デルデル呼吸で便秘解消と喜んでおられた方、
他県の方ですが、久しぶりに来院されました。
最近また調子が悪くなったと…
一般によく言われているので仕方ないのですが、
［やはり腹圧をかける］ことに意識が行き過ぎていました。
犬や猫などが、それほど腹圧をかけて排便していないことに
気付いている人は結構多いようですが
いざ自分、となるとどうしても「ウーン」と（上から下方に）腹圧をかけてしまう。
小さい頃から、親から、大人から、医師から…
当たり前のように教え込まれてきているのですから
仕方ないといえば仕方ないのですが
７０才８０才と高齢の方で、‘便秘体質’とあきらめていた方の
便秘が良くなるのですから、
小さい頃からこの呼吸法、あるいは排便法を身に付けると
人生大きく変わるのでは？
などと、
どうしても考えてしまいます。
昨日の呼吸法外来で
線維筋痛症の方、筋・筋膜性疼痛の方などがおられましたが、
デルデル呼吸をしていると、痛みが軽くなることが結構あります。
そうして眠たくなります。以前爆睡した方がありました。
寝て（横になって）デルデル呼吸をしていて楽になるのだったら、
立ったり座ったりしている時にもデルデル呼吸ができるようになると
もっともっと楽になる筈
そう考えているのですが、そこまで期待していただけないようで、
また、難しいようで残念に思います。
自然に出来るようになる人もたまにいるのですが…
以前も同じようなことを書いたかもしれません。
昨日は、お一人かなり遠方から来ていただきました。
かなり前から便秘で困っていたけど、
デルデル呼吸ダイエットの本を読んで
２日に１回ぐらい出るようになった。でもあまりスッキリは出ない…
ということで直接指導。
息の吐き方がかなりよく分かって、今までのやり方との違いが
よく分かったようでした。
分かったつもりでも、１回だけではちょっと心もとないのですが
気をつけて続けていると、きっと段々コツがつかめて
いつか快便も、とこちらの方がついつい期待してしまいます。
８０代の女性で、「毎日出るようになりました。あまり気張らずに」
という方も、さらに足のシビレ解消に向けて頑張っています。
筋肉がスカスカになるような感じと言った
２０才前の男性。
線維筋痛症という診断はあてはまらない状態でしたが、
おそらく深部筋の筋・筋膜性疼痛の状態だろうと思われました。
筋肉の突っ張り、こわばりが息を吐くとかなり緩む感じになるようで
スカスカと言ったようです。
学業も断念するしかない、と言った悲壮な感じで受診されましたが
今は自信ありといったところのようです。
顎関節の治療も少し前に始めているので
客観的には呼吸法だけの効果とは言い切れないところが
ありますが、
本人の感覚では、息を吐くといい感じ、とういうことです。
２０才前の男性です。
数ヶ月前、運動中に右肩周辺を痛め、その後背中を
中心に主に右上半身の強い痛みが続き、
整形、鍼、整体、マッサージなどに通うも効果なく
薬もノイロトロピン、リリカなどの鎮痛剤も効かず
かなり参っていた。
あるところで線維筋痛症ではないかといわれ、
精神的にも落ち気味で
少し前に受診されました。
少量の抗うつ薬と呼吸法を。１週後に
「かなり楽になりました。息を吐く時に
筋肉がスカスカになるような感じになります。」
その後もいい感じが続いて喜んでおられます。
自信めいたものもあるようです。
