Audiが来年の夏に車検を迎えるにあたって、次のクルマを探し始めてからほぼ一ヶ月。雨の中、今日はSaabの代金をお店に支払った。
さて、思い起こせば「じゃぁ、なんでSaab9000に決めたのか」ということについては記してなかった気がするので、忘れないうちに書いておこうと思う。
今回の候補をあげる前に、実はこんなことを決めておいた。
・車輌本体価格は車検切れの状態なら大体40万円まで。
・買った後に自分で手直しする部分があまり無いこと。
・アッパーミドル級以下の4ドアもしくは5ドア。
・税金が今より安くなること。
これを元に自分の好みを反映させながら探してゆくと、こんなのが出てくる。
M.BENZ 190 → 一度Eクラスに乗ると、小さいのは乗れない。パス。
ROVER 800 → 出来は凄くいいけど、エンジン逝く。パス。
Lancia THEMA(2.0) → 市場にほとんど玉なし。パス。
Alfa Romeo 75 → 40万以下は逆にアブナイ。パス。
Peugeot 405 → あっても生き残りは出涸らしになったMI(5速)なのでパス。
Peugeot 406 → この値段だと初期型のローレンジ。魅力少ないのでパス。
Citroen XANTIA → 本物のCITOROENはBXかXMまでだろ。パス。
Volvo 240か850 → 巷に多すぎて「お前もか」状態なのが嫌。パス。
Saab 9000 → 出来は可もなく不可もなく。玉は「無くもない」。
ということで、消去法で決まっていったのが今回の結果である。
そう、積極的にSAABを探して三千里、というわけではなかったのだ。
他がいないからしょうがねーか、とSAABに乗ってみたら、コレが意外や意外にヨカッタ。
・室内ひろく作ってあるし人間座らしても着座位置のロジックに破綻がない。
・勿論シートの座面は大きく取ってあるが、体重の支え方はいま一歩。
・エンジンルームは手作業するスペースは十分にあるし、空冷性もばっちり。
(エンジンルームがスカスカだと、作業効率がいいので修理代が安くなる。
また、エンジンルームに熱がこもると、それだけで電気系統がやられるから、
訳わかんない不調が出やすい。これ経験上の知恵)
・脚回りも荒れてないし、勿論お約束のパワステ・エアコンも逝ってない。
そして、そもそも今回のクルマはパッと見の印象が非常によかった。
そう、中古車ってなぜか実車をパッと見て判断できてしまう部分が多いのである。不思議だが。
ROVER 800は、最後の最後まで頭を悩ませたが、
「ダンナ、あれだけはやめといたほうがいい。商売ヌキで業者の俺が言うんだから。」というSaabのお店の兄ちゃん(こいつは結構信頼できる奴である)のコメントで忘却する決心をした。
っつーか、エンジンの水周りのライン取りが悪くて、エンジン内に水がジャジャ漏れになるなんていう有名な話は、もう5年前から知ってはいた。
406も横浜に1台ヨサゲなのがあったのだが、いわゆるボトムレンジのSTと呼ばれるグレードであり、鉄ッチンのホイールにプラカバーがついてるようなやつである。
こういうのは素性はよくても、乗ってるうちに欲が出てくると、とたんにクルマとしての魅力が失せるグレードである。
しかし、つくづくこうして眺めてみると、いわゆる世間で市場に流れる保守本流からいかにはずれているかがよく分かる。
まぁ、いままでの自分の生き方や好みや考え方をみてみれば、クルマ選びにそれが反映されてるのも理解できる。
そう、世間で言うメジャーではないのである。
メジャーなことをするのが、そういう領域に自分を置くことが嫌なのだ。
だからみんなから「だいぶ、とは言わないけど、ちょっと変わってる」って言われるのかもね(笑)
そして、そう周りから言われてるこんなオトコをオットとして選んでくれたこと、
そのオットがこんなクルマばかりをチョイスしてしまうことをただただ許してくれているわが嫁には、私は一生、頭が上がらないのである。
来週の土曜日は納車の日である。
と同時にAudiともお別れの日でもある。