『源氏物語』雑記 -8ページ目

源氏物語⑤

こんばんは。

読んで下さりありがとうございます。

またまた「帚木」から。

光源氏 
「その片かどもなき人はあらむや」とのたまへば
頭中将
「いとさばかりならむあたりには、誰かはすかされ寄りはべらむ」

現代語訳
「今の話のような、ひとつもとりえのないという人がいるものだろうか」
「まったく、それほどひどい女がいるとしたら、そんな所には、誰がだまされて寄りつきますか」
(新全集の訳より)

 有名な雨夜の品定め。結構、黙って聞いてれば💢みたいな(笑)。
 でも、紫式部はすごい。なぜ、男性の気持ちも女性の気持ちも、こんなにもわかるのだろう。
 というか、昔の方が明け透けに、こんな話をしていたのだろうか?おもしろい。




源氏物語④

こんばんは。

読んで下さり、ありがとうございます。
『源氏物語』は、本当に単語の勉強になるなぁ、と思います。

今日は「帚木」から。

源氏
「さりぬべきはすこし見せむ。かたはなるべきもこそ
(現代語訳)
 さしさわりないのなら少し見せてあげよう。みっともないのがあってはね。

・「かたは」=不完全、見苦しい
・「もこそ」=「こそ(あらめ)」。「もこそ」は
       危惧・不安を表す。
        (『新全集』頭注より)

光源氏が、中将に手紙を見たいとせがまれ、渋っているところ。



源氏物語③

 こんばんは。
 読んで頂き、ありがとうございます。
 古典を勉強する方の、役に立てればな、と思っているのですが。
 試行錯誤。ブログは難しい〰️けれど、楽しくもあり。

 また、「桐壺」から。

 御片方の人々、世の中におしなべたらぬ選りととのへすぐりてさぶらはせたまふ。

 現代語訳
 源氏の君と葵の上のそれぞれにお仕えする女房たちは、並々ならぬ者ばかりを選りすぐってお仕えさせなさる。

 語句
・「せたまふ」の「せ」は使役。
・「おしなべたらぬ」は「並々でない」。
 「おしなぶ」=多く、「たり」を下に伴って
       「普通である」。

 左大臣が、光源氏に気を使っているところ。