出す様な気持ちで

先週、自分の娘を嫁に出す気持ちで、1週間丹精に作り上げた模型をQuebecに送り出しました。

ほとんどの場合、ここのオフォスのプレゼン模型は僕と相棒のパトリックが作ります。
大体3、4日しか制作の時間がないので、2日間寝ずに作るのなんてしょっちゅうです。

完成したら、直ぐに写真を撮り、梱包して送ります。

いつも手元に残らない。

わびもさびもあったものじゃないしょぼん



今回の模型は構造も大事なデザインの一部なので、トラスや梁なども作り込んで今迄にないリアリティーに近い模型になりました。今迄作った模型で一番の自信作です。

もちろん、これもプレゼン用に送られて、手元に戻ってくるかも怪しいです。


オマな日々
ちなみに、僕ら搬送用の木箱も作るんですよ。
外注すると10万円近くかかるみたいです。
何でも屋さんですな。

オマな日々
会社のロゴのスタンプも入れてオリジナリティーを高めてみました。



模型は無事に現地に届いたそうです。



Happy Valentines Day

2月14日といえば、Valentines Day

日本では女の子が男の子にチョコレートをあげたり、告白したりする日として認知されていますが、

世界の事情はその真逆なんです。

ここアメリカでは、ヴァレンタインの日は、彼氏や旦那さんが花(バラ)やプレゼントを買って素敵なディナー等に連れて行くのが習わしです。

チョコレート屋さんでは、年間の売り上げの30%から40%がこのヴァレンタインの日に集中するらしいです。

僕は日本人で良かったです。

BIG's Lecture

Bjarke Ingels(ビャーケ・イングルス)のレクチャーに行ってきました。


Bjarke Ingels

ビャーケは1974年生まれのデンマーク出身の建築家です。
1998年から2001年迄OMAで働き、その後Julien de SmedtとPLOTを共同主催。
2006年にPLOTを解消してBjarke Ingels Group (BIG)を立ち上げる。
これ迄に数々の賞を総なめして、僕の知る限りでは去年だけで6、7つ程の国際コンペに勝利しています。今ではデンマークのみならずヨーロッパを代表する建築家にまで成長してる若手の建築家です。


Bjarkeは何度か見た事はあるのですが、彼のレクチャーを聴くのは初めてです。
BjarkeのレクチャーはFlashやムービーを多用してエンターテーイニングで面白いという事を聞いていたので、金曜のドタバタな締め切りの後に、眠い目をこすりながら行ってきました。


$オマな日々

結果からいいますと。

確かに面白いレクチャーでした。

ビャーケ自信もユーモアのセンスに溢れた人で、建築家のレクチャーであれほど笑った事はないっていうぐらいに笑いました。

内容はいたって普通の建築家のレクチャーと一緒でした。
今ままでの彼の作品をスライドで見せながら、その作品について語るというものです。

興味をそそったのが、彼がダーウィンの進化論を引用してBIGの建築の方法論を語っていました。
要するに、自分たちが無数に作り出すオプションの中で一番、与えられた条件や制限に一番の的確な回答を持ったオプションが進化し、それが最適解となり実現に至るというものでした。

あと、今ままでに作った模型を一切捨てないらしいです。その時には最適解になりえなかったものが、ひょっとしたら別のプロジェクトに使えるチャンスがあるかもしれないかららしいです。

一言で言うとOMAの方法論と変わらないって事ですね。

けど、BIGがOMAと違う所は、コンセプトを難し理論云々で語るのでなく、グラフィックデザインの領域にまで高めた明快なダイアグラムで誰にもで分かりやすく説明してるところじゃないでしょうか?彼らの建物自体も1つ1つアイコンで表現出来る位に、ダイアグラム以上に分かりやすい形をしています。

30代という若い世代のせいかもしれないですが、ユーモアやポップカルチャー等をふんだんに取り入れたスタンスもいいですね。

僕も5年後にはこういう建築家になっていたいものです。