今日再来受診された女性。
今年の『オレンジページ』5月号にデルデル呼吸が
紹介された時にちょっと勧めてみたところ、その記事を
読んでやってみて、すぐに
「手足の温かみが出た」と喜んでおられたのですが、
私自身そのことは忘れていました。
今日患者さんの方から、改めて
「手足が温かくなりました。ありがとうございました。」
と言われました。
その方には呼吸の話はずっとしていなかったので、
ちょっとビックリ。
これから寒くなる一方。良くなった実感をより味わって
いただけるだろうと、改めて喜んだ次第です。
デルデル呼吸指導日記-3-の方です。
デルデル呼吸が上手くできるようになり、
「治ったかと思った」ほどお腹の調子が良かったのですが、
最近またちょっと…
呼吸を確かめてみたら…
やはりまた「よく分からない」感じで、
（息を吐くためにお腹を少し膨らませて）息を吸って
それからフーッと吐いていました。
ある程度吐けてはいましたが、
「吸って吐く」ことはせずに、
ただ吐く、あるいは体の内側の圧が逃げるような感じで
息を吐く。これが出来るようになると
呼吸ー息を吸ったり吐いたりーをするのではなく、
ただ息（力）を抜いてやれば良い。吐いたままジーッと
していて非常に楽にいられる、ということが
分かります。
昨日改めて練習してもらいましたが、改めて違い、良さが
実感できたようでした。また調子が良くなると期待しています。
呼吸は動物がしているように、ということですが、やはり真剣に
取り組まなければ長年の息の仕方は変わりにくいようです。
でもあきらめずに続けると、別世界が、新世界が待っています。
最近注目されていることの一つに
体温が上がると免疫力が上がる…
というものがあるようですが、
体温は自律神経の働き、バランスが最も重要であるとか
適度な運動が大事だとか、体を温める食べ物、冷やす食べ物
などがよく取り上げられます。
しかし最大の、決定的に重要なことは
体内の圧、とりわけ腹圧と言ってまず間違いないと
思われます。
デルデル呼吸を自分で行ってみて、そうして他の人達に
勧めてみて、短時間で驚くほどの体温、皮膚温、温感の
変化を目の当たりにして確信しています。
デルデル呼吸（動物が当たり前に行っている呼吸）を
体験しないと分からないので、まだまだ分かってくれない人が
多いことは仕方がないこととは言え、残念で歯痒い思いを毎日しています。
私は呼吸を普段しているデルデル呼吸から胸式呼吸や
一般に言われている腹式呼吸に変えると、
数分すると冷えてくるのが分かります。
デルデル呼吸に戻すと、あっという間に温かくなります。
冷え症、低体温症とかで困っている方達のお役に立てるはず、
お役に立ちたいと思っています。
非接触温度計を新たに購入して
デルデル呼吸施行前後の皮膚温を測定してみました。
今日は2人の方で測定しましたが、その結果は驚くほど…
両手足の指先の温度とお臍（ヘソ）の上下の温度を測りましたが、
１０分程のデルデル呼吸で
全ての部位で温度が上昇。
平均 １℃ぐらい上がりました。これまで実感として
温かくなる人を、自分も含めてたくさん見てきましたが、
温度計を使って測ったのは初めてでした。スタッフからは
以前から催促されていましたが…
もっと数多くの人で確認して行くつもりです。
今日は4人の方に練習していただきました。
そのうち1人は初めて。40代の男性で、
長年続く腰痛と肩こり。
ギックリ腰もやったことがあり、整形その他にもかかったが
最近は持病で付き合っていくしかないかと…
受診理由はもちろん他にありましたが、一段落ということで
デルデル呼吸に興味を持っておられたので、導入。
初回にしては非常にスムーズに出来るようになりました。
途中から足が温かい感じだけではなく、
太腿から下の方がジーンとする感じ（悪くない感じ）もあったようです。
腰痛にサヨナラできる可能性があるように思いました。
楽しみです。
