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ArchitecTrip

世界建築巡礼

今日はユースホテルをもっと安いユースに移動。
節約節約!

移動先はAuberge Internationale des Jeunes。
なんとパリの街中で17ユーロ。
頑張ったら歩いてルーブル美術館やポンピドゥセンターまで行けます。
地下鉄いらず!


そして今日はついに来ました。
20世紀を代表する建築家!ル・コルビュジェ氏の設計! ラ・ロッシュ&ジャンヌレ邸!
地下鉄でjasmin駅まで行って、住宅地っぽい中にありました。
エントランスから建物が見えないので分かりづらくて通り過ぎちゃってた。注意!

現在はコルビュジェ財団のオフィスにもなっていて、オフィスの人がたまたま日本人で親切に案内してくれました。日本語でいろいろ説明してもらって本当に有り難かったです!感謝!
その方によると、1年ほど休館して改修工事していたみたいで、丁度先月のコルブ氏の誕生日にリニューアルオープンしたところだとか。
なんて幸運!

入場料は学割が効いて3ユーロ。

館内は、ラ・ロッシュ邸の見学のみ。
隣のジャンヌレ邸(コルブ氏のお兄さん)はオフィス使いになっているようです。

さてロッシュ邸。
外観はコルビュジェらしい真っ白で四角いあの形。
この建物が建ったのが1920年代ですから、今でこそ見慣れたこの建物も、きっと当時の人はあっと驚いたでしょう。
だってこのパリの街中は装飾だらけ、ゴシック建築で溢れかえっているから。


そして内観は入ってすぐ吹き抜けになっていて大きな窓からやわらかく日差しが差しこんで心地いい。

そして意外にも「色」が多い。
白と少しクスんだ水色や赤、茶色のバランスが絶妙。
広い部屋に弧を描いて上階へ繋ぐスロープや大きな窓を横切っていく渡り廊下(橋?)や水平横長な窓!

シンプルで無駄が無いが、機能的なデザイン。
色や光が多くてなんだか温かみも感じる。

「住宅は住む為の機械だ!」とはコルビュジェの言葉。
時代に流れず自分を表現した彼の意思は今に繋がっているんだなー。

そして憧れのコルビュジェデザインの家具も展示されていて、くーっ!っとおもわずため息!
かっこいい!


そして帰り道、エッフェル塔まで歩いて散歩。

意外と歩けた。
絵になる風景、おいしそうなパン屋さん、かわいいお店が多いから地下鉄なんかもったいないさ。
パリは歩くべし。
そして見つけるべし。

今日は観光というか、街へ繰り出す。

まずはルーブル美術館へ。
この美術館、モナリザ、歴史的絵画や彫刻が展示してあることで有名なんですが、私の関心は、中庭にあるガラスのピラミッド!!

このガラスのピラミッドは中国系アメリカ人のI(イオ).M(ミン).ペイ氏の設計。
I.M.ペイ氏の設計の美術館が滋賀県にあって、一度見に行ってるんですが、そこもガラスでデザインされたシャープなエントランスが印象的でした。

そして、ここルーブル美術館。
このガラスのピラミッドはもともとある建物に増築するぜ!っていうコンペを勝ち残って増築されたもの。
もちろん、既存の建物はいわゆるバロックーとかルネッサンスーという感じの歴史を感じる建物。
そこにガラスで出来たエッジの効いたピラミッドをどおーーーん!と置いちゃったっんですよ。


かっこいいじゃないですか。


どういうコンセプトかは知りませんが、既存の建物の様式に合わせる事なく、自分のスタイルを歴史にぶつけていったんですよ?

もちろん、当時、非難の声も上がったでしょう。

しかし、実際に見てみて、まさにその異質の対比が良いんです!
古い物と、新しい物。
どっちも良くて、真逆の物を同じ空間に置く事でお互いに引き立て合うというか。

おもしろいな、、、、と、外から観賞した。

貧乏人には入場料9ユーロが痛いんです。
いや、払えるのよ。払えるけど、他にも払いたいとこ、あるやん?みたいなさ。

あ、水曜の夕方からは割引価格で入れるみたいなので、一回考えてみよう。
と言う事で、次ー。

次はポンピドゥセンターへ。

ここは総合文化施設。
中には近代美術館やらがあり、現代美術を扱う施設という雰囲気。
なのでこの建物のデザインもかなり現代的です。
設計はレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースのコンビ。

まず目にするのは外観に剥き出しになったカラフルな配管!

まるで工場?巨大なメカ?と思わせるデザインはまさに前衛的。
本来壁の中や建物の隅っこにまとめて隠して存在感出さないはずの、空調や水道の配管、階段やエレベーター、建物を支える柱などの構造を、えいや!と逆に見せるという大胆な発想!
しかし、そのおかげで内部空間はかなり広々してます。

中にはモダンな家具や雑貨を扱う店や本屋さんも。
この本屋さんが建築やデザイン、アート系の本がたくさん揃えてあって、立ち読みで軽く1時間は過ごしてしまう。

そしてそして、図書館もあるんですが、ネットも使えるし無料なので割と通った!

周りには素敵なカフェもたくさんだし、大道芸してる人も多いので、エントランスの広場でコーヒー片手に彼らを眺めつつボーっとするのもオススメ!

歴史的芸術も現代的芸術もどっちも楽しめる街パリは歩いてるだけでも楽しいね。


あと、余談ですが、カフェで「アン カフェ シルブプレ」と言ってコーヒーを注文しているんですが、絶対にエスプレッソが出て来てしまうんですが、、、どうしたらいいの?
普通のアメリカンなコーヒーは何て言うのかわからず、今日もひたすらエスプレッソをちびちびやってます。本当はコーヒーにミルク入れて飲みたい。

13時にパリ到着。

15時間ぐらいバスに乗ってた。



あぁ!花の都パリ!!!


という気分と言うよりは疲労!!と言う感じ。
あんま寝れなかった。

ふらふらと地球の歩き方に乗ってるユースホテル(安宿)に向かう。

途中、アフリカンなフランス人が聞いてもいないのに宿まで連れてってくれたー

そしてJules Ferry Hostelに到着!
ユースホテルに泊まるには、ユースホテルカードなる物が必要らしい。
持ってないって行ったら売ってくれた。

15ユーロ。

宿は1泊22.5ユーロで、朝ご飯付き!

荷物を部屋に置いたら周辺を散策してみる。
宿は割と街中なので周辺にはカフェもスーパーも割となんでもあるー!

かわいいカフェが交差点の角っこにあったので入ってみる。

コーヒー1.4ユーロ、クロワッサン0.9ユーロを注文。
私のつたない英語でもちゃんと対応してくれた!


、、、ていうかクロワッサン旨い!!!!!


久しぶりに食べたのもあるし、安いから期待してなかったのもあると思うけど、かなり旨い!!!
中はふんわりもっちーりで外はパリッと香ばしいの。


あぁ、パリの来たんだ!!と実感。


帰りにスーパーに寄って夜食べれるような物を買う。
宿にはキッチンがないから、無難にそこのスーパーのブランドの安いバゲット(フランスパン)とサラダを購入。


このバゲット、たったの1ユーロで普通にデカイからお得!と思って買ったんだけど、、、




うーーーまーーーーーーいーーーーーーー!!!!!!!




ホントに美味しい!!
中はふんわーりもっちーりでほんのり甘くて外はカリッとしてるんだけど、固すぎずで丁度いいの!
日本で食べてたいわゆるフランスパンは固くて噛み切るのが大変なイメージなんだけど、全っ然違う!別物!


スーパーでこのクオリティならパン屋行ったらどうなるんすか!

あぁ、パリ。パン好きにはたまらないパンの都パリ。


鳩にとっても都らしいね!


今日はバルセロナ最終日。

大変名残おしいですが、また来ればいいさ!

最後にサグラダファミリアまで散歩。
歩いて来れた!
サグラダファミリアを見ながらサグラダファミリアっていう店でパエリャを食す。

あぁ、贅沢ランチ!

ちなみにここのパエリャはあんまり美味しくはないです。
眺めは最高なんだけどね。


hasta pronto! Barcelona!

そして夜22時のバスでパリへ!
花の都パリまでは81ユーロ。

相席になったアルジェリア人の男の子は、フランス語話せない!って言ってるのにガンガン話しかけてきます。フランス語で!
でもスペイン語と似てる単語もあって、パリに出稼ぎに行くんだってことは分かった。


分かったから寝かせてくれーーーー

カサ・バトリョ見学

世界遺産です。
こちらもガウディ設計の今度は住宅です。
カサとはスペイン語で家とか邸って感じの意味です。

なのでバトリョさんの家って感じですね。
このお家もおもっきり街中です。大通り沿いですので写真撮影は楽勝ですね。

学割13.2ユーロ。日本語のイヤホンガイドが有ります。
この建物は「水」モチーフにしているようで、青系の色が多様されてます。
そして水中の気泡を表してるようなデザインもあちらこちらに。


窓や戸のサッシも木で出来ていて、有機的フォルム健在です!
海に漂ってるみたいにうねうねした室内。

かわいいんです!

モスト・ドリーミー・ハウスの名を与えたいぐらいです。
こんなに「自分」を表現しちゃうガウディ先生に脱帽!

しかも屋上がすっごいかわいい!

これも煙突でしょうか。
生活感なんか、出しません!細かいとこまでこだわって造形するんです!
という感じが、もうほんと脱帽ですね。


そしてカサ・バトリョから5分ほど歩いたとこにあるカサ・ミラへも行ってきました。
ミラさん家ですね。

こちら、カサバトリョとほぼ平行して建設されたお家。
もちろんの世界遺産です。

学割6ユーロ。
中にはガウディに関する資料などが展示してある博物館になっています。
住居スペースや屋上も見学できます。

カサ・ミラは少し大人っぽい雰囲気があります。
上品で壮麗。そんなイメージ。

ガウディ作品に関する資料も展示してあってとても興味深かったです。

展示スペースはレンガが基調とした空間で住居スペースとはまた違う世界が広がっています。

そして、屋上はうねうねぐねぐねしていてお散歩に良いです。
ここでまったりするために住民になりたい。

サグラダファミリアも見える。



そして地下鉄で移動。
グエル公園です。

ここも来たかったとこー
このトカゲさんに会いたかったのー!

かわいい!このとかげの置物(小)を購入してしまった。

そしてこの公園。
その昔、グエル伯爵とガウディが、この場所に人々が自然と芸術に囲まれて暮らせる新しい住宅地を作ろうとした場所。
しかし、二人の進みすぎた発想は当時なかなか受け入れられることなく、住宅も買い手の無い状態。そしてグエル伯爵の没後は市の公園として寄付された、二人の夢が詰まった公園なのです。

ガウディがちょっとの間住んでた家。かわいい!

今は世界遺産として登録されてます。
時代がやっと追いついたんですね!
ガウディが都市計画した住宅地、見たかったなぁ。。。

広場からはバルセロナが一望でき、とっても気持ちのいいところ。
入場料などもちろん無いので何回も足を運んでしまった。
夜の夜景も綺麗なんです。


朝から晩までガウディ三昧!
贅沢な一日!VIVA!Gaudi!