葦毛湿原に咲く花木の花 ヤブデマリ、クロウメモドキ、アオダモなど | 団塊ジイジの Photo Diary

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4月8日に訪れた葦毛湿原の続きです。

 

このブログの続きです。

 

葦毛湿原周辺には広葉樹の森が広がっています。

 

 

静岡県との境界にある弓張山地の東山麓に葦毛湿原があります。

 

今回葦毛湿原で見かけた花木を紹介します。

 

ヤブデマリ

 

東の林縁部に白い花の咲く低木を見つけました。

 

遠くから見るとヤマボウシのようにも見えます。

 

近づいてみれば、紫陽花のような花です。

 

散房花序の中心両性花がありますがまだ開いていません。

その周辺には装飾花の構造です。

 

装飾花の花弁は5枚ですが、4枚は大きく、1枚はとても小さいです。

 

アジサイとそっくりですが、ヤブデマリです。漢字で書けば「藪手毬」かな?

ガマズミの仲間でです。レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木で、湿地に生えます。

 

クロウメモドキ

 

 

小さな白い花を見つけました。

 

ピンクの花ならウメモドキです。

詳しい人に聞けば、コバノクロウメモドキとのことです。

 

コバノクロウメモドキ、漢字で書けば「小葉黒梅擬き」です。

こうしてみれば、家紋の梅鉢にそっくりですね。

でもウメモドキの名前の由来は葉が梅に似ていることだそうです。

 

コバノクロウメモドキ(梅擬)、雌雄異株です。

ウメモドキはモチノキ科モチノキ属ですが、

こちらはクロウメモドキ科の落葉低木です。

 

 

アオダモ

 

林縁部で青梻を見つけました。

 

湿原の中にも青梻がありました。

開花の状態に差があるようでした。栄養状態も異なるのかな?

 

アオダモ、漢字で書けば「青梻」です。

モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。

最近WBCで知った話では野球のバットはこのアオダモを使っていたそうです。

ちなみに、今はメープルが多くなったそうです。

 

 

アズキナシ

 

林縁部で高木の天辺部に白い花が咲いていました。

 

アズキナシです。

漢字で書けば「小豆梨」。バラ科アズキナシ属の落葉樹です。

 

 

クロバイ

 

アズキナシの下側にはクロバイが咲きかかっていました。

咲き始めるとサワフタギのような雄蕊が目立つ白い花が咲きます。

 

クロバイ(黒灰)

ハイノキ科の常緑高木です。

 

 

その他

 

こちらはムベです。

 

ムベ(郁子)、アケビ科の常緑蔓性植物です。

天智天皇と「ムベなるかな」の言い伝えが滋賀県には残っています。

滋賀県の農家で採れた郁子の実を近江神宮に献上しているとのことです。

 

こちらはキイチゴ。モミジイチゴかな?

 

この辺りの葉はモミジバです。

 

その他アケビ、クサイチゴなどありましたが割愛します。

 

これにて葦毛湿原の記事は終了です。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

2023-4-8 葦毛湿原にて

ご訪問ありがとうございました。