K's SHOPのブログ -7ページ目

酒ぎらい − 太宰治

・酒を飲むと、気持をごまかすことができて、でたらめを言っても、そんなに内心、反省しなくなって、とても助かる。そのかわり、酔がさめると、後悔もひどい。土にまろび、大声で、わあっと、わめき叫びたい思いである。胸が、どきんどきんと騒ぎ立ち、居ても立っても居られぬのだ。なんとも言えず侘びしいのである。死にたく思う。酒を知ってから、もう十年にもなるが、一向に、あの気持に馴れることができない。平気で居られぬのである。慚愧、後悔の念に文字通り、転輾する。それなら、酒を止せばいいのに、やはり、友人の顔を見ると、変にもう興奮して、おびえるような震えを全身に覚えて、酒でも飲まなければ、助からなくなるのである。厄なことであると思っている。

如是我聞 − 太宰治

・本を読まないということは、そのひとが孤独でないという証拠である。

もの思う葦 − 太宰治

・この世の中に生まれてきたのがそもそも、間違いの発端と知るべし。