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ArchitecTrip

世界建築巡礼

日曜日。

毎日観光してる私にとって、日曜日は観光を休んでゆっくりする日。

働いてる皆さん、謝ります。すんません。



しかし、蚤の市がおもしろいんだと、「地球の歩き方」に載ってたのでふらーっとお散歩ついでに。

宿から歩いて行ける距離にあるのは「モントルイユ」の蚤の市。
歩いて、、、といっても30分ぐらい歩いたかな。

人が集まってるとこが見えてきたので、近寄って行くと、道路にビニールシート広げてお古っぽい服やガラクタが並んでる。


え、ここ?


正直これパリって言うよりメキシコって感じの雑多な感じなんですけど。

売ってる物もまじで盗品じゃないのか?と思うようなものやガラクタ。

パリ、正直がっかりだぜ。



...と思ってたら、警察がパトカーで来てみんなクモの子散らすように退散してった。



え、どういうこと?



みんなが退散して行く方に付いていってみると、あ、ありました。

ちゃんとした蚤の市会場が。
ちゃんとしたテント張って。
ちゃんとした台の上に商品並べて。


ということはさっきの人たちは勝手に売ってんのかな?
中米思い出しちゃったよ。


さて、マーケットでのお目当ては「冬服」。


近頃めっきり寒いんです!
私の最高の防寒着はパーカーのみ!寒いって!!

なので、台の上にてんこもりに盛られたアン(1)ユーロの服の山をあさる!

1ユーロでも、かわいいのがいい!と思ってものすごい勢いであさった。
しかも、これ良い!と思って引っこ抜いてみるやつ、どれもこれもが、有名ブランドなんですけどー
ハイブランドではないが、H&M、ZARA、ディーゼルやベネトンが出てくるんすよ。
買うよね!女子としては!

セーターやシャツやら4点ぐらい買って、満足!



してたら駄目だよ。ちゃんと防寒着買わにゃ!



でも、値段とデザインで気に入るのがなく、会場を後にする。
会場の外ではさっきクモの子散らしてた人たちが再び集結してお店出してた。
ぼんやり眺めてたら、黒いショートタケの丁度良い雰囲気のジャケット発見。


私「いくら?」
おじさん「トロワ(3)だ」



え、安い。これ3ユーロなん?



私「ドゥー(2)」にして。



おじさん「OK!」



・・・いいんだ!!!!!
正直3ユーロでも全然買う気だったけど、いいんだ!!!!


ラッキー。


なんか楽しくなってきて、ブーツ探し出す私。


なかなか可愛いのが無くて諦めて帰ろうとしたら、すんごい若作りのおばさんがいて、思わず見てたら、良い感じのバイカーっぽいブーツ売ってるんですよ。



高そうだけど、、、


私「いくら?」
おばさん「トロワー(3)よ」



(再び)安!!!!!



私「・・・ドゥー」にして。



おばさん「OK」



・・・いいんだ!!!!!!
言ってみるもんだよね!!
フランス語の数字、アン・ドゥー・トロワしか知らないけど、そんだけで買い物出来ちゃったよ!
蚤の市ってすごいんだね!!


浮いたお金でお茶して帰ったー


蚤の市、また行きたいな!ぜひおすすめ!!

今日はコルビュジェ氏のアパート兼アトリエへ。
もちろん設計はル・コルビュジェ氏本人。

パッシーという地区までおでかけ。
ここら辺は全然観光地では無い感じ。



アパートがたくさん建ち並んでる中に、コルビュジェ「っぽい」建物発見!

エントランスにそんなようなことも書いてあるし、間違いない。

インターホンを押してみる。



...無反応。



何回か押しても反応がない!

ドアをガッチャガッチャしてみたけど、、、開かない!!!
オートロック!!!!!



せっっかく来たのに!!!!

外観だけ見て帰るなんて嫌!!

コルブ氏が実際に使ってたアトリエだよ!?

アパートだよ!?

絶対見たいわ!!!!!



と、うろうろしてたら中から住人らしきお姉さんが出て来てドア開いた。



・・・ので、すかさず入った。



侵入成功。ふふふ。



アトリエが最上階だと言う事は分かってたのでエレベーターで最上階に行って、たどり着いたよ。

執念の勝ちだね。

中の人に3ユーロ払って見学。

憧れのアトリエ!ここでコルブ氏が!!

室内は天窓など有効に使ってあって明るい。

インテリアなどのデザインがミッドセンチュリーな雰囲気で素敵。

白い壁にハッキリとした青や赤、木調やレンガなどの組み合わせ。
そこに置かれたコルブ氏デザインの黒いレザーのソファ。
今まで見てきたコルブ氏の建物と違った印象をもたせる。正直かっこいい。

やはり自宅ということで自分の趣味に走っているんだろうか。

バスルームの入り口がまた素敵。

屋上もあってとっても気持ちいい住まい。

ここで創作活動に専念してたんだなぁ。

コルビュジェデザインはシンプルなんだけど、それだけじゃない。
細かいとこまでディティールに拘りがあるし、色使いも面白い。
機能的な部分とアートな部分(彼は画家でもある)が混ざり合って独特の雰囲気を作ってるのかな。
アールデコ様式が溢れてた時代に彼は異彩を放ってたでしょう。

新しい事へ挑戦していく姿勢。見習いたいです。

彼の描く絵も素敵。

色使いやバランス。この雰囲気、好き。
http://www.fondationlecorbusier.fr 参照しました。

今日は歩いてセーヌ川周辺を散策。

セーヌ川は特別キレイな川という訳じゃないけど、周辺の建物や橋が雰囲気があって美しい情景を作ってるんです。

そんなセーヌ川の真ん中にシテ島という小さな島があり、そこにあるのはあの、ノートルダム大聖堂。

この大聖堂、世界遺産にもなっているゴシック建築の代表作。

とにかく大きいし、装飾・彫刻が素晴らしい。
どーん!と重厚感のある正面ファサードがカッコいい!
塔の上まで登れるみたいです。有料みたいです。

川沿いをぶらぶら歩く。

街の中心部から川を渡って少し歩くと、こんな建物に出会う。

ジャン・ヌーヴェル設計 アラブ世界研究所
このガラス張りのファサード、パネル一つ一つにアラビックな雰囲気のテキスタイルシートが張ってあるのかな?と思いきや、違います!!!

この一つ一つがカメラのシャッターの用に光の量を調節してカーテンの様な役割をしているんです。

近寄ってみるとだいぶメカニックな雰囲気です。

夜、明かりが点いた頃も素敵。

中はミュージアムや図書館など。アラブ関連のものが。
図書館は無料だし、wifiもあるよ。


あとは郵便局へ荷物の受け取りに。

日本出る前に誕生日プレゼントにみんなにもらったデジカメがカナダで故障したんだー。
それを日本に送って修理してもらって、カナダに送り返してもらったんだけど、間に合わず、私がカナダ出国しちゃって。
カナダ在住のお友達に協力してもらってカナダからここパリにまた送ってもらったんだよね。

旅するカメラ。

で、そろそろ到着するはずなんだけど、まだ来てないみたい。

ちょっと不安。。。


パリ、、、と言えば、芸術・ワイン・エッフェル塔・・・

いろいろありますが、私がだいだいだいだいだい大好きなマカロンも忘れてはいけない!!!!


パリに来てからほぼ毎日マカロンを食べ歩いてます。
ケーキ屋さんにはもちろんパン屋さんにもあるし、大っきいのやら小さいのやら。。。

そして結論。
ケチって安いの買うよりやはり思い切って良いやつにお金出そう!
安いマカロンはぜーんぜんおいしくなかった。

私が一番お気に入りなのはマカロンの老舗「ラデュレ」!!

http://www.laduree.fr/en/scene

もうお店がかなり可愛いの!!
可愛いっていうかクラシカルな雰囲気で正直ちょっと入りづらい。
何回か素通りして、ようやく入った笑

こんなドレッドの汚い格好の私にでも、お店の紳士は笑顔で対応してくれたのでよかったー。
1個づつバラ売りで買えるし、店内でお茶とゆーっくり、っていうのも良いです。

もちろん味は保証します!
口に入れた瞬間、笑顔になれます!




そして今日はモンマルトルの丘へ!

途中で大好きなフランス映画「アメリ」の舞台になったあのカフェにも行ったよ。
映画の雰囲気とはちょっと違ったー
もうちょっと落ち着いた感じのお店にして欲しいな。




モンマルトルの丘には画家さんがたくさん。

みんな自分の絵を売ってるんだけど、それを見て歩いたり。
疲れたらヌテラ(ヨーロピアンみんな大好きヘーゼルナッツのチョコレートクリーム)たーっぷりのクレープ食べたり。


してたら、画家のおじさんがふらーっと近づいてきて、
「君をモデルに絵を描いていいかい?」と!
「もちろんお金なんかいらないさ。練習台になって欲しいんだ。」と!!

タダならもちろん良いでしょ!
記念になるしー
私を選ぶなんておじさんも見る目あるじゃないかと、人通りの多い中、おじさんにささーっと書いてもらう。



出来上がった絵を見せてもらうと、、、顔、外人みたい。



全く似てないけど、君の目にはこう写るんだね。と思ったけど、
「わー素敵ね!ありがとう!」
と、行こうとしたら、




「待って!お金まだもらってないじゃないか。」とおじさん。



「はぁーーーー!!????」


いやいやいやいやいやや。
お金入らないって言ったよね?練習だって言ったよね?

「でもお金に困ってるんだ。ほら、素敵に書いてあげたじゃないか!」とおじさん

いやいやいやいやいやいや!お金取るならもっと頑張って書こうよ!てか、嘘つくなよ!!

と、まくしたて「たい」が、英語がさっぱりしゃべれない私。
お金入らないっていったじゃん!というのが精一杯。

「コーヒー代だけでもいいから。そしたら僕コーヒー飲めるんだ。」とトンチンカンなことを言って引き下がらないおじさん。




しかたなく2ユーロ払った・・・・・・・



私だってお金ないんすよ、おじさん。

「ドン ライ プリーズ」

と言って立ち去る私。

なんだか、腑に落ちない少し悲しくなる出来事やった。

みなさんも、お気をつけて。

丘から見える景色見たら、鬱々した気持ちも吹っ飛んだけどね!


帰りにシャンゼリゼ通りに寄ってお散歩。
高級ブティックや高級レストランが建ち並ぶなか、「オーシャンゼリィゼェ~」と口ずさむよねー。

それにしてもヴィトンを覗けば、ほぼアジア人。
ディオール覗けば、ほぼアジア人。
・・・でした。笑


夜はエッフェル塔のライトアップ見て、今日も一日終了!

今日はサヴォア邸見学へ。
サヴォア邸といえば20世紀を代表する建築家ル・コルビュジェの代表作。

電車に揺られてポワシーまで来ました。RELに乗って往復8.6ユーロ。
そこからバスでサヴォア邸駅(villa savoya)で下車。
バス停の名前になってるから分かりやすい!

看板にしたがって歩いて行くと、ひろーい庭が見えてきて、その中央にどどーんとサヴォア邸登場!

この住宅はコルビュジェ氏が提唱する「近代建築の5原則」全てが実現された20世紀を代表する住宅と言われてます!
「近代建築の5原則」
・ピロティ・屋上庭園・自由な平面・水平連続窓・自由な立面

エントランスにピロティを設ける事で建物が浮いているような印象。
ちょっとSFっぽい雰囲気出てます。
施工当時、1930年代、みんな度肝抜かれたんじゃないですかね。

この四角い箱の中には屋上庭園として広いテラスがあるんですが、壁に囲われててプライベート感ばっちりなのに、横長に切り取られた窓のおかげで開放感もあります。

そしてリビングはテラス側一面がガラスになっていて、外と中を曖昧に繋いでいます。
かなり開放的。だけど、プライベートしっかり守られてる感じが好き。
ここも意外にも「色」が使われていて、その色合いが絶妙で空間を柔らかく彩る。

お風呂も可愛かった!

憧れの寝椅子!

中には学生さんでしょうか、いろんな人が色んなところでスケッチ書いてるんですよ。
なぜなら学生さんは入場料無料だから!

庭も広くて気持ちいいし、周りは緑に囲まれてて、すごく良い場所!
ぜひパリから足を伸ばして欲しいです。